Software for NEXTAは標準規格に沿った測定をサポートするガイダンス機能や、初心者にも使いやすい測定モードを搭載した新しい熱分析ソフトウェアです。熱分析に慣れていない方には使いやすく、使い慣れた方にも従来の操作性を維持しつつ、新しい機能を追加しました。ここでは、Software for NEXTAに搭載されたさまざまな機能について紹介します。
以下に主な機能の詳細を紹介します。
標準規格ガイダンスではJIS、ISO、ASTMなどの規格に沿った測定ができます。
試料量、温度範囲、昇降温速度、ガス流量などの条件が規格通りになるようにソフトウェアがガイダンスします。
JIS | JIS K 7123, JIS K 7121, JIS K 7122, JIS K 6762, JIS K 6240 |
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ISO | ISO11357-4, ISO 11358-3, ISO 11357-3, ISO 11357-2, ISO 22768 |
ASTM | ASTM E1269, ASTM E1641-16, ASTM E794-06, ASTM E793-06 |
よく測定するサンプルを誰でも簡単に測定できるように、ユーザー様独自のガイダンスを作成することができます。ガイダンスの作成には、サンプル作成方法やサンプル質量、試料容器の選択等、を記載、設定することが可能で、作成したガイダンスの説明を見ながら測定することで、誰でも同じ測定を実施することをサポートします。
較正ガイダンスを使用することで、装置較正に不慣れなユーザーでも簡単に較正をすることができます。各標準物質に適した測定条件が自動的に設定されるだけでなく、測定後の解析から較正も自動で行われます。最終校正日から一定の日数が経過すると、再校正を促すメッセージが出るように設定ができます。また、お客様独自に較正方法を決めている場合、その手順をガイダンスに設定することができ、このガイダンスを使用することで、誰でも簡単に校正をすることが可能です。
お客様独自に較正方法を決めている場合、その較正手順をガイダンスに設定することができます。操作に慣れないオペレーターでも、ガイダンスに従って較正することができます。
Software for NEXTAでは2つの測定モードを選択できます。初心者にも使いやすいシンプルモードと、従来のソフトウェアの使い方を継承したスタンダードモードです。
シンプルモードは、測定条件を事前に保存しておくことで、測定時には必要最小限のサンプル情報を入力するだけで測定ができるモードです。この測定モードを使うことで、複雑な測定条件の入力、確認等を省略し、操作時間の短縮、オペレーターの入力ミスを低減することができます。
スタンダードモードは従来のソフトウェアと同様に細かい測定条件の変更・設定が可能です。アイコンが大きくなり、タッチ操作に対応したことで、従来よりも操作性が向上しました。
試料観察熱分析(Real View)は試料の変化を観察しながら測定するユニットです。測定後にはサンプル画像の測長、拡大や、熱分析の変化と試料の変化が連動する動画を作成することができます。
また、熱分析のデータ上に複数の画像を表示したり、画像データを編集する機能が搭載されています。
画像挿入により、解析ソフト上で画像を複数枚表示し比較することができます。
画像編集をすることで、試料表面の凹凸や層の境目がはっきりとわかるようになりました。
画像編集により、試料表面の細かな筋や気孔がよく見えるようになります。さらに細かい領域を観察したい場合にはデジタルズーム機能が搭載されており、マクロからミクロへの表面観察が可能です。
Software for NEXTAはタッチパネル操作に対応しました。
また、従来から好評頂いているアクティブスケール機能(マウスホイールの操作だけでスケールの拡大・縮小ができる)もタッチパネル操作に対応しています。
離れた場所にいても、測定の進捗状況の確認や、取得したデータの解析をすることができます。
自動解析、データ検索、マルチ出力、サムネール表示、スライドショー表示、オプションは全てウィザード形式、TGビーム補正がウィザード形式
TA7000シリーズ以降
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