社会・経済活動の実現
ネイチャーポジティブとは、生物多様性の損失を止め、回復軌道に乗せることを意味します。この取り組みは、脱炭素とサーキュラーエコノミーに並ぶ新たな世界目標であり、企業からも経営上の重要課題として急速に注目されつつあります。
私たちの暮らしは生物多様性による生態系サービスによってさまざまな恵みを受け取っています。たとえば、私たちの生存に欠かせない酸素は植物の光合成により生成されたもの、植物による二酸化炭素の吸収や蒸散は気温・湿度の調整にも寄与しています。しかし今、絶妙なバランスで存在する生態系システムを維持している生物多様性は、前例のない早さで減少しつつあり、その生態系の関係性を損なうことが懸念されています。
日立ハイテクは、「見る・測る・分析する」という強みを生かし、環境課題を解決・改善する技術の開発で、お客さまのネイチャーポジティブを支援します。
-
リモートセンシング技術大気、水質、土壌の状態の連続監視のほか、森林破壊や土壌劣化の早期発見に活用 -
化学分析技術ガスクロマトグラフィー(GC)、液体クロマトグラフィー(LC)、質量分析(MS)を組み合わせた高感度分析。農薬の残留検査や土壌汚染評価に有効 -
バイオセンサー技術特定有害物質を迅速に検出。低コストかつ現場でのリアルタイム検査が可能 -
ナノテクノロジーを活用した検出技術微量の鉛やカドミウムの検出など。持続可能で環境負荷の少ない検査技術として期待 -
光学センサー・分光技術大気中有害ガスの継続モニタリングなど非破壊で迅速な現場分析に適用
ソリューション
環境負荷物質スクリーニング検査ソリューション
-
環境規制違反のリスク回避とビジネス機会損失の防止 -
安全・安心な製品や材料の製造と供給 -
地球環境への有害物質の流出や蓄積の防止

欧州連合(EU)によるRoHS規制が改正され、規制対象物質にフタル酸エステル類4種が新たに加わりました。
しかしながら、このような高分子化合物の検出に使用する測定装置は、高価で扱いが難しく、分析にも高度なスキルが必要で、工場での定期的な検査には利用が不向きでした。
日立ハイテクが開発したフタル酸エステル類スクリーニング検査装置HM1000Aは、迅速・簡単にこれら物質の検出が可能であり、これまでにない特徴を持つ加熱脱離質量分析計です。
1サンプルの測定に要する時間は10分以下、50個のサンプルを約8時間で連続自動判定が可能です。


HM1000Aの使いやすさを動画で紹介
東京科学大学がもつペプチドによる合成高分子の検出・識別技術をベースに、
日立ハイテクが提供する化合物探索支援サービス「Chemicals Informatics」を組み合わせ、
PFAS検出に有用なペプチドの効率的な探索・生成をめざします。

-
水質の確保による健康被害の防止 -
水の生態系保全への貢献
PFAS検出に関する共同研究を開始
- PFASは多くの製品に幅広く使用されているが、分解しにくい特性を持つ。処理後も海水や土壌に堆積することから、特に水質汚染が問題視されている。
- 現状のPFAS検出方法は複雑かつ時間を要することから、検出業務の効率化が課題。
- 本研究では、PFASの簡便かつ迅速な検出を実現する手法を検討中。
クラウドベースのプラットフォームを構築
-
サプライチェーン全体の透明性の向上 -
持続可能なモノづくりを支援
への取り組み
環境保全への取り組み
- 定期的な重金属を含む水質測定の実施
- 海域の環境指標であるCOD(化学的酸素要求量)値を抑制する対策を実施
- 工場内の排水の水質をリアルタイムで測定し水質管理を徹底
- 毎年、水ストレス評価および国内全拠点における水リスク評価を実施
- サプライヤーに対し、毎年「間接的影響評価表」を用いて水の管理状況を確認し、環境影響評価を実施











