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Hitachi

日立ハイテクサイエンス

STA7000シリーズが可能にした微量測定

温度制御性能・測定感度・測定効率を大幅に向上させたSTA7000シリーズは、ベースラインの安定化とノイズレベルの低減を図ることで、微量な変化をより精度良く検出することを可能にしました。


オートサンプラ搭載 STA7300

【特長】

  • 確実な温度制御
  • 冷却性能の向上
  • パージガス置換性能の向上

STA7200:室温~1100℃
STA7300:室温~1500℃

ベースラインの安定化!

新天秤制御技術“デジタル水平差動方式”搭載でベースラインの安定化を実現。

昇温速度:40℃/min
雰囲気:Air(200ml/min)

シュウ酸カルシウム一水和物の微量測定

シュウ酸カルシウム一水和物は空気中で加熱すると900℃までに次のような3段の反応を起こし、 既知量の重量変化を伴います。

  1. CaC2O4・H2O →CaC2O4+H2O↑(吸熱) (12.3%減量)
  2. CaC2O4 → CaCO3+CO (吸熱)(19.2%減量) CO+1/2O2→CO2↑(発熱)
  3. CaCO3 → CaO+CO2↑(吸熱) (30.1%減量)

STA7300では、130μgという微量な試料においても的確に重量変化を捉えました。


試料量:130μg

熱分析・粘弾性装置関連情報