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日立ハイテク
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日立ナノ3D光干渉計測システム

日立3D光干渉アルゴリズムは複雑な複合測定原理切り替えからの解放を可能にしました。

日立の3D光干渉アルゴリズム

「サブ nm ~ mm 超」の測定を1台で!

従来は、試料特性に合わせた測定手法・装置の選択が必要でしたが、日立の3D光干渉アルゴリズムでは、一台で幅広い様々な試料の観察が可能です。

搭載機種 : ナノ3D光干渉計測システム VS1800

搭載機種 : ナノ3D光干渉計測システム VS1800
  • 広範囲ワンショット6.4 ㎜角直分解能 0.01 nm ~
  • 差測定再現性 < 0.1 % 3σ : 1.8 nm(標準段差サンプル 0.9532 μm測定時)
  • 低反射率(黒色・透明)から高反射率(鏡面)まで
  • 測定最大傾斜角度 86°
  • 層断面解析機能 3D計測だけでない Plus αの機能

VS1800 ショートムービー

ナノ3D光干渉計測システムVS1800 ショートムービーです。

レーザ顕微鏡・移動焦点方式の弱点を克服

「広範囲で高分解能」 の測定を1台で!

レーザ顕微鏡(LSM)よりも広範囲かつ高分解能な測定を実現。
測定方式を変えずに局所面粗さから、広範囲うねり測定までを1台でカバーします。

下図はレーザ顕微鏡(LSM)とナノ3D光干渉計測システムの観察範囲と垂直分解能の関係性を記したものです。
ナノ3D光干渉計測システムは、レーザ顕微鏡(LSM)では困難な「狭い観察範囲」から「広い観察範囲」までの高分解能測定が1台で行えることがわかります。

ナノ3D光干渉計測システムの測定範囲と分解能イメージ

「高い再現性」 の測定を1台で!

白色干渉方式はレーザ顕微鏡(LSM)や移動焦点方式(フォーカスバリエーション)とは異なり、レンズ倍率に起因する垂直分解能のバラつき影響がなく、どの倍率を使用しても再現性の良いデータが取得できます。

下図は、レーザ顕微鏡(LSM)とナノ3D 光干渉計測システムにおいて、使用する対物レンズの倍率毎にVLSI標準段差試料(高さ953.2 nm)を10連続測定した際に生じる測定数値のバラつきを記録したものです。レーザ顕微鏡(LSM)では使用した対物レンズ倍率の違いだけでなく、同じ倍率における連続測定においても測定数値にバラつきが生じているのに対して、ナノ3D光干渉計測システムではデータが安定し、高い再現性を有していることがわかります。

ナノ3D光干渉計測システムとレーザ顕微鏡(LSM)との標準試料データ比較図

「幅広い対象試料」 の測定を1台で!

新しいアルゴリズムを搭載したナノ3D光干渉計測システム VS1800は、レーザ顕微鏡(LSM)や移動焦点方式(フォーカスバリエーション)と異なり、柔らかい試料から硬い試料まで、透明試料から高反射の試料までの幅広い試料の測定を一つの方式でカバーします。

柔らかいから硬い、低反射から高反射の試料まで幅広い試料をカバーする日立ハイテクのVS1800

従来型の白色干渉計の弱点を克服

「高傾斜試料の測定」 にも対応

従来、白光干渉計における弱点とされてきた試料の測定傾き限界。
VS1800の高傾斜測定モードは、日立独自の新しいアルゴリズムを採用することで急峻な角度までの測定に対応します。

下図は同じ光学系を使用した白色干渉計(CSI)にて、計測アルゴリズムだけを変更してSUSの球体を測定したものです。
従来のアルゴリズムでは球体の頂点付近しか測定が行えていないのに対して、 新しいアルゴリズムを搭載したナノ3D光干渉計測システム VS1800は最大傾斜角度86度までのデータ取得を実現していることがわかります。

ナノ3D光干渉計測システムを搭載した日立ハイテクVS1800が最大傾斜角86度のデータを取得している図

分光膜厚計・エリプソメータの弱点を克服

「透明多層膜の層断面解析」にも対応

日立独自のアルゴリズムによる層断面解析機能は、レーザ顕微鏡(LSM)や分光膜厚計・エリプソメータでは困難な透明多層膜の非破壊内部解析を可能にします。

下図CASE-01は、ナノ3D光干渉計測システムの層断面解析機能を用いて透明多層膜(包装用フィルム)の 表面粗さと各層の厚みを同時に非破壊で測定した事例です。

ナノ3D光干渉計測システムの断面解析機能測定事例図

下図CASE-02は、ナノ3D光干渉計測システムの層断面解析機能を用いて透明多層膜(光学フィルム)の 表面粗さと各層の厚みを同時に非破壊で測定した事例です。分光膜厚計では困難な各層の膜厚変化の観察を実現していることがわかります。

ナノ3D光干渉計測システムを用いた光学フィルム欠陥部の表下図(どの増で不良が起きているかを非破壊で確認可能)

下図CASE-03は、ナノ3D光干渉計測システムの層断面解析機能を用いて、分光膜厚計やエリプソメータでは測定困難な界面が荒れたコーティング紙の評価にて、表面粗さとコーティングの厚みムラを非破壊で測定した事例です。

ナノ3D光干渉計測システムを用いた界面があれたコーティング紙の評価図(全体の光沢ムラから膜厚確認までCSIで可能)

日立 3Dソリューション

カタチだけでは終わらない「計測 Plus “α”」

“カタチ”には理由があります。日立3Dソリューションとは、範囲が異なる3D計測の取揃えではありません。
各種装置の有する3D計測機能 “Plus α” の機能が日立ならではの多角的な解析を実現します。

日立3Dソリューションは計測プラスα

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