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Hitachi

株式会社 日立ハイテクノロジーズ

日立ハイテクグループの事業特性を生かした貢献を行うことで、「企業市民」としての社会的責任を果たしていきます。

社会貢献活動

基本方針

日立ハイテクノロジーズグループは、社会貢献活動において、「人づくり」、「環境」、「地域貢献」を注力分野に定めるとともに、それらの活動を本業と結び付け、本業で培ったリソースを社会の課題解決につなげていくことで価値を創造するCSV※を追求しています。社会に対する価値の創造と自社の成長を一体的にとらえた活動を推進し、真のCSR 企業となることをめざしています。

※CSV(Creating Shared Value):共通価値の創造

理科教育の振興支援

児童・学生の理科離れの問題は、将来の産業を担う「人財」の育成にとって重要な課題となっています。「ハイテク・ソリューションによる価値創造」を基本理念とし、サイエンス・技術を事業基盤とする当社グループでは、理化学機器をはじめとした当社の「技術」「製品」を最大限に活かし、理科教育の振興支援を行い、人財育成 . 社会の発展に貢献します。

1. 電子顕微鏡を通じて子ども向けの理科教育活動を支援

日立ハイテクが製造・販売している卓上型電子顕微鏡を活用した理科教育支援活動を行っています。身近な物をミクロのスケールで見る体験を通じて、子どもたちの科学技術への興味関心を喚起することを目的としており、小・中学校への出前授業や、科学館・企画展などへの展示など、さまざまな学習イベントに協力しています。日本では東京都や福島県での出前授業を中心に、2015 年度は約3,000 名の子どもたちにミクロの世界を体験してもらいました。本活動は日本国内のみならず海外でも展開しており、北米・南米では販売代理店との連携や専用のWebサイトの開設により活動の件数・対象エリアを拡大するなど、活動内容の充実を図っています。欧州ではドイツの教育プロジェクト向けに卓上型電子顕微鏡を2011年から2015 年まで無償で提供しました。
今後も活動の対象エリアを拡大しながら、さまざまな関連団体との協力関係を構築するとともに戦略的にプログラムを実施し、科学研究を担う次世代人財育成への貢献を通じて、社会に価値を提供していきます。

(1)小・中学校への出前授業
(2)施設展示(科学館・企画展)
(3)スーパーサイエンスハイスクール(SSH)への協力

2. ラジオ番組「サイエンスキッズ」

小学生を対象としたラジオ番組「サイエンスキッズ(文化放送)」を提供し、子どもたちの科学への好奇心を育む活動を行っています。

3.グループ企業との連携

理科教育の振興支援は弊社のみならずグループ企業とも連携し、より広い地区や分野で行っています。
日立ハイテクフィールディングでは2001年より子どもたちに自然の大切さを伝え、自然界の神秘・科学技術の素晴らしさを体験・学習してもらうために、地元小学校への支援プログラムを継続しており、弊社も本プログラムに参画しています。

日立ハイテクサイエンスと連携し、2015年度に宮城県岩沼市で開催の「理科大好きフェスティバル」で日立ハイテクサイエンスで製造・販売している蛍光X線分析装置を使った科学教室を開催しました。

地球環境保全

当社グループでは、日立グループの環境ビジョンを基に環境事業や環境経営を推進しています。本業を通じて環境保全に貢献するとともに、企業、従業員およびその家族らによる各種活動により、地域における生態系保全など地球環境保全の活動を推進していきます。

1. 植林活動の実施

日立ハイテクノロジーズは、林野庁の「法人の森林」制度を利用し、茨城県石岡市に約2.3haの国有林を借り受けています。その国有林を「日立ハイテクやさとの森」と命名し、2005年から60年間にわたる育林活動に取り組んでいます。また、日立ハイテクフィールディングも、同制度を利用し茨城県日立市(2002年開始、1.8ha)と三重県いなべ市(2003年開始、1.0ha)に土地を借り受け、「HISCO*の森」植林活動を推進しています。森を育てるために行う下草刈りや枝打ちなどの作業には、新入社員や社員有志とその家族が参加しています。今後も、苗木が成長し伐採されるまで継続的に森を育て、地球環境の保護・地球温暖化の防止に寄与していきます。

  • * HISCO:
    日立ハイテクフィールディングの旧英文社名であるHitachi Instruments Service Co.,Ltd.の頭文字。

「日立ハイテクやさとの森」育林活動

「日立ハイテクやさとの森」は、2005年4月に社員とその家族がヒノキなどの苗木5,600本を植樹したことから始まりました。植樹の時には30cm程度だった苗木は、現在では8mを超える高さまで成長しています。森林を育てることにより、二酸化炭素の吸収・貯蔵による地球温暖化防止への貢献などの環境保全効果があります。

2.生物多様性の保全

経済発展が進み、世界各地で都市化などさまざまな開発が行われている一方で、自然環境の破壊や汚染、資源の過剰な利用が進み、地球の生物多様性が危機に直面しています。日立ハイテクグループは、地域社会・環境NPO 団体等と連携・協働し、生物多様性保全活動に積極的に取り組んでいます。2016年度からは全社の環境行動計画に生物多様性保全活動を組み込み、グループ全社で意識向上を図っています。

3.地域清掃活動の実施

当社グループの各事業拠点では、地球環境保全活動のひとつとして事業所周辺および近隣地域の清掃活動を定期的に実施しています。関西支店では、2015年6月に「須磨海岸クリーン作戦」に日立ハイテクグループの社員とその家族20名が参加しました。また、笠戸地区では、日立グループの一員として、2015年7月に実施された「笠戸島はなぐり浜周辺清掃活動」(山口県)に社員有志が参加しています。5,11月には、日立ハイテクファインシステムズから30名が参加し、児玉工業団地工業会主催のクリーン作戦を行い、工場周辺や歩道のゴミ拾いを行いました。上記以外の国内拠点・グループ会社でも、事業拠点近隣の清掃活動を定期的に行っています。また、2015年1月より開始した本社ビル周辺清掃活動では、累計で295名が参加しています。

4. 環境出前事業の実施

日立ハイテクノロジーズ上海会社では、小学生向けの環境出前授業「日立環保課堂」を実施しています。これは、子どもたちの環境意識の向上と責任感の育成を目的に、中国国内の日立グループ各社が各地で開催しているボランティア活動です。2015年9月から10月まで、上海オフィスの社員が、中学生を対象にし、環境問題をテーマとして4回の出前授業を実施しました。水・ゴミ・空気という三つの課題に分け、中学生の環境保全意識を高め、持続的に成長・発展するための分析力・問題解決力の育成に努めました。特に、李克強首相が2014年9月の世界経済フォーラム・夏季ダボス会議で発言した「大衆創業、万衆創新(大衆による起業、民衆によるイノベーション)」の理念を伝え、テーマの一つである中学生から社会的責任感を持って行動し、環境保全意識を高めることの重要性を伝えました。

地域への貢献/その他

企業活動はステークホルダーと密接に関わっています。地域社会も重要なステークホルダーのひとつであり、良好な関係構築に努めていきます。

2015年度の活動

地域のNPOと協力しチャリティ古本市を開催
当社では東京都港区に本社を置く6つの企業と特定非営利活動法人(NPO)みなと障がい者福祉事業団で構成されるチャリティ古本市実行委員会の一員として、10月に東京都港区新橋桜田公園において、チャリティイベント「本でつながるみなとの絆~ チャリティ古本市」を開催しました。
本イベントは、みなと障がい者福祉事業団が取り組む「区民・企業・行政が協力しあい共に支え合う地域社会の実現」への貢献と、古本販売を通じた紙資源のリユース促進による環境保全を目的としたものです。古本市の売上金は福祉事業団に寄付、港区内の障がい者の雇用促進・自立支援に利用されます。
第64回 勝田全国マラソン大会に協力
2016年1月に開催された「第64回勝田全国マラソン大会」に対して、当社の那珂地区から交通整理や記録係などの大会運営ボランティアに多くの従業員が協力しました。
本大会は、毎年全国各地から1万人以上のランナーが集まる市民マラソン大会であり、今回も2万人を超え盛大な大会となりました。今後も大会の円滑な運営・進行のために協力を継続していきます。
「Cougars(クーガーズ)」による地域交流
女子バスケットボールチーム「Cougars(クーガーズ)」は、活動の拠点である茨城県ひたちなか市を中心に、近隣保育園でのバスケットボール教室や小中学生を対象としたバスケットボールクリニックを全国で行い、地域の方々と交流する活動に積極的に参加し、地域のスポーツ振興に貢献しています。
また障がい者支援の一環として、毎年、社会福祉法人自立奉仕会の茨城福祉工場を訪問し交流会を開催しています。
白井梨マラソンへのサポート
当社の社宅がある千葉県白井市では、毎年秋に白井梨マラソンが開催されています。当社では大会運営をサポートするとともに、多くの従業員と家族が参加して地域交流を深めています。

那珂地区のワクチン寄付ボランティア活動

那珂地区は、ペットボトルを分別回収し、資源として売却しています。この売却益を「認定特定非営利活動法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)」へ寄付することで、ワクチンおよび関連機器を開発途上国の子どもたちに届けるボランティア活動に参加しています。従業員の呼びかけで始まったこの活動は8年目を迎えています。

地域社会関連のデータハイライト
  単位 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度
社会貢献活動支出額※1 百万円 98 34 35 43 36
理科教室参加者数(国内) 416 1,510 2,422 1,969 2,948

※1 自主プログラムの運営、社会貢献活動への従業員参加・派遣、寄付などに支出した金額(日立ハイテクノロジーズ単独実績)