株式会社日立ハイテクノロジーズ(執行役社長:宮﨑 正啓/以下、日立ハイテク)と北海道大学大学院医学研究科(医学研究科長:笠原 正典/以下、北海道大学)は、産学協働プロジェクト「ロコモティブシンドローム抑制に向けた健康状態計測方法の研究」を5月20日より開始いたしました。
これまで、日本は医療技術の向上などを通じて平均寿命を延ばし、現在では世界一の長寿国となっています。一方近年は、「健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間(健康寿命)」が注目されており、健康寿命の延伸が社会的な課題となっています。ロコモティブシンドロームは、「運動器の障害」と称されており、骨や関節、筋肉の障害により移動機能が低下したこの状態は、高齢者が要支援・要介護となる原因の第一位(約25%)とされています。このことから、ロコモティブシンドロームの予防啓発はきわめて重要と考えられています。
そこで、本プロジェクトでは、ロコモティブシンドロームの予防と早期検出を目的とした「健康状態計測方法」の研究を開始します。研究対象には、高齢者に向けた健康維持・向上を目的とした計測方法のみならず、アスリートなどスポーツ関係者の能力維持・向上などに貢献する計測方法が含まれています。またプロジェクトにおいて、北海道大学は具体的なニーズを調査し、日立ハイテクはそのニーズの精査、および実現に向けた技術や製品の調査を行います。
本プロジェクトを通じ、いつ、何を、どのように、どの程度の計測を行い、結果を提示すれば、ロコモティブシンドロームの予防や健康寿命の延伸、およびスポーツ選手の能力維持・向上に有効であるか等について、今後明らかにしてまいります。
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