CCDマルチ ICP発光分光分析装置 SPECTROBLUE® (FMX36)

優れた操作性と性能を兼ね備え、パッシェンルンゲ-CCD光学系により280 nm以下の波長範囲において約8 pmの分解能を持つ多元素同時型ICP-OES装置です。
製造元:スペクトロ社
価格 ¥11,900,000~
取扱会社:株式会社 日立ハイテクサイエンス
特長
1. パッシェンルンゲCCD
ダブルマウントのパッシェンルンゲ光学系を採用しており、広い波長範囲をカバーするだけでなく中間の光学素子を最小限に設計することで光の減衰や迷光を抑えます。波長範囲165 nm~770 nm の分析が可能です。複数のCCD検出器をローランド円上に連続的に並べることで、分光された全波長を同時検出します。


マルチチャンネルタイプで最高レベルの分解能を実現しました。
(8.5pm@165~285nm、15pm@>285nm)
2. UV plus システム
アルゴンガス消費を最小限に抑えた低ランニングコスト(UV Plusシステム)。紫外波長の測定のために、分光器内には出荷前に Ar ガスが密閉されます。ガスはクリーニングカートリッジを通してメンブランポンプで循環され、分光器内部の汚染を防ぎます。分光器内をガスでパージするシステムに比べてランニングコストを大幅に削減することができます。
3. さらに安定性を向上させたLDMOS 最大出力1700W
BLUEの27.12 MHzのRFジェネレータはパワフルで長時間の安定性に優れています。さらにFMX36では、タフな電源を実現するLDMOSパワー半導体によって安定性をさらに向上しました。

4. 循環冷却水システムが不要
革新的なエアクーリング技術であるOPI-AIRによって効率的に安定して冷却されているため、これまで当然のように装備されていた循環冷却水システムは不要です。


5. 3種類のプラズマ測光インターフェイス
アプリケーションや使用目的に応じて、3種類のプラズマ測光インターフェイスから選択が可能です。
- EOP (アキシャル、軸方向)
- SOP (ラジアル、横方向)
- TI (ツイン、軸・横の自動切換え)

6.導入系
導入系はワンタッチで接続が可能です。これまでのようにガスラインを都度接続する必要ありません。誰が取り付けても同じ位置に取り付けることが出来ます。

仕様
分光器
タイプ | SOP | EOP | TI |
---|---|---|---|
測光方式 | 横方向(ラジアル) | 軸方向(アキシャル) | ツインインターフェイス |
マウント方式 | デュアル・パッシェンルンゲ | ||
波長範囲 | 165~770 nm | ||
分光器内雰囲気 | UV-Plus(連続ガス消費パージ不要) | ||
検出器 | リニアCCDアレイ15個 | ||
ピクセル分解能:3 pm(165~285 nm)、6 pm(>285 nm) |
高周波プラズマ発生部
周波数 | 27.12MHz 最大出力 フリーランニング |
---|---|
高周波出力 | 0.5~1.7kW |
オプション
- 超音波ネブライザー
- 水素化物発生装置
- オートサンプラ
- 有機溶媒導入システム
アプリケーション

各資料をご覧いただくには、S.I.naviへの会員登録が必要です。
以下より承っております。
動画
ICP発光分光分析・ICP質量分析の分析事例を紹介します。ID登録されていない方は新規登録が必要です。
微量元素抽出(ICP)の原理と応用例をご紹介しております。
ICP発光分光分析・ICP質量分析の技術資料リストを掲載しています。
ICP発光分光分析・ICP質量分析についての文献をリストにまとめています。
装置の保守・サービス会社のご案内です。