2019年5月27日
地球温暖化防止・生物多様性保全等の環境保全への貢献を目的とした「日立ハイテクやさとの森」育林活動の一環として、樹木の枝を切り落とす「枝打ち」と混みすぎた立木の一部を伐採する「間伐」を、茨城森林管理署と芳賀地区森林組合の協力のもと、社員有志とその家族が実施しました。
余分な枝を切り落とす「枝打ち」は、節がなく丈夫な木を育てるために必要です。
また、木々が育ち立木が込み合うことにより地面に日が当たらなくなると、下草が生えなくなり地表の栄養を含んだ土が雨で流れて、木々が太く大きくなるのを阻害します。そこで「間伐」を行う必要があります。
参加者36名は、片道約1時間の登山を楽しみながら「やさとの森」に到着。
現地では、班ごとに分かれて指導員に道具の使い方や木の切り方の指導を受け、慣れないのこぎりを使いながら、枝を切り落としたり、班のメンバーと協力して木を切り倒したりと、約1時間「枝打ち」と「間伐」を行いました。
また、昼食の後は、茨城森林管理署森林ふれあい係による「環境保全に関するクイズ」を通じ、森林保全の大切さについて理解を深めることができました。
当日は天候にも恵まれ、参加者一同、いい汗をかきながら楽しく環境保全活動を体験することができました。
植樹後14年を経過し、樹木の高さは10m程度に成長しています。
これからも育林作業を継続的に実施していきます。
枝打ちのレクチャーを受ける参加者
間伐作業の様子
のこぎりで枝を切り落とす参加者
参加者全員で集合写真
日立ハイテクグループでは、日立グループの環境ビジョンを基に環境事業や環境経営を推進しています。
本業を通じて環境保全に貢献するとともに、企業、従業員およびその家族らによる各種活動により、地域における生態系保全など地球環境保全の活動を推進しています。
その一環として、日立ハイテクロジーズは、林野庁の「法人の森林」制度を利用し、茨城県石岡市に約2.3haの国有林を借り受け、「日立ハイテクやさとの森」と命名し、2005年から60年間にわたる育林活動に取り組んでいます。森を育てるために行う下草刈りや枝打ち、間伐などの作業には、新入社員や社員有志とその家族が参加しています。今後も、苗木が成長し伐採されるまで継続的に森を育て、地球環境の保護・地球温暖化の防止に寄与していきます。