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Hitachi

株式会社 日立ハイテクノロジーズ

日立ハイテクグループの事業特性を生かした貢献を行うことで、「企業市民」としての社会的責任を果たしていきます。

社会貢献活動

基本方針

日立ハイテクグループは、社会貢献活動において、「人づくり」、「環境」、「地域貢献」を注力分野に定めるとともに、それらの活動を本業と結び付け、本業で培ったリソースを社会の課題解決につなげていくことで価値を創造するCSV※を追求しています。社会に対する価値の創造と自社の持続的な成長を一体的にとらえた活動を推進し、真のCSR 企業となることをめざしています。

※CSV(Creating Shared Value):共通価値の創造

理科教育の振興支援

児童・学生の理科離れの問題は、将来の産業を担う「人財」の育成にとって重要な課題となっています。「ハイテク・ソリューションによる価値創造」を基本理念とし、サイエンス・技術を事業基盤とする当社グループでは、理化学機器をはじめとした当社の「技術」「製品」を最大限に活かし、理科教育の振興支援を行い、人財育成と社会の発展に貢献します。

1. 電子顕微鏡を通じて子ども向けの理科教育活動を支援

日立ハイテクが製造・販売している卓上型電子顕微鏡を活用した理科教育支援活動を行っています。身近な物をミクロのスケールで見る体験を通じて、子どもたちの科学技術への興味関心を喚起することを目的としており、小・中学校への出前授業や、科学館・企画展などへの展示など、さまざまな学習イベントに協力しています。
日本では東京都や福島県での出前授業を中心に、2016 年度は約8,000 名の児童・学生たちにミクロの世界を体験してもらいました。本活動は日本国内のみならず海外でも展開しており、北米・南米では販売代理店との連携や専用のWebサイトの開設により活動の件数・対象エリアを拡大するなど、活動内容の充実を図っています。
海外では、台湾で現地社員による現地学校に向けた出前授業を実施しました。また、上海、大連、韓国では現地日本人学校での出前授業を行い、今後は台湾と同様に現地社員による現地学校向けの出前授業を計画しています。
今後も活動の対象エリアを拡大しながら、さまざまな関連団体との協力関係を構築するとともに戦略的にプログラムを実施し、科学研究を担う次世代人財育成への貢献を通じて、社会に価値を提供していきます。

(1)小・中学校への出前授業
(2)施設展示(科学館・企画展)
(3)スーパーサイエンスハイスクール(SSH)への協力

2. ラジオ公開録音イベント「ネクストサイエンスジャム」

小学校高学年から中学生を対象とした、子どもたちの「科学する心を育む」プロジェクトとして、日立ハイテクと文化放送が協力して科学実験とラジオの公開録音を一体にしたイベントです。
科学に関する専門家を招いたトークショーや、電子顕微鏡を使った講座、文部科学省指定校のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の高校生の協力による実験教室など、科学に興味を持つきっかけとなるようなプログラムを実施しています。

3.グループ企業との連携

理科教育の振興支援は、当社のみならずグループ企業とも連携し、より広い地区や分野で行っています。
日立ハイテクフィールディングでは2001年より子どもたちに自然の大切さを伝え、自然界の神秘・科学技術の素晴らしさを体験・学習してもらうために、地元小学校への支援プログラムを継続しており、当社も本プログラムに参画しています。

日立ハイテクサポートと連携し、2016年度に特別支援学校の東京都立永福学園で出前授業を実施しました。授業後半では日立ハイテクサポートに就業した卒業生から現在の業務内容説明や、受講証書の授与式を行いました。

地球環境保全

日立ハイテクグループでは、日立グループの環境ビジョンを基に環境事業や環境経営を推進しています。本業を通じて環境保全に貢献するとともに、企業、従業員およびその家族らによる各種活動により、地域における生態系保全など地球環境保全の活動を推進していきます。

1. 植林活動の実施

日立ハイテクノロジーズは、林野庁の「法人の森林」制度を利用し、茨城県石岡市に約2.3haの国有林を借り受けています。その国有林を「日立ハイテクやさとの森」と命名し、2005年から60年間にわたる育林活動に取り組んでいます。また、日立ハイテクフィールディングも、同制度を利用し茨城県日立市(2002年開始、1.8ha)と三重県いなべ市(2003年開始、1.0ha)に土地を借り受け、「HISCO*の森」植林活動を推進しています。森を育てるために行う下草刈りや枝打ちなどの作業には、新入社員や社員有志とその家族が参加しています。今後も、苗木が成長し伐採されるまで継続的に森を育て、地球環境の保護・地球温暖化の防止に寄与していきます。

  • * HISCO:
    日立ハイテクフィールディングの旧英文社名であるHitachi Instruments Service Co.,Ltd.の頭文字。

「日立ハイテクやさとの森」育林活動

「日立ハイテクやさとの森」は、2005年4月に社員とその家族がヒノキなどの苗木5,600本を植樹したことから始まりました。植樹の時には30cm程度だった苗木は、現在では10mを超える高さまで成長しています。森林を育てることにより、二酸化炭素の吸収・貯蔵による地球温暖化防止への貢献などの環境保全効果があります。

2.生物多様性の保全

経済発展が進み、世界各地で都市化などさまざまな開発が行われている一方で、自然環境の破壊や汚染、資源の過剰な利用が進み、地球の生物多様性が危機に直面しています。日立ハイテクグループは、地域社会・環境NPO 団体等と連携・協働し、生物多様性保全活動に積極的に取り組んでいます。2016年度からは全社の環境行動計画に生物多様性保全活動を組み込み、グループ全社で意識向上を図っています。

3.地域清掃活動の実施

日立ハイテクグループの各事業拠点では、地球環境保全活動のひとつとして事業所周辺及び近隣地域の清掃活動を定期的に実施しています。
本社では、2015年1月より開始した本社ビル周辺清掃活動も第10回を迎え、累計で432名が参加しています。また、3年間継続して港区芝地区生活安全・環境美化活動推進協議会が主催する「芝地区クリーンキャンペーン」に参加したことに対して、2016年7月に同協議会より感謝状を授与されました。
関西支店では、2016年5月に「須磨海岸クリーン作戦」に日立ハイテクグループの社員とその家族22名が参加しました。
笠戸地区では、2016年5月に下松市「市内一斉ごみゼロ運動」に社員が15名参加しました。

地域への貢献/その他

企業活動はステークホルダーと密接に関わっています。地域社会も重要なステークホルダーのひとつであり、良好な関係構築に努めていきます。

2016年度の活動

地域のNPOと協力しチャリティ古本市を開催
日立ハイテクでは東京都港区に本社を置く6つの企業と特定非営利活動法人(NPO)みなと障がい者福祉事業団で構成されるチャリティ古本市実行委員会の一員として、10月に東京都港区新橋桜田公園において、チャリティイベント「本でつながるみなとの絆~ チャリティ古本市」を開催しました。
本イベントは、みなと障がい者福祉事業団が取り組む「区民・企業・行政が協力しあい共に支え合う地域社会の実現」への貢献と、古本販売を通じた紙資源のリユース促進による環境保全を目的としたものです。古本市の売上金は福祉事業団に寄付、港区内の障がい者の雇用促進・自立支援に利用されます。
第65回 勝田全国マラソン大会に協力
2017年1月に開催された「第65回勝田全国マラソン大会」に対して、当社の那珂地区から交通整理や記録係などの大会運営ボランティアに多くの従業員が協力しました。
本大会は、毎年全国各地から1万人以上のランナーが集まる市民マラソン大会であり、今回も2万人を超え盛大な大会となりました。今後も大会の円滑な運営・進行のために協力を継続していきます。
「Cougars(クーガーズ)」による地域交流
女子バスケットボールチーム「Cougars(クーガーズ)」は、活動の拠点である茨城県ひたちなか市を中心に、近隣保育園でのバスケットボール教室や小中学生を対象としたバスケットボールクリニックを全国で行い、地域の方々と交流する活動に積極的に参加し、地域のスポーツ振興に貢献しています。
また障がい者支援の一環として、毎年、社会福祉法人自立奉仕会の茨城福祉工場を訪問し交流会を開催しています。
白井梨マラソンへのサポート
当社の社宅がある千葉県白井市では、毎年秋に白井梨マラソンが開催されています。当社では大会運営をサポートするとともに、多くの従業員と家族が参加して地域交流を深めています。

那珂地区のワクチン寄付ボランティア活動

那珂地区は、ペットボトルを分別回収し、資源として売却しています。この売却益を「認定特定非営利活動法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)」へ寄付することで、ワクチンおよび関連機器を開発途上国の子どもたちに届けるボランティア活動に参加しています。従業員の呼びかけで始まったこの活動は9年目を迎えています。

日立ハイテクノロジーズアメリカ会社の活動

食事の配達
グリーンビル事務所では、2015年度に続き、2016年度も、病気や障がいのある人や、介助が必要なお年寄りのような、住まいから出られない人びとに対し、食事を配達するボランティア活動を行いました。
おもちゃの寄付
サンフランシスコ事務所では、2016年12月に、恵まれないこどもたちに新しいおもちゃを寄付する慈善団体のイベントに参加し、おもちゃを集め寄付をしました。
社員のこどもたちを職場に招待
ダラス、オレゴン、シカゴにある事務所では、毎年4月の第4木曜日に、社員のこどもたちを職場に招待し親の働く姿を見てもらい、将来の職業を考える機会を提供しています。その日は、こどもたちの希望により、職場を案内したり、学習会を開催する等を行います。
地域社会関連のデータハイライト
  単位 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度
社会貢献活動支出額*1 百万円 40 41 51 48 77
理科教室参加者数(国内)*2 1,510 2,422 1,969 2,948 8,007
*1
自主プログラムの運営、社会貢献活動への従業員参加・派遣、寄付などに支出した金額(NPO団体への寄付を含む)(国内外連結実績)
*2
2016年度参加者数には、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)巡回校での装置使用者数を含む