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NBRのリアルビューTG/DTA

ゴム試料の成分定量を行った例です。
初めは、窒素雰囲気下で昇温しています。TG曲線では、熱分解により多段階に質量が減少しています。
軟化剤などの有機系添加剤の揮発や分解反応、および、主成分のゴムの熱分解です。
画像では、主成分のゴムが減るので、試験片のサイズが小さくなっていく様子が分かります。
熱分解が完了後、冷却したのちに空気雰囲気に切替えて昇温すると、添加剤のカーボンブラックが酸化分解しますが、この時、試料の色が黒色から白色へ変化しています。よく見ると、赤く発光したのが見えます。
DTA発熱ピークが大きいように、激しい酸化分解反応なので、発炎のように赤くなったと思われます。
最終的には、添加物、高分子、カーボンなどが脱離し、ポーラスに、かつ、収縮した試料が残ることが分かります。