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Hitachi

日立ハイテクサイエンス

No. UV-VIS144

近年RoHS指令に対応するため、表面処理に多く用いられてきた6価クロムを使用する「クロメート皮膜処理品」に代わって、毒性の少ない「3価クロム化成皮膜処理品」が主流となっています。この防錆皮膜に含まれる6価クロムは沸騰水により抽出し、ジフェニルカルバジド吸光光度法にて測定されます。しかし、含有する6価クロムは微量であり、これを定量するために高感度分析法の必要性が高まっています。
そこで、3価クロム化成処理品の沸騰水抽出液に含まれる微量の6価クロムを高感度に測定するため、固相抽出を前処理に用いる高感度分析法を検討しました。微量の6価クロムをジフェニルカルバジドの錯体とし逆相系固相充填カラムNOBIAS RP-OD1E(日立ハイテクノロジーズ)に抽出し、溶出液をU-1900形日立分光光度計により測定することで、微量の6価クロムを定量できます。今回は簡便に測定を行うことができるよう簡易試薬:水質測定試薬セットNo.31 LR-Cr6+(共立理 化学研究所)をジフェニルカルバジド試薬として用いました。