台湾の中学校で、卓上型電子顕微鏡を用いた理科出前授業を実施
新竹科学園区実験高級中学 台湾
2025/1/7-1/9
日立ハイテク台湾は、1月7日(火)~9日(木)にかけて、台湾の新竹科学園区内に位置する実験高級中学5クラス、合計100名の生徒を対象に理科の出前授業を実施しました。
授業ではまず、日立ハイテクグループの概要や卓上型電子顕微鏡の操作方法について紹介を行いました。その後、生徒たちは実際に電子顕微鏡を操作し、自ら用意したさまざまなサンプルを観察しました。
中でも、本社から持ち帰った「ヨーグルトが付かない蓋」に施された粘着防止の仕組みや、花粉の表面構造を電子顕微鏡で観察した際には、生徒たちから驚きの声が上がりました。
授業の最後には、研究活動に取り組む生徒たちから、「歯車を使ってジャンプする昆虫(学名:issus coleoptratus、ウンカの一種)」の幼虫を電子顕微鏡で観察した写真が共有されました。
今回の授業を通じて、参加した生徒たちが電子顕微鏡を用いた研究にさらに関心を深め、今後、台湾で毎年開催されている全国中学校科学展示会(小・中・高校生による科学展示会)などで成果を発表し、受賞することを期待しています。

実験高級中学の生徒たちを対象に、理科の出前授業を実施

電子顕微鏡で観察したウンカの幼虫の「歯車」構造

電子顕微鏡で捉えた花粉の複雑な表面構造に驚く生徒たち
