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株式会社 日立ハイテク

2016年社長年頭挨拶(要旨)

全員で、変化への挑戦を加速する一年にしよう

2016年1月4日

株式会社 日立ハイテクノロジーズ
執行役社長 宮﨑 正啓

 新年あけましておめでとうございます。

 昨年は、米国経済は好調が続いた一方、世界的な資源安の影響で新興国経済が伸び悩むなど、事業環境は領域ごとに異なる様相を呈した一年でした。今年は、今世界で起こっている、グローバル化、IT化、多様化、そして変化のスピード化に対応していくため、「変化への挑戦=Challenge to Change」を加速して推進する必要があると考えています。

 そこで2016年の年頭にあたり、3つのメッセージを送りたいと思います。

  1. お客様視点に立った「個別化」と「専門化」の追求
  2. 全員経営・自律分散型組織への転換
  3. 「変える勇気・変わる勇気」による成長

1. お客様視点に立った「個別化」と「専門化」の追求

 現在の厳しい国際競争を勝ち抜き発展するためには、個別化されたニーズにきめ細かく応え、高度に専門化したソリューションを提供できることが必須の条件です。最新の技術、市場の動向など、お客様が直面する個別の具体的な課題に対し、お客様の立場に立った提案ができて初めて、お客様のご要望に応えることができると考えています。そのために「お客様になりきる」という意識を持ち、目の前のお客様が求めていることを徹底的に考えて、それに応えるための技術を磨き続け、専門性を高めるため貪欲に努力をしていただきたいと思います。一人ひとりが真のプロフェッショナルをめざせば、日立ハイテクはもっともっと強い会社になれるはずです。

2. 全員経営・自律分散型組織への転換

 個別化と専門化を追求するためには、一人ひとりが自身の状況に応じて、自ら考え、判断し、実行できる職場環境をつくりあげることが必要です。こうした自律分散型の運営を進める上では、現場の最前線にいる社員の皆さんが「自分のため、自部門のため」という視点ではなく、「日立ハイテクグループ全体のため」という価値観を持ち、全体最適を図るため自分の役割を超えて仕事に取り組んでほしいと思います。

3. 「変える勇気・変わる勇気」による成長

 日立ハイテクグループがグローバル社会で成長し続けるには、世界中から優秀な人財が集まり、活躍できる企業になる必要があります。働き方の選択肢を増やすことは、日立ハイテクグループを支える人財の質を高めるダイバーシティ経営の第一歩に位置づけられます。今までのやり方を変えることは、大変な苦労が伴い大きな勇気が必要となりますが、効率的に時間を使い適切なワーク・ライフ・マネジメントをすることで、一人ひとりが自分自身を高め、市場価値の高い人財になってほしいと考えています。「社員一人ひとりが柔軟な発想で仕事の仕組みを見直し、時間当たりの生産性を高める」ための働き方改革は、皆さんの人生を充実させ、人間的な成長に役立つとともに、日立ハイテクグループのためにどうしても必要な改革です。それぞれ現場で本気で取り組んでほしいと思います。

 私の社長としての最大の役割は、社員の皆さんがワクワクしながら伸び伸びと動き回れる環境をつくることだと考えています。加えて、事業活動を行っているそれぞれの地域社会に対しても、きちんと還元・恩返しをし、積極的に社会における企業の役割を果たし続けていきたいと考えています。
 変える勇気、変わる勇気を持ってこの一年を過ごし、一緒に変化にチャレンジしていただきたいと思います。

 最後になりましたが2016年が、皆様とご家族が健康に留意され、健やかに過ごされるとともに、日立ハイテクグループにとって、実り多い一年となりますことを祈念し、新年の挨拶とさせていただきます。

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