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「子どもの理科離れ」に歯止めを!  日立ハイテクの理科教育支援活動

電子顕微鏡など最先端の分析装置の開発・販売を通じて、世界の学術・研究開発分野の発展に貢献してきた日立ハイテクグループ。

日立ハイテクグループはそのほか、血液の自動分析装置や半導体製造装置、産業用製造・組立・検査装置、鉄道架線・軌道の検査装置などの最先端装置の開発・販売、最先端産業部材の販売活動などを通じて、医療・産業分野の発展にも貢献してまいりました。

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しかし近年、若い世代では「理科離れ」が進んでおり、将来の学術・研究開発分野を担う人財が不足することが懸念されています。

内閣府が発表している調査結果「科学技術と社会に関する世論調査平成22年度版」でも特に20代の科学技術への関心が低いという結果がでており、1990年頃からこの傾向は続いています。

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事業所に小学生を招き、電子顕微鏡を体験するイベントも開催しましたが、当時の大型で複雑な電子顕微鏡は、子どもには少し難しいものでした。

小学生向けのイベントを開催し始めたのは、1990年ごろのことです。当時の電子顕微鏡は、かなり大型で操作も難しいものでした。

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科学の将来を担う子どもたちに、もっと理科への興味を持ってほしい!理科離れに歯止めをかけたい!

そのような思いから生まれたのが、省スペースで簡単に使える卓上型電子顕微鏡「Miniscope®」。2005年の誕生以来、進化を続けてきました。

TM-1000 2005年発売

TM3000 2009年発売

TM3030 2013年発売

TM3030Plus 2014年発売

TM4000, TM4000Plus 2017年発売

Miniscope®を活用し、日立ハイテクは理科教育支援を本格的にスタート。科学館への装置貸出しや、小中学校への出前授業を続けてきました。

そのほか科学館での企画展への協力や、学会活動への出展協力も行っており、児童・子どもたちが手軽に使える装置の「開発」と装置に触れる「機会を提供する」ことで、若い世代の理科ばなれという問題の解決に取り組んできました。

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例えば、Miniscope®を使って、普段触れる機会の少ないミクロの世界のおもしろさをたくさんの子どもたちに紹介しています。

さらに活動は日本にとどまらず、海外にも。米州や欧州、ASEAN地域他でも学校やイベントにMiniscope®体験の場を広げています。

日立ハイテクアメリカ会社が米国「STEM教育」*1の振興に協力し、学校や科学館向けイベントにMiniscope®の貸し出しやデモンストレーションを実施。欧州では、日立ハイテクヨーロッパ会社が、ドイツ連邦教育研究省が2010年に開始した「ナノトラックプロジェクト」*2で、無償貸し出しを行いました。

*1「Science, Technology, Engineering, Mathematics:科学、技術、工学、数学」の意味。
STEM教育は、科学技術分野の人材育成施策として進められている。
*2 小規模な実験装置や科学関連の展示品などを積み込んだトレーラーで、ドイツ各地の学校や大学、団体を訪問し、一般市民向けにナノテクノロジーが日常生活とどのように関わっているかを紹介するプログラム。

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科学への興味をふくらませ、「ハイテク技術を自分が発展させてみたい!」と思う子どもたちが、もっともっと増えてほしい。

そんな思いで、日立ハイテクグループはこれからも理科教育支援活動を続けていきます。

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