-信頼性と安定性をそのままにコンパクト化を実現し、使いやすさを追求-
株式会社日立ハイテクノロジーズ(執行役社長:宮﨑 正啓/以下、日立ハイテク)の100%子会社で、分析計測装置を製造販売している株式会社日立ハイテクサイエンス(取締役社長:岡田 務/以下、日立ハイテクサイエンス)は、このたび、LA8080高速アミノ酸分析計「AminoSAAYA*」(以下、「AminoSAAYA」)を日本国内向けに発売します。本製品は、装置サイズのコンパクト化と従来機種の高い分析機能の両立を実現し、作業効率の向上に貢献します。
「AminoSAAYA」本体
操作時イメージ図
アミノ酸分析計は、物質内に含まれる複数種類のアミノ酸を種類ごとに定量化する装置であり、食品分野では旨味成分などの測定に活用され、バイオ・医療分野では健康サプリメントの有効成分の測定や薬の品質管理など、幅広い用途で活用されています。日立ハイテクサイエンスは、検出が難しい多種類のアミノ酸を分析できる、優れた分離性能・定量性能を持つアミノ酸分析装置を1962年より提供し続け、アミノ酸分析を常に牽引してまいりました。
今回発売する「AminoSAAYA」は、装置のコンパクト化および従来機種で定評のある分離性能と定量性能の両立を実現した製品です。流路系と本体内蔵モジュールを最適に配置設計することで、本体設置面積を従来機種比で約30%削減し、従来の床上設置から卓上設置に変更しました。オペレーターの操作目線や日常の動作に配慮した卓上設置を実現することで、試薬の交換やサンプルセットがスムーズに行えるようになり、オペレーターの作業負担を軽減するとともに業務効率の向上に貢献します。さらに長年培ってきた信頼性と安定性を継承しているため、お客様は各種規格に基づきこれまで蓄積してきた分析方法・分析条件を「AminoSAAYA」で使用することができます。
日立ハイテクサイエンスは、2017年9月6日(水)から9月8日(金)まで、幕張メッセ国際会議場・国際展示場(千葉県千葉市)で開催される「JASIS2017」にて、本機の実機展示を行う予定です。
日立ハイテクグループは、科学機器のグローバルプレーヤーをめざすという中期経営戦略のもと、製品の開発・販売を進め、検査・分析機器により世界のモノづくりに貢献してまいります。また、今後ともハイテク・ソリューション事業におけるグローバルトップをめざすとともに、最先端・最前線の事業創造企業としてお客様視点に立ち、顧客および市場のニーズにスピーディに対応してまいります。
従来のフロントアクセス設計に加え、試薬の設置部をオペレーターが作業しやすい高さに設定するなど、ユーザーの操作目線や動作工程に配慮することで、日常の試薬交換やサンプルセットの際の中腰作業による負担を低減しました。
従来の床置きデザインを刷新し、卓上型とすることで本体設置面積を約30%削減した省スペース設計を実現しました。
従来機種「L-8900」や「L-8800」を継承し、多様なイオン交換クロマトグラフィー分析法の互換性を持たせ、安定性の高いニンヒドリン反応により良好な定量精度を実現しました。
分析時間 | 約30分(Net) |
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ピーク保持時間の再現性 | CV0.3%(Arg)、0.5%(Ala) |
ピーク面積の再現性 | CV1.0%(Gly、His) |
検出感度 | 3pmol(S/N=2、Asp) |
1,700万円~
80台/年
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