熱拡散率・熱伝導率測定装置 ai-Phase Mobile M3シリーズ

3S(Simple・Speedy・Sensitive)を実現したモバイル型の熱拡散率・熱伝導率測定装置です。これまでの熱拡散率・熱伝導率測定装置と比較して感度、操作性に優れており、可搬型であるため検査装置にも最適です。
製造元:株式会社アイフェイズ
価格:お問い合わせください
取扱会社:株式会社 日立ハイテクサイエンス
特長
1. Simple (Simple Operation、Easy Sampling)
完全自動測定を実現いたしました。これまで必要だった面倒な条件設定が不要となりました。
また、試料の設置もセンサーに挟むだけの簡単操作です。試料に特別な前処理なしで測定が可能です。

2. Speedy (Saving Time)
わずか数十秒という短時間計測を実現しました。
3. High Sensitivity
デジタルロックインアンプ搭載で高感度を実現しました。これまで測定が難しいと言われていたような薄膜・フィルムから通常のバルク試料まであらゆる試料が測定対象になります。
4. 可搬型
本体重量が1.9kgと超軽量化に成功しました。アルミケース込みでもわずか3.2kgでモバイル形式の測定装置です。
USBパスパワーによるパソコンから電力供給のみで動作可能なため、特別な電源設置が不要です。
仕様
型式名 | ai-Phase Mobile M3 type1 | ai-Phase Mobile M3 type2 |
---|---|---|
温度範囲 | 大気中室温(グローブボックス内も可能) | 室温~180℃(0.1℃ステップまで対応可能) |
温度周波数 | 0.02Hz~2kHz | 0.02~100Hz |
熱拡散率測定範囲 | 1.0×10-8~5.0×10-4m2/s | 1.0×10-8~5.0×10-5m2/s |
熱拡散率計測 | 温度波の位相遅れ解析 | |
熱伝導率 | 比熱容量・密度からの計算による | |
有効測定サイズ(センサーサイズ) | 0.25 mm×0.5 mm | 0.5 mm×1.0 mm |
厚み確度・分解能 | 確度:±1 µm 分解能:0.1 µm | |
測定厚さ範囲 | 1.5 mm以下 | 1 mm以下 |
アプリケーション

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熱伝導率・熱拡散率と温度波分析法
「電子デバイスで発生した熱を速やかに放熱する」
「金属並みの熱伝導率を持つプラスチックを合成する」
「省エネ効率の高い断熱材を開発する」
これらの課題のキーワードは、使われている材料の”熱の伝わりやすさをコントロールする”ことです。 近年、材料評価として”熱の伝わりやすさ”すなわち”熱伝導率”を計測することが様々な局面で重要視されています。
ここでは熱伝導率とはなにか、と温度波分析法(TWA)による測定手法について説明いたします。
(1) 熱伝導率、熱拡散率
(2) 熱の4定数
(3) 温度波分析法
(4) ai-Phase mobileの測定原理
(5) ai-Phase mobileの特徴
(6) ai-Phase mobileの測定例
(1)~(6)の内容はこちらをご覧下さい
測定例
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