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日立ハイテク
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政府機関・研究機関
科学技術の振興や社会課題の
解決を目的とした研究開発活動を行う
SDGsの達成が、環境課題における
持続可能な開発のポイントに

世界的な環境課題への対策を明確にしたのは、1997年の「京都議定書」と、2015年の「パリ協定」です。「京都議定書」では先進国に対して、1990年を基準として温室効果ガスの量を減少させるという目標が明確にされ、一部の国は目標を達成しました。「パリ協定」では世界150カ国以上の同意のもと、全世界の平均気温の上昇を2℃未満にすることが求められています。そして、これらの取り組みを進める上で、SDGsは切り離せません。2030年の目標を設定しているSDGsの達成が、持続可能な開発の1つのポイントになるでしょう。

国家同士のさまざまな取り決めや、各国それぞれでの施策の実施、企業の取り組みなど環境問題への対策は全世界で強化されています。政府機関や研究機関が抱える環境課題には世界的に共通する重要なテーマが多数存在し、その課題解決には科学的な調査、技術開発に加えて、国際的な連携、政府立案、国民への啓発活動などが複合的にかかわる必要があります。

政府機関・研究機関の環境課題
  • 気候変動・地球温暖化対策
    • 温室効果ガス(CO2、メタンなど)の排出量削減
    • カーボンニュートラル政策の推進
  • パンデミックの脅威
    • 迅速かつ効率的な診断のための医療機関のICT化
    • ウイルスの増殖を抑える薬剤の開発
  • エネルギー問題
    • 再生可能エネルギーの導入拡大
    • エネルギー効率の改善と省エネ技術の開発
  • 大気・水質汚染
    • PM2.5やオゾンなどの大気汚染物質のモニタリングと対策
    • 河川、地下水、海洋の水質悪化とその浄化
    • PFAS規制への対策強化
    注目の技術
    水質モニタリング
    除去技術の開発
    代替化学品の評価
  • 廃棄物・プラスチック問題
    • 廃棄物の減量化、リサイクル推進
    • プラスチックごみの海洋流失防止
    注目の技術
    リチウム・コバルトなどの回収技術
    熱分解などのケミカルリサイクル
  • 生物多様性の保全
    • 外来種の侵入防止と在来種の保全
    • 生態系サービスの維持と評価
このような課題・ニーズはありませんか?
  • さまざまな環境規制に対応できる環境モニタリングを迅速に精度高く実施したい
  • PFAS問題に対応するための技術開発はどこまで進んでいるのだろうか。状況を知りたい
  • 人にも環境保全にも配慮した材料の開発やリサイクルを進めたい。どこまで支援してもらえるだろうか
  • 人々の健康を守るため、食品や医薬品の安全性評価をもっと効率よくできないだろうか
  • 生物多様性の維持が地球温暖化の影響で脅かされており、すぐにでも環境DNA調査を実施したい
日立ハイテクはこのような課題をお持ちのお客さまの強力なパートナーです。
政府機関・研究機関における日立ハイテクのアプローチ
環境モニタリングで環境負荷低減
解決課題ネイチャーポジティブ
規制の制定や科学的評価を担うため、迅速かつ信頼性の高い分析は不可欠
  • 鉛やカドミウムなどの有害元素を非破壊で高精度に検出
  • 製品検査、市場監視、代替物質評価、スクリーニングなど幅広い業務を強力に支援
解決課題ネイチャーポジティブ
環境リスクを科学的に評価し、気候変動や環境汚染対策に反映
  • 大気中の微細粒子、マイクロプラスチック、火山灰、アスベストなどの形状・構造・組成をナノレベルで可視化し、幅広い環境調査や規制制定、科学的評価に貢献
  • 材料の安全性評価やリサイクル技術の開発など、社会課題解決に向けた研究を強力にサポート
解決課題サーキュラーエコノミー
無機材料や化学製品に含まれる主成分、微量成分を正確に把握
  • 幅広い用途で活用可
    ・原料や製品中の微量元素の定量など
    ・各プロセス工程中での金属元素モニタリング
  • 無機材料や化学製品に含まれる元素を、多元素逐次で、迅速かつ高精度に分析
  • 製品プロセスにおける排出物の成分管理や、リサイクル材の品質評価にも有効
解決課題ネイチャーポジティブ
材料の安全性評価、リサイクル技術の開発などに貢献
  • 製品や材料に含まれるフタル酸エステル類などの有害化学物質を検出
  • 試料を加熱し揮発させた成分を質量分析するため、短時間かつ高精度なスクリーニング検査を実現
  • 有機溶剤を使用しないため廃液が発生せず、環境への負荷が少ない
解決課題ネイチャーポジティブ
環境資料や食品などに含まれる金属量を正確に分析
  • 活用例
    ・河川や地下水、土壌に含まれる鉛やカドミウムなど有害金属の分析
    ・食品中の有害物質の含有量を分析し安全性を評価
    ・環境汚染の有無を迅速に分析
  • 低濃度から高濃度まで精度よく測定可能
解決課題ネイチャーポジティブ
河川水、工業排水、飲料水などのpH、残留塩素などを測定
  • 河川水、工業排水、飲料水などのpH、導電率、残留塩素、COD(化学的酸素要求量)などの測定が可能
  • 環境モニタリングや水質管理を通じて、環境保護や公衆衛生の維持に貢献
  • 食品や医薬品の成分分析など、正確かつ効率的な分析が求められる場面で有効
解決課題ネイチャーポジティブ
食品や水、血液などに含まれる成分を正確に測定
  • 食品・環境分野での活用例
    ・食品中の添加物や有害物質、栄養成分を調査・分析し安全性を評価
    ・水や土壌、大気に含まれる汚染物質を測定
  • 薬品や化学物質研究での活用例
    ・HPLCは成分の純度や安定性の確認
    ・アミノ酸分析計は医薬品や食品に含まれるアミノ酸成分を測定
解決課題ネイチャーポジティブ
PFAS対策のバリューチェーン全体へのアプローチ
  • 人体や生態系に悪影響を及ぼす可能性が懸念されるPFASは世界的に規制強化の流れが加速
    ・ストックホルム条約ではPFASの一部(PFOA、PFOS、PFHxS)の製造・使用・輸出入を禁止
    ・アメリカでは2024年に飲料水中のPFASに関する規制値を公表
  • 分析装置や検査技術をコアに、検出から除去、分解、廃棄までPFAS対策のバリューチェーン全体へのアプローチを推進
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エコマテリアル開発を支援
解決課題サーキュラーエコノミー
環境調査、資源管理、技術開発を支援
  • 現場対応型の高感度元素分析ツール
  • 軽元素を含む幅広い元素の即時分析が可能
  • 活用例
    ・土壌や堆積物中の重金属スクリーニング
    ・廃棄物の成分評価
    ・リサイクル材の識別
    ・都市鉱山の貴金属・レアメタル分析など
  • 非破壊で即時分析が可能
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生物多様性の維持・保全
解決課題ネイチャーポジティブ
環境DNA解析で水や土壌中のDNAから生物の存在を調査
  • 非侵襲的で環境保全に配慮した調査が可能
    ・希少種や外来種の早期発見
    ・生態系変化のモニタリング
  • DNA解析により詳細な生物の分布や変化を把握できるため、生物多様性の維持・保全活動の精度とスピードが向上
  • 環境DNA解析を支えるライフサイエンス製品を提供
    ・シーケンシング解析→直感的で使いやすく短時間で調査
    ・フラグメント解析→水質(微生物汚染)の状況把握
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