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日立ハイテク
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モビリティ業界
自動車だけでなく、鉄道、バス、航空、
人やモノを運ぶための手段・技術・サービス
サプライチェーン全体での脱炭素化、
CO2排出量の削減を進める

2024年の世界のモビリティ産業市場規模は3兆5655億ドルで、今後2033年まで年平均6.5%の成長を続け、33年には6兆8632億ドルに達すると予測されています。

その背景には、電気自動車の拡大や自動走行技術の進歩のほか、カーボンニュートラルなど環境問題や社会的要請に応える技術革新があり、GX/DX両面でのグローバルな競争の進展が見込まれています。

GXでは、自動車のライフサイクル全体でのカーボンニュートラルは世界共通の課題であり、その実現に向けて多様なイノベーションが加速。

DXでは、SDV(Software Defined Vehicle)の登場でビジネスモデルが大きく変化し、米国や中国では自動運転の社会実装が進み、欧州をはじめ、データ連携基盤の構築とデータ利活用の動きが活発になると考えられます。

モビリティ業界の環境課題
  • 温室効果ガスの排出
    自動車の走行によるCO2の排出が主な要因。世界のCO2排出量の約15~20%を運輸関連が占めていると言われる
  • バッテリー生産における材料の調達難
    リチウム、コバルト、ニッケルなどのレアメタルが必要だが、レアメタルは存在する国に偏りがあり、採掘、精製過程で環境への影響も大きい
  • 資源の消費と廃棄物の増加
    車体の製造、廃棄、タイヤの処理には大量のエネルギーが必要。リサイクル材料の活用や使用済みバッテリーの有効活用が急務
このような課題・ニーズはありませんか?
  • 水素などのクリーンエネルギーを活用するための技術開発をしたい。そのためのインフラ整備も課題
  • 車載用の電子部品やバッテリーの性能を上げたり、車両の軽量化エネルギー効率を高めたい
  • ELV指令やREACH規制、PFAS規制など、年々厳しさを増す環境規制にどう対応したらいいのだろうか
  • バッテリー材料の調達リサイクルが課題で、持続可能性に不安がある
日立ハイテクはこのような課題をお持ちのお客さまの強力なパートナーです。
モビリティ業界における日立ハイテクのアプローチ
環境モニタリングで環境負荷低減
解決課題ネイチャーポジティブ
車載電子機器やEV関連部品に含まれる有害物質の検出に有効
  • REACH規制(部品中の化学物質に対する情報開示)に対応
  • RoHS規制(鉛やカドミウムなどの使用制限)に対応
  • 非破壊かつ迅速に有害元素を検出
  • 材料選定や品質管理の現場で活用
解決課題ネイチャーポジティブ
環境中の微粒子の対応に不可欠なツール
  • ナノレベルでの形状・構造・組成の分析が可能
  • 分析例
    ・排出ガス中の粒子の評価
    ・フィルター性能の検証
    ・外部環境からの影響評価など
解決課題ネイチャーポジティブ
自動車部品に含まれる有害物質の検査に有効
  • 電線の被覆材や内装材に含まれるフタル酸エステル類を短時間で検出、RoHSなどの環境規制に対応
  • 有機溶剤を使用しないため廃液が発生しない
  • 1サンプルあたり約10分で測定が可能
  • 複数の検体を自動で連続測定可能
  • 部品メーカーから納入される材料の有害物質の有無の確認で活用可
解決課題ネイチャーポジティブ
環境基準に適合した品質管理や作業環境管理に活用
  • 環境規制・品質管理・安全性確保に活用でき、幅広い対象の金属分析に対応(分析例)
    ・自動車部品の製造や表面処理の過程で使用される薬品や洗浄液に含まれる有害金属分析
    ・排ガスや排水に含まれる有害金属分析
    ・材料や塗料に含まれる有害物質分析
    ・電気自動車やハイブリッド車に搭載されるバッテリーの材料や電子部品に含まれる金属分析
  • ELV指令に基づく使用制限物質の管理に対応
解決課題ネイチャーポジティブ
PFAS対策のバリューチェーン全体へのアプローチ
  • 自動車や電装部品のシール材、潤滑剤、コーティング剤などに広く使用されるPFAS。代替素材の開発や、より効果的、経済的な処理技術の確立を支援
  • 分析装置や検査技術をコアに、検出から除去、分解、廃棄まで、PFAS対策のバリューチェーン全体へのアプローチをめざす
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エコマテリアル開発を支援
解決課題サーキュラーエコノミー
再生ポリマーなど再生材料の高い性能実現に貢献
  • 次世代モビリティ素材として注目される再生ポリマー。その品質評価、加工条件の最適化に有効
  • 熱安定性や機械特性を的確に把握
解決課題サーキュラーエコノミー
使用済車両から回収される金属の選別に対応
  • 使用済み車両から回収される排ガス触媒コンバーターに含まれるプラチナなど高価な貴金属の選別に対応
  • アルミニウムやマグネシウムなどの軽元素を含む材料の即時識別が可能
  • 非破壊で即時分析が可能
  • 車両の軽量化に有効な合金の品質管理、製造ラインでの材料トレーサビリティに活用
解決課題サーキュラーエコノミー
プラスチック廃棄物、CO2排出量の削減に寄与
  • 使用済みプラスチックを高品質な再生材として活用
  • 成形ばらつきの見える化により、設計・製造工程での歩留まり向上と廃棄物削減を支援
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高機能材料開発を支援
解決課題脱炭素
表面形状と透明体の膜厚を高精度に解析、性能向上に貢献
  • タイヤや精密部品などの表面膜厚の計測や層内異物混入・解析に活用
  • 自動車の燃費向上などで重要な潤滑油のトライポロジー評価で、低摩擦、低摩耗性能や表面損傷の評価に活用
  • 製造工程における品質管理では、不良品の原因解析や異物混入の非破壊検査を支え、廃棄物の低減に寄与
解決課題脱炭素
軽量・高強度な補強樹脂材料の高性能化
  • 自動車の環境性能向上に貢献する素材の評価に有効
    (ガラス繊維や無機フィラーを配合した高機能樹脂など)
  • 熱安定性や機械特性を評価
解決課題サーキュラーエコノミー
車体の軽量化を目的とした材料開発に活用
  • アルミニウム合金や高張力鋼(ハイテン鋼)の組成分析を通じ、強度と軽量化を両立させた素材設計や品質管理を支援
  • リサイクル金属やスクラップ材の成分確認に有効。資源の有効活用と廃棄物削減に貢献
  • 有害元素を高精度で検出。RoHSなど環境規制にも対応
  • 現場での即時判断や工程管理にも適している
解決課題脱炭素
材料開発を効率化、研究開発から量産技術の確立までサポート可能
  • 進む新素材開発
    ・車両の燃費向上やCO2排出削減のための部材の軽量化
    ・電動車両におけるバッテリー性能の向上
    ・バイオプラスチックや生分解性プラスチックの開発
    ・水素燃料やバイオマス燃料などクリーンエネルギーの活用
    ・CO2再利用を促すメタネーション技術の発展など
  • 素材の開発をデータで効率化し、環境技術の実用化を加速
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触媒開発を支援
解決課題脱炭素
高性能触媒でクリーンエネルギーの実用化を支援
  • 高機能触媒は燃料電池車(FCV)や水素エンジン車の普及を支える基盤技術
  • 車載電子機器やEV関連部品の有害物質検出、排出ガス中の粒子評価、フィルター性能検証など、ナノレベルでの形状・構造・組成分析が可能
  • 高性能触媒の開発でクリーンエネルギー車の普及を支える基盤技術。触媒表面の微細構造や粒子分布、反応後の変化観察など、材料の性能評価・劣化メカニズム解明に不可欠
  • 都市環境の微粒子対応や排ガス規制強化にも対応。環境対応型モビリティの実現を後押し
解決課題ネイチャーポジティブ
排ガス規制の強化に伴い、有害物質を除去する触媒開発
  • 次世代の排ガス浄化材料(MO3VOx、Au-Ce02、Pt-CeO2)の性能を最大限に引き出す、ナノスケールでの構造制御や担体との界面設計に活用
  • 触媒粒子の分散状態、結晶構造、元素分析などを高精度に可視化、分析
  • 触媒の活性点の同定や劣化メカニズムの解明に不可欠なツール
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クリーンエネルギーの実用化を支援
解決課題脱炭素
水素社会の実現によりCO2排出量を削減
  • 水素バリューチェーン全体への貢献に取り組む
    ・FCV(燃料電池自動車)に搭載される燃料電池用部材を提供
    ・FCスタッフ(FCVの心臓部)製造工程におけるインラインX線透過検査装置による鉄(Fe)の異物管理
    など
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EV向けバッテリーの性能・安全性・品質を高める技術と装置
解決課題脱炭素 解決課題サーキュラーエコノミー
研究開発からユニットの品質管理まで、工程全体を支援
  • バッテリーセル性能向上に寄与する、製造の各工程に対応した多様な製造装置をラインアップ
  • ユニットの開発や品質管理に欠かせない安全性評価や、非破壊による構造観察などを提供
  • バッテリーの安全性確保に貢献する世界最高レベルの異物解析装置
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関連情報