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Hitachi

電子顕微鏡・医用機器・ライフサイエンス製品日立ハイテク

遺伝子検査事業に関する資本業務提携を開始

-ヘルスケア分野における遺伝子検査装置の普及を進め人々の健康へ貢献-

2017年5月15日

株式会社 日立ハイテクノロジーズ

 株式会社日立ハイテクノロジーズ(執行役社長:宮﨑 正啓/所在地:東京都港区/以下、日立ハイテク)は、プレシジョン・システム・サイエンス株式会社(取締役社長:田島 秀二/所在地:千葉県松戸市/以下、PSS社)が行う第三者割当増資を引き受け、PSS社とPCR法*¹による遺伝子検査事業に関する資本業務提携(以下、本提携)を開始することに合意しました。

 今般、遺伝子検査ではさまざまな技術が活用されており、ヘルスケア分野での実用化が大きく進んでいます。その中でもPCR法による遺伝子検査は、これまで感染症診断を中心に活用されてきたことに加え、近年はがんの分子標的治療薬*²選択のための検査としても活用されており、今後は疾病の早期発見や個別化医療、治療経過のモニタリングなどさらなる活用が見込まれています。このように、ヘルスケア分野における遺伝子検査の需要は、急速に拡大していくと予想されます。

 このたび開始する本提携では、日立ハイテクの販売網を活かし、PSS社が取り扱う既存製品や現在開発中の全自動小型遺伝子検査装置と試薬の販売を行います。さらに、日立ハイテクがライフサイエンスおよび体外診断事業で培ったマーケティングおよび開発・技術力に、PSS社の遺伝子抽出技術を組み合わせた、次世代の全自動遺伝子検査装置の開発および装置・試薬の販売による市場拡大をめざしており、遺伝子検査事業の戦略的パートナーとして長期的な協力関係を構築することで、人々の健康維持・向上に貢献してまいります。

 日立ハイテクでは、企業ビジョンである「ハイテクソリューション事業におけるグローバルトップをめざす」のもと、2020年に向けた成長の加速を実現する中期経営戦略を推進しております。中期経営戦略では、バイオ・ヘルスケアを最注力分野として重点投資を行うこととしており、バイオ・メディカル事業は、「全ての体外診断市場におけるグローバルプレーヤーになる」ことを事業ビジョンとして掲げ、さらなる拡大を図ってまいります。

*1
PCR(Polymerase Chain Reaction)法:細胞から得た微量のDNA断片を増幅する手法。
*2
分子標的治療薬:ある特定の分子を標的として、その機能を制御することにより治療する薬。
【PSS社の概要】
(1)名称 プレシジョン・システム・サイエンス株式会社
(2)所在地 千葉県松戸市上本郷88番地
(3)代表者 田島 秀二
(4)事業内容 遺伝子検査、たんぱく質検査などの体外診断(IVD)における研究開発や、その実用化で用いられる自動化装置、その他理化学機器、ソフトウェアなどの開発および製造・販売、および自動化装置に使用される試薬およびプラスチック消耗品の製造・販売を行う。
(5)売上高(連結) 4,458百万円(2016年6月末現在)
(6)設立年 1985年

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お問い合わせ先
科学・医用システム事業統括本部
ライフサイエンス事業戦略部
担当:三宅、昇 TEL:050-3181-9318
報道機関お問い合わせ先
CSR本部
CSR・コーポレートコミュニケーション部
担当:佐野、武内 TEL:03-3504-3933
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