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日立ハイテク
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人づくり

社会背景

理科を学ぶことの価値に対する意識の低下は、先進国における共通の社会課題のひとつです。子どもたちが理科に興味を持つような機会を増やし、子どもたちに理科をより身近に感じてもらうことは、広く科学技術分野を担う人財の育成、持続可能な社会の実現に不可欠な科学技術の発展および科学リテラシーの向上につながります。また、国際社会共通の課題であるSDGs「4.質の高い教育をみんなに」では、すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進することが求められています。

「ハイテク・ソリューションによる価値創造」を基本理念とし、サイエンス・技術を事業基盤とする当社グループでは、理化学機器をはじめとした当社の「技術」「製品」を活用して理科教育の振興支援を行い、人財育成と社会の発展に貢献していきます。

取り組み

1. 電子顕微鏡を通じて子ども向けの理科教育活動を支援

当社グループは、強みである「見る・測る・分析する(計測・分析・解析)」というコア技術で、さまざまな社会課題を解決しています。理科教育支援活動では、自社製品である卓上型電子顕微鏡を活用し、身近な物をミクロのスケールで見る体験を提供しています。子どもたちの科学技術への興味喚起、先端技術を体験できる理科教育の提供、科学技術を担う理系人財の育成に寄与することを目的として、小・中学校への出前授業や科学館・企画展などへの展示など、さまざまな学習イベントに協力しています。また、直接装置を持ち込んで行う出前授業の他、リモート機能を活用した卓上型電子顕微鏡の出前授業など、オンラインによる理科教育支援活動にも注力しています。

本活動は国内外のグループ会社でも展開しています。
日立ハイテクサポートは特別支援学校向けの理科教育支援活動に取り組んでおり、2022年度は東京都立永福学園および、東京都立水元小合学園で卓上型電子顕微鏡によるリモートの出前授業を実施しました。同社に就業した卒業生による授業や現在の業務内容説明なども行い、生徒たちとの交流も図っています。今後も継続して理科教育支援活動を展開し、ステークホルダーとの信頼関係を構築していきます。

日立ハイテクフィールディングでは、地域の小学校向けの理科教育支援活動に取り組んでいます。2022年度は市川市立塩浜学園と札幌市立美園小学校を対象に、出前授業を行いました。今後も地域とのつながりを大切にしながら、全国の子どもたちに向けた理科教育支援活動を推進していきます。

海外においては、日立ハイテクアメリカ会社が北米、南米、カナダ、オーストラリアで販売代理店と連携し、活動内容の充実を図っています。アジア・ASEAN地域の各グループ会社では、中国大陸の日本人学校や、台湾、シンガポールの現地小中学校でナショナルスタッフによる出前授業を実施しています。また、日立ハイテクインドネシア会社では地元Sekolah alam小学校の生徒を事務所に招待し電子顕微鏡体験会を実施しました。
今後も各地域における活動の定着化に向けてさまざまな関連団体との協力関係を構築するとともに、戦略的にプログラムを実施することで科学研究を担う次世代人財育成に貢献していきます。

写真:日立ハイテクインドネシアで実施した地元小学生を招いた電子顕微鏡体験会
日立ハイテクインドネシアで実施した地元小学生を招いた電子顕微鏡体験会
写真:関西支店で行った電子顕微鏡イベントで葉の表面に虫を発見した親子
関西支店で行った電子顕微鏡イベントで葉の表面に虫を発見した親子
写真:東京都立永福学園で日立ハイテクサポートが毎年実施しているリモート出前授業の様子
東京都立永福学園で日立ハイテクサポートが毎年実施しているリモート出前授業の様子
写真:日立ハイテクフィールディングの出前授業で電子顕微鏡のリモート操作を楽しむ市川市立塩浜学園の子どもたち
日立ハイテクフィールディングの出前授業で電子顕微鏡のリモート操作を楽しむ市川市立塩浜学園の子どもたち

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