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リアルビューTG/DTAによるポリエチレンの酸化誘導時間測定(2)

TG/DTAによるポリエチレン試料の酸化誘導時間測定です。
窒素雰囲気下で昇温したのち、230℃等温で空気雰囲気へ切替えてからのチャートです。
試料(1)では、空気導入後約10分でDTAに酸化による発熱が始まっています。
画像ではピークの立ち上がりとともに、形状に少しずつ変化が現れています。
DTAのピークを越えると、表面に凹凸ができるのと並行して色が変わっていくのが見られ、酸化分解反応が進行しているのが分かります。
30分経過では分解生成物が試料の周囲に広がっているのが見えますが、元の試料は概ね四角い形状を維持しています。
試料(2)では、空気導入後約15分以降で発熱変化が始まっており、酸化誘導時間評価としては、試料(1)よりも耐熱性が高いと考えることができます。
画像では、DTAピークを越えた20分あたりから大きく形状が変化していき、茶色い分解生成物が流れ広がっていくのが分かります。
30分経過では、元の試料形状から大きく崩れて円形になっており、試料(1)の方が酸化分解後の形状安定性が高いと考えることができます。