2002年8月19日
株式会社 日立ハイテクノロジーズ
株式会社 日立ハイテクノロジーズ(取締役社長:樋口紀昭/以下、日立ハイテクノロジーズ)はこの程、世界的な診断薬会社、仏ビオメリューグループの日本法人で、微生物検査機器・試薬の大手メーカーである日本ビオメリュー株式会社(代表取締役CEO:フレデリック・ベノリエル/以下、日本ビオメリュー)と、日本国内における血液凝固検査分野製品に関する販売契約を締結しました。
これまで日立ハイテクノロジーズは、臨床検査用の検体検査装置の製造・販売の実績はあるものの、試薬の販売、並びに血液凝固関連機器の取扱いは行なっていませんでした。そこで、今回、日本ビオメリューと血液凝固検査分野製品の日本国内における装置・試薬の販売、並びにサービスに関して全面的にアライアンスを組むことにより、医用分野の製品ラインアップを拡充します。
今回の販売提携に伴い、日立ハイテクノロジーズは、ビオメリュー社製の全自動多項目分析装置「MDAⅡ」(大型装置)と、全自動血液凝固検査装置「コアグ-A-メイトMTX」(小型装置)の2機種の血液凝固検査装置、並びに血液凝固検査に関連する体外診断用試薬の取扱いを開始し、検査装置・試薬を合わせて年間7億円の売上を見込んでいます。 現在、日立ハイテクノロジーズでは、ライフサイエンス事業分野において、主力のDNAシーケンサやモジュラー型生化学・免疫分析装置のラインアップ強化を図ると共に、特に医用システムに関しては、成長新分野における機器と試薬のシステム販売による試薬ビジネスの立上げに注力しています。
今後は、この血液凝固検査分野製品と関連試薬の販売を皮切りに、試薬ビジネスに本格的に参入することにより、ライフサイエンス分野の事業領域の拡大、競争力強化を図ります。
凝固検査、合成基質検査および免疫検査の測定を全自動ランダムアクセスで行います。凝固の過程を35の波長を用いて詳細に分析する「凝固波形解析」、開栓の手間を省いて安全性を高める「キャップピアシング方式」などの機能を搭載、大学病院を中心に高い評価を得ています。価格は1,480万円。
凝固検査、合成基質検査を全自動ランダムアクセスで行います。コンパクトサイズ、ソフトウェアの柔軟性の高さから、ルーチン使用はもとより、「MDAⅡ」のバックアップ機として、また医局や製薬会社の研究室など、幅広い分野で好評を得ています。価格は850万円。.
フランスのリヨンに本拠を置く世界的な診断薬会社、ビオメリューグループの日本法人として1988年に設立。以来、細菌・微生物検査、免疫検査、遺伝子検査用の検査機器および臨床検査薬の輸入・製造・販売・サービスを行う。昨年のビオメリューグループによる蘭オルガノンテク二カ社の診断薬部門の買収を受け、本年1月には、日本法人のオルガノンテク二カ株式会社と合併し、血液凝固検査分野の機器・試薬の販売部門を引き継ぐ。
代表取締役CEO | フレデリック・ベノリエル |
---|---|
代表取締役COO | 向 英俊 |
本社所在地 | 東京都港区北青山2-12-28 |
設立 | 1988年10月 |
資本金 | 4億8千万円 |
売上高 | 35億円(2001年度) |
従業員 | 150名 |
主要株主 | bioMerieux S.A.(フランス)75%、 bioMerieux Inc.(アメリカ)25% |
事業内容 | 微生物、遺伝子、免疫血清検査、血液凝固検査などにおける体外診断用医薬品の製造および輸入・販売、医療用具の輸入・販売・修理 |
主要顧客 | 官公立病院、私立病院、検査センター、官公庁研究機関、保健所、製薬・食品会社など |
お問い合わせ頂く前に、当社「個人情報保護について」をお読み頂き、記載されている内容に関してご同意いただく必要があります。
当社「個人情報保護について」をよくお読みいただき、ご同意いただける場合のみ、お問い合わせください。