株式会社日立ハイテクノロジーズ(執行役社長:宮﨑 正啓/以下、日立ハイテク)の「遠隔モニタリングシステム LABOSPECT mobile(以下、「LABOSPECT mobile」)」が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する2017年度グッドデザイン賞において、グッドデザイン賞を受賞しました。
「LABOSPECT mobile」は日立ハイテクが販売する生化学自動分析装置「LABOSPECT 008 α」に接続し、検査業務の効率化に貢献する遠隔モニタリングシステムです。
今回の受賞は、検査技師の生化学検査業務において、「検査技師を検査装置から解放し、検査室全体の業務効率向上に貢献する」というコンセプトが高く評価されました。
これまで検査技師は、検査結果をできるだけ早く患者に報告するため、他の日常業務を進行しながら検査室内を往来し、装置の稼働状況を常に把握する必要がありました。「離れた場所でも検査装置の状態を確認したい」というお客様の声を形にした「LABOSPECT mobile」は、検査装置の稼働状況や検査の進捗状況、試薬や消耗品の残量などを、タブレットの画面上で一目で把握することができます。本製品は、離れた場所にいる検査技師に必要なときに必要な情報を伝える*ことで、検査業務の効率向上に貢献しています。
日立ハイテクは、今後もお客様のさまざまなニーズを形にし、新たな価値を提供し続けるとともに、生化学検査をはじめとする体外診断市場での積極的な事業展開を推進してまいります。
行動するためには意思決定が必要であり、意思決定をするためには情報が不可欠である。高度情報化社会において、適切な情報の提供は重要課題である。検査装置と検査技師との関係をスマート化した、コミュニケーション環境の構築である。コミュニケーションを密にすることによって、検査装置が欲する対応が理解できる。検査装置から目が離せない精神的な圧迫から検査技師を解放する優しさを感じる。日々、業務の見える化が注目を集めているが、その具体的な解決策としての検査業務の見える化はわかり易い。
グッドデザイン賞は、様々に展開される事象の中から「よいデザイン」を選び、顕彰することを通じ、私たちのくらしを、産業を、そして社会全体を、より豊かなものへと導くことを目的とした公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「総合的なデザインの推奨制度」です。
その母体となったのは、1957年に通商産業省(現経済産業省)によって創設された「グッドデザイン商品選定制度(通称Gマーク制度)」であり、以来約60年にわたって実施されています。その対象はデザインのあらゆる領域にわたり、受賞数は毎年約1,200件、60年間で約44,000件に及んでいます。また、グッドデザイン賞を受賞したデザインには「Gマーク」をつけることが認められます。「Gマーク」は創設以来半世紀以上にわたり、「よいデザイン」の指標として、その役割を果たし続けています。
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