リモートセンシング技術
大気、水質、土壌の状態の連続監視のほか、森林破壊や土壌劣化の早期発見に活用
ネイチャーポジティブとは、生物多様性の損失を止め、回復軌道に乗せることを意味します。この取り組みは、脱炭素とサーキュラーエコノミーに並ぶ新たな世界目標であり、企業からも経営上の重要課題として急速に注目されつつあります。
私たちの暮らしは生物多様性による生態系サービスによってさまざまな恵みを受け取っています。たとえば、私たちの生存に欠かせない酸素は植物の光合成により生成されたもの、植物による二酸化炭素の吸収や蒸散は気温・湿度の調整にも寄与しています。しかし今、絶妙なバランスで存在する生態系システムを維持している生物多様性は、前例のない早さで減少しつつあり、その生態系の関係性を損なうことが懸念されています。
日立ハイテクは、「見る・測る・分析する」という強みを生かし、環境課題を解決・改善する技術の開発で、お客さまのネイチャーポジティブを支援します。









欧州連合(EU)によるRoHS規制が改正され、規制対象物質にフタル酸エステル類4種が新たに加わりました。
しかしながら、このような高分子化合物の検出に使用する測定装置は、高価で扱いが難しく、分析にも高度なスキルが必要で、工場での定期的な検査には利用が不向きでした。
日立ハイテクが開発したフタル酸エステル類スクリーニング検査装置HM1000Aは、迅速・簡単にこれら物質の検出が可能であり、これまでにない特徴を持つ加熱脱離質量分析計です。
1サンプルの測定に要する時間は10分以下、50個のサンプルを約8時間で連続自動判定が可能です。


HM1000Aの使いやすさを動画で紹介

東京科学大学
日立ハイテク


