AN460A形残留塩素計は、ポーラログラフ法を採用し、主として塩素処理後の水中の遊離塩素を連続的に測定するものです。
試薬を使い分けることにより、残留塩素(遊離塩素+結合塩素)と遊離塩素を分離して測定することができます。
試薬の緩衝作用により試料水のpHがほぼ一定にコントロールされる為、無試薬に比べ精度の高い測定ができます。
項目 | 仕様 | |
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測定対象 | 水中の遊離塩素(Free塩素) または残留塩素(Total塩素) | |
測定方式 | 回転電極式ポーラログラフ法 | |
測定範囲 | 0~10 mg/L(JIS K 0101および上水試験方法に従い、濃度の単位にはmg/Lを採用) | |
出力レンジ | スパンが1mg/L以上の任意の範囲で設定可能 | |
表示 | デジタル(4桁LED)表示 レンジ 1.00~12.00 mg/L | |
測定水 | 流量 | 1~4 L/min(浄水用) |
5~10 L/min(砂ろ過1筒式) | ||
10~20 L/min(砂ろ過2筒式) | ||
圧力 | 20~500 kPa | |
温度 | 0~50℃ | |
pH | 3~9pH | |
純水 | 試薬調整用として純水が必要 試薬調整1回の使用量 100 l(約40日分) | |
試薬 | 残留塩素測定の場合 よう化カリウムを含む緩衝溶液 遊離塩素測定の場合 臭化カリウムを含む緩衝溶液 |
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洗浄水 | 砂ろ過器付の場合必要 | |
水質 | 浄水 | |
圧力 | 100~500 kPa | |
流量 | 10~12 l/min | |
消費量 | 約130 l/日(砂ろ過1筒式) | |
約470 l/日(砂ろ過2筒式) (標準設定) | ||
電源 | AC 100/110V、50/60Hz | |
消費電力 | 210VA以下(サンプリング装置付フルスペック) | |
出力信号 | アナログ出力信号 | DC4~20mA(負荷抵抗最大550Ω以下) またはDC1~5V(出力抵抗 300Ω以下)、絶縁出力 |
接液部主材質 | 測定槽 | アクリル樹脂 |
ポンプ部 | 硬質塩化ビニル樹脂、ふっ素ゴム(バイトン)、SUS316 | |
配管 | ポリエチレン樹脂、硬質塩化ビニル樹脂 | |
塗装 | ポリウレタン樹脂焼付塗装 | |
塗色 | 変換器カバー | ラベンダーブルー |
変換器ケース | ライトグレー | |
架台 | マンセル0.6GY3.1/2.0 | |
使用条件 | 周囲温度 | -5~55℃(ただし冬季に試料水や試薬が凍結する場合は凍結対策が必要) |
周囲湿度 | 5~95%RH(ただし結露しないこと) | |
外形寸法 | 本体 | 530(幅)×1,450(高さ)×550(奥行) mm |
タンク | 450(幅)×1,600(高さ)×450(奥行) mm | |
質量 | 約75kg (砂ろ過2筒式原水用の場合) | |
配管取合 | サンプル入口 | VP16塩ビパイプ |
排水口 | VP25塩ビパイプ | |
洗浄水入口 | VP16塩ビパイプ | |
試薬入口 | Rc1/4(めねじ) | |
標準液入口 | Rc1/4(めねじ) | |
ケーブル引込口 | ケーブルグランド×4個(変換器下側) 適合電線外径 Φ6~ Φ12mm |