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日立ハイテク
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分光蛍光光度計 F-2700

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小形蛍光光度計の集大成、誕生!

クラスを超えた高性能、機能、操作性、すべてに日立の技術を惜しみなく注ぎ込みました。

価格:\2,100,000~(PC含まず)

取扱会社:株式会社 日立ハイテクサイエンス

特長

検出感度はクラス最高レベルを実現(S/N 800以上)

信頼の高効率光学系を採用

正確な0点調整機能と幅広いダイナミックレンジ

測定をサポートする安心の技術

操作パネルが標準装備

PCなしで使用可能文字は携帯電話感覚でらくらく入力

自動性能確認機能を標準搭載

豊富なアクセサリ

高感度測定:検出感度はクラス最高レベルを実現(S/N 800以上)

クラス最高レベルの高感度を実現しました。

日立独自の高効率の回折格子、低ノイズ検出系により、極めて低い濃度の測定が可能であり、微量成分、微少量サンプルの測定に大きな効果を発揮します。0.001~9999の範囲で蛍光強度が表示されます。
低い蛍光強度でも十分な直線性が得られ、1×10-12mol/Lオーダーの極微量のフルオレセインを検出可能です。
1×10-12mol/L~1×10-10mol/Lの極低濃度領域において相関係数0.9998の良好な直線性が得られています。

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性能確認機器を標準搭載

日本工業製品規格の蛍光光度分析通則(JIS K 0120)に準拠したバリデーション機能を内蔵しています。 スタンドアロンでは、一連の試験を冶具などの取り外しなしで、全自動で行うことが可能です。 性能確認結果は、保存およびレポート出力ができます。

以下の項目を確認できます。

  • 感度
  • 安定度
  • 波長正確さ(励起側/蛍光側)
  • 波長繰返し精度(励起側/蛍光側)
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仕様

項目内容
操作方式 スタンドアロン または PC制御
光源 150Wキセノンランプ(オゾン 自己解消ランプハウス)
測光方式 単色光モニター比演算測光方式
感度 水のラマン光S/N800以上(RMS)
バンドパス5nm レスポンス2s
スリット 2.5、5、10、20nm(励起・蛍光側とも)
波長走査速度 60~3,000nm/min(4段)+PC制御のみ12,000nm/min
大きさ/質量 600mm(W)×503mm(D)×343mm(H)/約41kg
電源 AC100、115、220、230、240V 50/60HZ、400VA

測定例

材料分野

粉体試料量子収率測定システム:MgWO4の蛍光量子収率測定結果

有機EL、白色LED、量子ドット、蛍光プローブなどの発光効率の評価に蛍光量子収率測定が行われています。 本システムでは、粉体試料のままで量子収率測定が可能です。
量子収率測定ユニットは、Φ60積分球付属装置と粉末試料セル、標準白板、量子収率演算プログラムから構成されます。別途、スペクトル補正キットが必要です。
600nm以上の長波長領域の測定の際には、R928Fホトマルと補正用の副標準光源を用います。散乱光の2次光がサンプルの蛍光スペクトルと重複する場合、カットフィルタを用います。
ランプ用蛍光体であるMgWO4の蛍光量子収率は、0.81と得られました。

* 量子収率測定は、PC制御時のみ可能です

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MgWO4の蛍光量子収率測定結果
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オプション

  • 量子収率測定ユニット
  • R928Fホトマル
  • スペクトル補正キット
  • 副標準光源
  • フィルタセット

スペクトル補正対応システム:Cd/Se量子ドットの蛍光スペクトル測定例

蛍光光度計のランプや検出器、光学素子には、それぞれ波長特性があります。測定したスペクトルには装置特有の波長特性が反映されたデータとなります。量子収率の測定、文献など他の装置で得られたスペクトルと比較する際には、スペクトル補正が必要になります。
220~600nmのスペクトル補正には、スペクトル補正キット(ローダミンB法)を用います。600nm以上の補正には、副標準光源を用います。
Cd/Se量子ドットの蛍光スペクトルを測定しました。量子ドットは、直径数nmの半導体素材からなり、粒径によって蛍光波長をコントロールできるというユニークな特徴が注目されており、蛍光プローブや太陽電池への応用が進んでいます。スペクトル補正を行うことにより正確な蛍光特性の把握に役立ちます。

* スペクトル補正は、PC制御時のみ可能です

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Cd/Se量子ドットの蛍光スペクトル
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オプション

  • R928Fホトマル
  • スペクトル補正キット
  • 副標準光源
  • フィルタセット

バイオ分野

極微量試料測定システム:PicoGreenを用いたDNA測定例

バイオ分野では、DNAなど試料量が十分得られないことが多く、極微量での蛍光測定が要望されます。F-2700形では、微量セルホールダを用いることで100µL程度の試料で測定が可能です。PicoGreen®を用いた2本鎖DNAの測定例を紹介します。
PicoGreenは、サンプル中に混在するRNA、1本鎖DNA、タンパク質等の影響を受けず、2本鎖DNAを特異的に高感度に測定できます。
100µL程度の試料量でもノイズの小さなスペクトルが得られています。スペクトル形状の確認に最適です。
検出感度・定量精度を求める場合には、最少試料量200µLのミクロセル(標準タイプ P/N 650-0116、低散乱タイプ P/N 650-0171)を用意しています。
こちらを使用することで、10mmセルとほとんど変わらない感度で測定できます。

* 極微量セルは別途必要となります

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100µLで測定したPicoGreen溶液の蛍光スペクトル
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オプション

  • 微量セルホールダ

* PicoGreen®:Quant-iTTM PicoGreen® dsDNA Assay Kitは、Thermo Fisher Scientific Inc.とその関連会社の登録商標です。

分光光度計(UV-Vis/NIR)の測定例を紹介します。

「紫外・可視分光光度計で何ができる?」から「分光光度計の仕組み」まで、知っておきたい分光光度計の基礎を紹介します。

蛍光法における装置間機差を補正するための方法や散乱光の除去に関する方法を紹介します。

固体試料ホールダを使用したプラズマディスプレイの蛍光スペクトル測定例を紹介します。

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