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Hitachi

日立ハイテクフィールディング

杉浦 聡

杉浦 聡

PROFILE
大学時代の専攻は物質工学科。有機化合物や化学製品について研究し、液晶フィルムの開発などに携わっていた。化学・薬品系の企業への就職を希望していたが、大学に届いた日立ハイテクフィールディングの応募案内を見て、「サービスエンジニア」という見慣れない職種名に興味が湧き、説明会への参加を経て、入社。2008年から海外業務に携わるようになり、5年間台湾に駐在した経験の持ち主。現在は本社の海外サービス事業推進センタに所属し、海外からの技術的な相談窓口を担っている。

海外でも「サービスの価値」を高めたい

杉浦 聡

2008年から2012年までの5年間、台湾に駐在し、半導体評価装置の据付や修理・メンテナンスに携わっていました。スマートフォンの新製品の製造が決まれば、100台単位で新しい装置が納入されるなど、そのスケールはまさに海外ならでは。人の違い、文化の違い、働き方の違い、そして、ビジネスに対する考え方の違い。現地のエンジニアやお客様とのコミュニケーションに苦労した時期もありましたが、台湾での5年間の駐在経験は、私にいろいろなことを気づかせてくれました。
例えば、日本のサービスエンジニアは、実際の作業以外にもお客様に対してさまざまな提案をします。予防保全のための提案書を作ってご案内をしたり、お客様の装置の使い方に合わせたカスタマイズやシステムの入れ替えを提案したり。そういった+αの仕事にも積極的に取り組んでいるのですが、現地では修理や点検などの決まった仕事を確実にこなしていくことが第一優先。しかし、それだけでは近い将来、お客様から見離されてしまうでしょう。
現在、私が駐在していた台湾をはじめとする海外には、半導体関連の装置が毎年たくさん納入されていて、畑は既に広がっているという状況です。その中で、私たちが取り組むべきことは、海外のお客様から「サービスの価値」を認められるようにすること。海外では、装置を納めた後のサービスはあくまでも「おまけ」になりがちなのが現状ですが、サービスの対価としてお金を払うというビジネスが認められれば、海外における我々の存在価値はより高まるはずです。

サービス全体の技術力向上が海外での成長の鍵

杉浦 聡

サービスの対価としてお金を払っていただける仕組みを海外で浸透させるには、まずは常にお客様以上に知識や技術を磨いていかなければなりません。しかし、知識・技術を持った人財がたった一人いるだけでは意味がありません。海外各地で技術的な知識を持ったサービスエンジニアをどんどん育成していくことが、今後私が力を入れて取り組んでいきたいことのひとつです。
教える際に最も意識しているのは、正しい知識を学べるきちんとした環境を整えること。先輩から聞いた話を鵜呑みにしたり、横目で見た知識がすべてだと勘違いをしてしまったりすると、もしも先輩の言っていたことが正しくなかった場合に誤ったノウハウが広まってしまうケースもあるので。私自身の課題も、技術を枯らさないこと。現在の部署は電話やテレビ会議での技術支援の対応が多く、毎日国内のお客様先を駆け巡っているサービスエンジニアと比べると装置を触る機会も少ないので、技術力がなまらないか危機感を感じています。そのため、現場のエンジニアと対等、またはそれ以上に技術の話ができるように、工場に足を運んで最新の装置に触れたりして、技術を継続的に磨くように心がけています。