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日立ハイテク
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X線CTシステム 世界最大級!高エネルギーX線による日立の非破壊検査 X線CTシステム 世界最大級!高エネルギーX線による日立の非破壊検査

X線CTは対象物にX線を照射することで内部構造を非破壊にて三次元で可視化する技術です。日立ハイテクが提供するのは、世界最大級9MVの高エネルギーX線CTの①装置導入②メンテナンス③受託検査サービス、です。大型品や重量物の撮像に強みを持ち、欠陥検出、形状計測から、密度解析、CAE連携によるリバースエンジニアリングまで高度なモノづくりを支援します。

高エネルギーX線CTの
メリット

01
大きな検体を丸ごとCTスキャン

広い撮像視野(Φ1400テーブル)と検体最大重量1000kg。大型・重量物検体の撮像が短時間で可能です。

詳しく知る

大型検体例

02
高密度金属・複合材も撮像可能

世界最大級の高エネルギー(9MV)の透過力と広いダイナミックレンジにより、一般的な高エネルギーCT(0.45MV以下)では撮像困難な検体もアーチファクトなく撮像できます。

技術を知る

オルタネーターCT透かし像

03
高出力なのに高分解能

独自のHiBrid撮像法により高い空間分解能(画素サイズ:0.2mm)を実現。高精度な内部観察、欠陥解析が可能です。

理由を知る

分解能テストピース

産業用X線CT装置のしくみと用途

X線CT(X線コンピュータ断層撮影)とは、X線を用いて物体の内部構造を非破壊で三次元的に可視化する技術です。X線源から照射されたX線が検体を透過する際、内部の密度や材質の違いによって吸収量が変化します。検体を回転させながら360度方向から透過データを取得し、再構成計算によって断層画像を生成、それらを積層して三次元(3D)画像を構築します。任意方向の断面観察、内部欠陥の検出、寸法測定など多角的な分析が可能になり、製品開発や品質管理に不可欠な手法です。

産業用X線CT装置の仕組みと用途の解説図。加速器(X線源)から照射されたX線が、ターンテーブル上で回転・上下移動する検体を透過し検出器で取得。撮影されたデータは断面画像化され、3D再構成を経て、内部状態の観察、欠陥・鋳巣の検出、バーチャル測定、密度解析に活用されるプロセスを説明しています。 産業用X線CT装置の仕組みと用途の解説図。加速器(X線源)から照射されたX線が、ターンテーブル上で回転・上下移動する検体を透過し検出器で取得。撮影されたデータは断面画像化され、3D再構成を経て、内部状態の観察、欠陥・鋳巣の検出、バーチャル測定、密度解析に活用されるプロセスを説明しています。

内部状態観察

検体内部を非破壊で可視化します。
異物混入の有無、部品の存在等を確認できます。

3次元画像3次元画像

欠陥・鋳巣検出

検体内部の亀裂、内部剥離、鋳巣などの形状や大きさを検出することができます。

鋳造品の鋳巣解析鋳造品の鋳巣解析

バーチャル測定

2次元・3次元寸法、角度、曲率、空洞体積など各種計測が可能です。

3次元座標計測3次元座標計測

密度解析

CTデータから密度計測、異材分離、密度変化を可視化します。

断面平均密度変化量分布断面平均密度変化量分布

ダウンロード資料 & 動画視聴

X線CTシステム 製品カタログ

日立ハイテクの産業用X線CTシステム公式カタログです。社内稟議用の資料としてもご利用ください。

X線CT受託検査サービスガイド

見積り依頼に必要な項目や解析オプションまで、
ご利用に役立つ情報をまとめました。

高エネルギーX線CTによる3D映像

eアクスル・リチウムイオン二次電池パックの
3次元画像生成イメージ。

お申込みいただけると上記3つの閲覧ができます

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高エネルギーX線CTの
導入事例

トヨタ自動車株式会社

トヨタ自動車株式会社では、長年にわたり、日立産業用X線CT装置を使用して、高品質な製品開発へ活用することができるようになりました。

詳しく知る

スズキ株式会社

スズキ株式会社では、開発設計等に日立産業用X線CT装置をフル活用しています。
今回、その導入経緯と効果についてお聞きしました。

詳しく知る

奈良文化財研究所

奈良文化財研究所は文化財を総合的に研究する機関です。文化財の調査・研究の現場でX線CTがどのような貢献をしているのか、研究員の方より研究事例を含めご説明いただきました。

詳しく知る

高エネルギーX線CTの
対象領域

高エネルギーX線CTの対象領域マップ。1MV以上の高エネルギーCTから180kV以下のナノフォーカスCTまで、被検体サイズと分解能の対応関係図。高エネルギーCTが得意とする検体として、エンジン部品、EVバッテリーパック、ギガキャスト品、鋳物、樹脂成型品、タイヤ、自動車丸ごとが記載

産業用X線CT装置はX線の出力別に、高エネルギーCT、ミリフォーカスCT、マイクロフォーカスCT、ナノフォーカスCTの4つの領域に分類されます。出力が高いほど透過力が大きく、大型で高密度の検体を撮像することが可能になります。日立ハイテクの高エネルギーX線CTは世界最高レベルの9MVまで対応しており、エンジン部品やバッテリーパックなど大型車載部品を丸ごと撮像することが可能です。

また、昨今アルミダイカストで自動車の超大型部品を一体成形する合理化工法であるギガキャストも自動車・車体メーカーなど各社で開発されており、従来以上に大型構造部品の非破壊解析が求められています。 

X線CT導入 よくある質問

Q1
高エネルギーX線CTの透過力はどのくらいですか?
A1

450kV、1MVと9MVの材質による透過力の違いのグラフに示します。透過力は、透過する材質、X線のエネルギーと検出器のダイナミックレンジで決まります。透過する材質の密度が大きいほど(グラフでは上方に行くほど密度が高い)、X線は透過しにくくなります。この透過力を超える長さの検体を撮像すると、ストリークアーチファクトが発生します。

材質とX線エネルギーの違いによる透過能力の関係

9MV

1MV

上図は、長さ300mをもつ材質の違う試験体を、X線エネルギーの違いにより撮像した事例です。X線エネルギー9MVの場合には、SUS製試験体を十分に透過できておりアーチファクトの発生はありませんが、1MVの場合には、SUS製とTiN製の試験体で透過力が不足しておりストリークアーチファクトが発生しています。

Q2
X線CT撮像の検査データはどのような形式で出力できるのですか?
A2

日立フォーマット、ビットマップ形式、Jpeg形式、TIFF形式、STL形式、VGアーカイブ形式*などのフォーマットで出力可能です。

*
VGアーカイブ形式は、Volume Graphics社のCT画像処理ソフトウエアVGSTUDIOが提供する画像フォーマットです。
Q3
X線CT装置の見学やデモンストレーションはできますか?
A3

デモンストレーションは実施しておりません。当社の施設において見学は可能です。詳しくはお問い合わせください。

Q4
X線CT装置を利用するにあたり手続きや資格は必要ですか?
A4

X線エネルギーにより手続きや資格が異なります。X線エネルギーが1MV未満の場合には、労働安全衛生法の電離放射線防止規則(電離則と略されます)に準じた手続きと資格が必要となります。X線エネルギーが1MV以上の場合には、上記電離則と放射性同位元素等の規制に関する法律(RI規制法と略されます)に準じた手続きと資格が必要となります。法令等に関しては改正がなされるため、最新のものを確認する必要があります。

Q5
X線CT装置を設置するにあたり特別な設備は必要ですか?
A5

当社のX線CT装置を設置するにあたっては、十分な床面の耐荷重が必要です。使用する強力な放射線が外部に漏れないよう遮へいをするため、装置の重量が重くなるためです。

X線CTの基礎知識

X線CTとは?

X線CTとは、「Computed Tomography(コンピュータ断層撮影)」の略称で、X線を用いて対象物の内部構造を非破壊で断層画像として可視化し、必要に応じて三次元的に再構成する技術です。原理は、X線源と検出器の相対位置を変えながら多方向からX線を照射し、透過したX線の減衰(吸収)の違いを検出器で測定して透過データを収集し、それをコンピュータで計算処理して断面像を生成することにあります。断面層を積層し再構成した三次元データから任意の断面を表示でき、あらゆる方向から2D・3D画像を確認できます。X線CTは主に、製品や部品の内部観察・寸法測定・材料解析に活用される産業用(工業用)X線CTと、人体の診断や治療計画に用いられる医療用X線CTの2種類に大別されます。

産業用(工業用)X線CTと
医療用X線CTの違い

産業用(工業用)と医療用でX線CTとしては同じ原理に基づいていますが、装置としては大きく違ったものになります。主な違いは以下のとおりです。

・医療用X線CTはX線を人体に照射するため、被ばくの影響があります。このためX線エネルギーと線量に制限があります。産業用は検体への被ばく影響を考える必要がないため強いX線を使うことができます。
・検体に対してX線を360度方向で照射する必要があり、医療用X線CTでは人体(患者様)を回転することができないので装置が回転します。一方、産業用X線CTでは検体を回転させるのが一般的です。
・医療用X線CTは、腫瘍の有無などを観察するため空間分解能よりコントラスト分解能が重要視されますが、産業用X線CTでは微小な欠陥観察をするため空間分解能が重要視されます。
・医療用X線CTは患者様への被ばく低減のため撮像速度が早いという特長があります。産業用X線CTは画質重視のため長時間での撮像をすることができます。
・産業用X線CTでは、検体の大きさが硬貨サイズのものから自動車エンジンサイズと計測する検体のサイズの幅が広く、また検体の材質、要求される分解能も大きく違うため、様々なタイプのCT装置があります(例:マイクロフォーカスCTや、当社の高エネルギーCTなど)。

産業用X線CT検査
(CTスキャン)の活用方法

X線CTを使うことで検体の内部の状態を非破壊で観察することができます。このCT像は、検体の内部の密度分布を画像化しており、この画像を見ることで内部の欠陥の有無を確認できます。さらに立体像としてCT撮像し画像解析をすることで、3次元的な欠陥の分布や内部形状の計測、計算機モデル(ポリゴンモデル)への変換ができます。リバースエンジニアリングから品質管理、欠陥解析まで幅広く活用できます。活用事例に、いくつか活用方法を記載しているので、ご参照ください。

活用事例はこちら

X線CT検査の用途別活用方法

  • ■リバースエンジニアリング
  • 内部観察
  • 内部構造解析
  • 内部形状計測
  • 密度分布測定
  • 密度分析
  • ■3D形状取得
  • 寸法計測
  • モデリング
  • 3DCADデータ化
  • STL化
  • ポリゴンモデル
  • CAE連携
  • ■生産・品質管理
  • 形状比較
  • 体積評価
  • 鋳巣解析
  • クラック検査
  • 劣化検査
  • 欠陥検査
  • 欠陥解析
  • 不良品検査

高エネルギー(高出力)
X線CTとは

産業用X線CT装置はX線の出力別に4つの領域に分類されます。一般的に高エネルギーCTは1MV以上、ミリフォーカスCTは450~600KV、マイクロフォーカスCTは100~300KV、ナノフォーカスCTは180KV以下を意味します。出力が高いほど透過力が大きく、大型で高密度の試料を撮像することが可能になるため、高エネルギーCTはアルミやスチール製の自動車部品、鋳物・溶接品、タイヤ(ホイール含)、考古学遺物などの比較的高密度な素材を使った大型サンプルの観察に活用されます。ミリフォーカスCTは大型の金属鋳造品や複合材製品、マイクロフォーカスCTは小型の精密機器、電子部品、IC、そしてナノフォーカルCTは微小な精密部品、電子部品やICの観察に活用されます。

日立の高エネルギーX線CTは世界最高レベルの9MVまで対応しており、自動車用モーター、エンジン部品や車載用バッテリーパックなど大型部品を丸ごと撮像することが可能です。昨今アルミダイカストで自動車の超大型部品を一体成形する合理化工法であるギガキャストも、自動車各社で検討されており、今迄以上に大型構造部品、製品の非破壊解析が求められています。

産業用X線CT装置で
撮像できるもの

ゴムやアクリルなどの低い密度のものから、鉄や銅といった金属の高い密度のものまで撮像することができます。撮像にはX線が検体を透過する必要がありますが、材質によってX線透過力が異なるため撮像できる検体の大きさが違ってきます。
X線エネルギーが高いほど撮像できる検体の種類が多くなり、大型の検体が撮像できるようになります。
一方、生物に関するものはDNAの損傷がありますし、半導体についても放射線損傷があるので注意が必要です。詳しくはお問い合わせください。

具体的な試料(サンプル)例

  • 自動車部品
  • 船舶部品
  • 宇宙・航空部品
  • 鉄道車両部品
  • タイヤ
  • 考古学遺物
  • EVバッテリーパック・モジュール
  • 車載リチウムイオン電池(LiB)
  • FCV用水素タンク
  • 3D造形
  • AM部品
  • 積層造形品
  • 3Dプリンター
  • 金属3D造形
  • バイク
  • 自転車
  • エンジン
  • 電動部品
  • 油圧モーター
  • 油圧シリンダー
  • ギアケース
  • シリンダーヘッド
  • 噴射器
  • 消音器
  • 圧縮機
  • ドアパネル
  • ソレノイド
  • ケーブル
  • トランスミッション
  • eアクスル
  • 電気部品
  • IC部品
  • 絶縁部品
  • 航空エンジン
  • 航空・宇宙部品
  • 船外機
  • タービン翼
  • コイル
  • 水素タンク
  • 噴射ノズル
  • 黒鉛るつぼ
  • 車上子
  • BTMアンテナ
  • 金型
  • セラミック
  • インゴット
  • 炭化ケイ素(SIC)
  • 酸化ケイ素
  • 高密度金属
  • 複合材
  • 鋳鉄
  • アルミ
  • 黒鉛
  • 電磁石
  • 鋳物
  • ダイキャスト
  • プラスチック
  • ゴム
  • コンクリート
  • 炭素(カーボン)ブロック
  • ロッド材
  • 溶接品
  • 樹脂成型品

産業用X線CTの撮像方法

検体をターンテーブルに載せ360度回転させX線の透過データを取得し、専用のソフトウエアでCT断層像を作成します。当社のCT装置はファンビーム方式のため、ターンテーブル1回転で、一つの断層像を作成します。立体像を作成する場合にはターンテーブルを上下方向に微小スライドさせ、テーブル回転をして高さの違う断層像を取得します。この高さの違う断層像を積層して立体像を構築します。

X線CT検査(CTスキャン)を行った場合、検体へ
の影響(放射化)について

強力なX線を使っているため検体に以下の様な影響があります。

  • DNA損傷
  • アクリル等の樹脂に色がつく
  • 放射線損傷
  • 検体の放射化

これら検体への影響の大小については、お問い合わせください。

ダウンロード資料 & 動画視聴

X線CTシステム 製品カタログ

日立ハイテクの産業用X線CTシステム公式カタログです。社内稟議用の資料としてもご利用ください。

X線CT受託検査サービスガイド

見積り依頼に必要な項目や解析オプションまで、
ご利用に役立つ情報をまとめました。

高エネルギーX線CTによる3D映像

eアクスル・リチウムイオン二次電池パックの
3次元画像生成イメージ。

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