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Hitachi

日立ハイテクサイエンス

画像:FMS_OE750

 新型コロナウイルス感染症の拡大により、各国でロックダウンなどの対策がとられ、自動車やノートパソコンなどの部品工場が集積する東南アジアでは、工場の稼働停止の影響で部品の供給が停滞傾向にあります。

 対策として別の地域からの部品調達や生産拠点の増設など供給網の見直しに伴い、部品の受入検査や製造時の化学成分調整が改めて重要になります。

 本資料では、品質管理に適したFOUNDRY MASTER Smart (FMS)と微量元素管理まで可能なOE750による真鍮製銅管部品の元素分析例をご紹介します。

真鍮部品の元素分析

分析方法

表1 装置仕様
FMS OE750
光学系 パッシェン・ルンゲ パッシェン・ルンゲ
焦点距離 300 mm 400 mm
光回折格子溝数 1774 本/mm 2400 本/mm
検出器 マルチCCD マルチCMOS
観察波長
範囲
174~420 nm
(最大波長671 nm Cu, Na, Li用)
119~766 nm
表2 試料の前処理方法および分析条件
試料 銅管用継手 (C3604 BD)
前処理方法
(研磨)
卓上試料研磨機 IM-P2 (IMT)
回転速度:50~400 rpm
研磨紙:#80
分析条件 Cu-Zn合金用分析プログラム

分析結果

  • 試料の測定面を研磨し、各装置でそれぞれ3箇所測定し、平均値を算出しました (表3)。
  • 両装置において、試料は規格値内であることが確認できました。
  • FMSはコストパフォーマンスに優れ、合金種判定や品質管理に最適なモデルです。

表3 FMSおよびOE750の測定結果

FMSおよびOE750の測定結果

(単位: wt%)

不純物元素の分析

  • OE750はCMOS検出器を採用しており、CCD検出器を採用しているFMSと比較して分解能が倍に向上しています。
  • OE750では、PやBi、Alなどの不純物元素においてFMSと比較し安定した測定が可能です (表4) 。
  • 合金種判定にはFMS,不純物管理にはOE750というように、用途に合わせて最適な分析装置を選定いただけます。

表4 FMSおよびOE750の測定結果 (抜粋)

FMSおよびOE750の測定結果

(単位: wt%)