日立儀器(大連)有限公司
海外拠点初の開発センターを設置し、現地市場向け製品を開発

日立儀器(大連)有限公司は、2003年に理化学分析装置の現地生産法人として設立され、液体クロマトグラフ、分光光度計などを日本や欧米に出荷してきた。2011年4月に現社名に変更、6月に日立ハイテクとして初めて海外拠点に開発センターを設置した。

開発センターづくりのプロジェクトリーダーをつとめた日立儀器(大連)有限公司小島正也総経理は、「成長著しい中国はじめアジアの国々では、製薬・食品・環境などの分野での研究や品質管理に必要な分析装置の需要が拡大しています。日立儀器(大連)有限公司は、現地ニーズに迅速・的確に対応していくために開発センターを開設しました。現地のお客様との共同研究、業界動向などから得たニーズを現地市場向けの製品開発に反映することを目的としました」と説明する。

第1期生として入社したのが、開発センターの李プロジェクトリーダーだ。「開発スタッフは那珂事業所の指導のもとで新製品の開発に取り組みましたが、経験不足でスケジュールは遅れる一方でした。それでも、中国の社会や人々が求める製品をつくりたいという信念を貫き、約1年かけて液体クロマトグラフ『Primaide』を完成させました」

2012年8月に発売された「Primaide」は、低価格ながら高性能・高品質と評価され、当初の計画通り中国市場を中心に実績を伸ばしている。

開発センターでは、さらなる市場開拓に向けて「Primaide」の周辺装置やソフトウェアを充実するとともに、中国の販売代理店との連携強化にも力を入れている。その取り組みを通じて得られたお客様ニーズや情報をもとに、新たな製品開発を進めている。

今後は、株式会社日立ハイテクサイエンスのマーケティングを活用し、原価意識を徹底しつつ、開発・生産体制のさらなる強化、有力企業とのコラボレーションや、システム展開(専用機の開発など)を進めていく。

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