ユーザーの操作目線・日常の作業および動作に配慮して設計しました。
従来からのフロントアクセス設計に加えて、試薬設置部を操作しやすい高さに設定することで、日常の試薬交換やサンプルセット、保守がしやすいように工夫し、中腰姿勢を必要とする操作や作業を極力低減させました(前面扉の取り外しも可能)。
専用システムの信頼性と安定性をそのままにコンパクト化を実現しました。
流路系および本体内蔵モジュールを最適に配置設計することで、システム全体のコンパクト化(装置設置面積約3割減)を実現し、デスクトップタイプとしました。
従来機種L-8800およびL-8900の分析法を継承します。
従来機種より分析法を継承するため、基本的な分析条件は変わりません。これまでに蓄積された分析条件およびカラム(充填剤)、試薬を変わらずご使用いただくことができます。
目的に応じて、分析法(カラム、試薬、分析条件)を選択してご使用ください。緩衝液および反応試薬は、市販品(専用試薬)をそのままセットするだけで、調製の必要はありません。また、不安定なニンヒドリン反応試薬は、通常冷蔵の必要がありますが、日立アミノ酸分析計では、2液を誘導体化反応の直前に混合するため冷蔵の必要はありません。
最大6種の緩衝液の使用や、カラム恒温装置のタイムプログラムが可能です。さらに反応装置の高温対応といった独自の機能により、目的に応じた分析法の構築も可能です。
分析時間 | 30 min (Net) |
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保持時間再現性 | CV 0.3 % (Arg) |
ピーク面積再現性 | CV 1.0 % (Gly, His) |
検出限界 | 2.5 pmol (S/N=2, Asp) |
カラム | サイズ:4.6 mm ID × 60 mm * |
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樹脂:日立カスタムイオン交換樹脂 | |
送液ポンプ | 流量設定範囲:0.001-1.000 mL/min |
吐出圧力:0~34 MPa | |
6液グラジエント溶離法 | |
オートサンプラ | 注入方式 :ダイレクトインジェクション方式 |
試料容器容量:1,500 µL | |
試料設置数 :120(冷却装置付(オプション):100) | |
試料注入量 :0.5~100 µL(標準シリンジ) | |
カラム恒温装置 | 方式:ペルチェ |
設定温度:20~90 °C(1 °Cごと) | |
反応装置 | 方式:ヒーター |
設定温度:50~140 °C(1 °Cごと) | |
検出器 | 分光器:無収差凹面回析格子 |
波長:570 nm、440 nm |
外形寸法(PCを除く) | 700(W)×600(D)×850(H) mm |
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温度範囲 | 15~35 °C |
電源 | 100 V±10 V、800 VA、50または60 Hz |
窒素ガス | 窒素ガスをご用意ください |
AminoARTSは装置の立ち上げ、分析準備、分析スタートまでに必要なノウハウを搭載しています。
お客さまを分析開始まで迷うことなく、スムーズに導きます。
試薬残量・廃液確認が終わると分析開始前の装置コンディショニングを実施します。
窒素ガスバブリング時間やポンプパージ時間は装置使用状況に合わせて、自動設定されます。
分析開始前に自動的に消耗部品の使用履歴の確認を行い、交換目安を超えている場合にはアラートを表示します。
登録したメソッドと分析本数から試薬使用量を計算、現在残っている試薬量と照合作業を行います。
不足の場合、その不足量を表示します。不足ボトルは朱色で表示されます。
12種の測定例と付録付きのデータ集です。
バイオ医薬品分野への応用に関するアミノ酸分析計の測定例を集約しています。
ご要望のお客さまは、上記よりぜひお問い合わせください。
高速アミノ酸分析計の測定例を分野別に紹介します。
「HPLCの原理とシステム構成」から「各種検出法の特長」まで、知っておきたいHPLCの基礎を紹介します。
日立高速アミノ酸分析計開発のあゆみを紹介します。
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