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日立ハイテク

EUのRoHS指令で2019年7月以降使用が制限されるフタル酸エステル類を迅速・簡単に検査する「HM1000」をリリースしました。フタル酸エステル類は樹脂やゴム等を柔らかくする可塑剤で、特に電線被覆、電気絶縁テープ、包装用フィルムなど、塩化ビニル製品で多く使用されています。従来の検査方法では「前処理に時間がかかる」「多量の溶媒が必要」「高価なヘリウムガスが必要」「装置メンテナンスが複雑」等といった課題があり、調達や製造の現場で簡単に検査ができるスクリーニング装置が求められていました。
「HM1000」は一試料あたり10分以下で含有量を測定します。また、オートサンプラーにより最大50個の試料を連続自動測定することもできます。操作は一つの専用ソフトウェアにより、試料成分の検出、定量、含有判定までを簡単に自動で行なえます。これらにより検査工程の効率化とコスト削減に貢献します。

写真:加熱脱離質量分析計(フタル酸エステル類検査装置) HM1000の外観

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