HITACHI X-Cloud
イベントレポート
2025
JASTRO
[がんを恐れることのない社会へ]
日本放射線腫瘍学会 第38回学術大会
2026.02.13
2025年11月27日(木)〜29日(土)、東京国際フォーラムにて、日本放射線腫瘍学会第38回学術大会が開催されました。テーマは「IMAGINE THE FUTURE – がん診療の未来を話そう」。放射線治療医、医学物理士、診療放射線技師、看護師、研究者など、がん医療に携わる幅広い専門職が一堂に会し多彩なプログラムを通じて、臨床・技術・研究の最前線から今後のがん診療のあり方までさまざまな知見が交わされました。この学会に、日立ハイテクも参加。最終日のランチョンセミナー14では「新時代の放射線治療を描くOXRAY®の導入・臨床経験」と題して、京都大学大学院医学研究科の溝脇尚志先生を座長に、三重大学医学部附属病院の豊増泰先生と、国立がん研究センター東病院の平田秀成先生による講演も行われました。
今回は、OXRAY®の出展に寄せる期待や、実際に活用されている施設がどのように評価されているかなどをご紹介します。
2025年11月27日(木) 〜 29日(土)
日本放射線腫瘍学会に出展した 線形加速器システム「OXRAY®」と治療計画ソフトウェア「RayStation®」は、多くの医療従事者の方の関心を集めました。
まずはじめに、その特長を担当者に聞きました。
株式会社日立ハイテク ヘルスケア事業統括本部
治療システム事業部
X線治療本部 X線治療推進部
事業推進グループ 主任
中島 尚紀
「OXRAY®は、まだ多くの可能性を秘めている装置です。メーカーと臨床、いずれも国内でのフィードバックと創意工夫によって新しい治療方法の開発と、がんの放射線治療の発展に貢献していきたいと思います。」
OXRAY®の魅力は大きく3つあります。
まず1つ目の特長がジンバル機構です。OXRAY®は、X線を発生させる照射ユニット全体が、ジンバル機構によって前後左右に動く構造となっています。
これにより、
が可能になります。
自然な移動に合わせて装置側が動くことは、治療精度を上げる大きな武器になります。さらに、このジンバルを活用した制御のバージョンアップによって従来20 cm × 20 cmだった照射範囲を、最大30 cm × 30 cmまで拡大でき、これまで治療計画が立てられなかった条件にも対応できるようになりました。
2つ目が、2対のkVイメージャによる高精度IGRT(画像誘導放射線治療)です。2方向から同時に画像を取得できることと、平行移動に加えて回転まで補正できる6軸補正によって、患者さんの照射位置合わせが非常にスピーディーに行えます。また、2対のkVイメージャを同時に使用(照射は交互)することによって、短時間でコーンビームCT撮影をすることもできます。
OXRAY®は患者さんに優しい放射線治療装置です。
3つ目の特長が、内部の照射ユニットが患者さんの周りを回転しつつ、リング部も旋回する、2軸回転運動照射です。これにより、従来の1軸回転では不可能だった多方向からのアプローチが可能となります。
この自由度の高さによって、
といった、大きな恩恵が生まれています。
OXRAY®が高い評価をいただいているのはハードの性能だけではありません。
OXRAY®の能力を引き出すために不可欠なのが、治療計画ソフト RayStation® です。RayStation®を開発するRaySearch Laboratories AB(publ)は、その製品開発力と開発スピードで知られています。世界的に定評のある治療計画ソフトウェアと組み合わさることで、OXRAY®で実現できる最適な線量分布を高速で作成することができます。
大きな装置はどうしても患者さんに緊張を強いますが、OXRAY®はやわらかな曲線と開放感のある設計が評価され、2025グッドデザイン賞も受賞しています。がん治療は不安との戦いでもあります。見た目から得られる安心感は、患者さんが前向きに治療に臨む意欲を支える、大切な機能の一つです。
続いて、実際にOXRAY®を活用している現場から、リアルな症例報告をご紹介します。現場だからこそ語れる最新事例をご参照ください。
ランチョンセミナー14での講演をレポートします。
溝脇 尚志先生 (京都大学 大学院医学研究科 放射線腫瘍学・画像応用治療学)
三重大学医学部附属病院 豊増 泰先生 (三重大学医学部附属病院 放射線科)
国立がん研究センター東病院 平田 秀成先生 (国立がん研究センター東病院 放射線治療科)
日本放射線腫瘍学会第38回学術大会/株式会社日立ハイテク
近日公開
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特定保守管理医療機器該当、設置管理医療機器該当