2024年度の環境活動の総括と2025~2027年度環境行動計画
環境行動計画は、日立グループ共通の取り組み項目で構成されており、日立ハイテクグループはその計画に独自の活動項目を加え推進しています。
2024年度の計画に対する実績と2025~2027年度の計画は以下のとおりです。
2024年度環境活動の総括
脱炭素社会
製品・サービスによる貢献
| 行動目標 | 推進活動 | 2024年度 | ||
|---|---|---|---|---|
| 目標 | 実績 | 評価 | ||
| 製品・サービスのCO2排出量の削減 | 製品開発時の環境配慮設計によるCO2排出量削減 (基準年度:2010年度) |
削減量 96,222t-CO2以上 |
削減量 90,236t-CO2 |
-1 |
| 製品によるCO2排出削減率の向上 (基準年度:2010年度) |
34.5%以上 | 39.0% | 〇 | |
| 製品・サービスのCO2排出総量の削減 (基準年度:2010年度) |
排出量 688,224t-CO2以下 |
580,992t-CO2 | - | |
| 環境配慮設計アセスメントの実施 | 環境配慮設計アセスメントの実施 (当年アセスメント実施数/当年アセスメント対象数) ※LCA評価実施を含む |
100% | 100% | ○ |
* 評価が”-”のものは監視項目として実績把握のみ実施。
工場・オフィスによる貢献
| 行動目標 | 推進活動 | 2024年度 | ||
|---|---|---|---|---|
| 目標 | 実績 | 評価 | ||
| CO2事業所のCO2排出量の削減(国内) | CO2排出量削減 | 総排出量 17,660t-CO2以下 |
総排出量 17,011t-CO2 |
○ |
| 【日立ハイテクグループ独自】再生可能エネルギー等の導入率の向上 | 64.6%以上 | 63.0% | - | |
| 車両の電動化 | 車両更新時の電動(EV)化を検討 | 電動車両台数の監視 | - | |
| 輸送におけるCO2削減 | 名目生産高輸送エネルギー原単位の把握 | 輸送エネルギー原単位の監視 | - | |
* 評価が”-”のものは監視項目として実績把握のみ実施。
循環型社会
資源循環社会の構築
| 行動目標 | 推進活動 | 2024年度 | ||
|---|---|---|---|---|
| 目標 | 実績 | 評価 | ||
| 資源利用効率の改善 | 廃棄物発生量原単位の改善 (2010年度比) |
30.1%以上 | 44.5% | ○ |
| プラスチック廃棄物の有効利用率の向上 | 99.8%以上 | 99.9% | 〇 | |
| サーキュラーエコノミーへの移行 | 5R*1 *推進による資源循環ビジネス創出とバージン材の使用量削減 |
|
- | |
| 廃棄物の削減 | 廃棄物埋立率の低減 | 0.07%以下 | 0.03% | - |
*1 Reduce(削減), Reuse(再利用), Recycle(リサイクル), Repair(修理), Rethink(考える)。
*2 評価が”-”のものは監視項目として実績把握のみ実施。
水循環社会の構築
| 行動目標 | 推進活動 | 2024年度 | ||
|---|---|---|---|---|
| 目標 | 実績 | 評価 | ||
| 水利用効率の改善 | 水使用量原単位の改善 (2010年度比) |
61.8%以上 | 67.4% | ○ |
自然共生社会
化学物質管理
| 行動目標 | 推進活動 | 2024年度 | ||
|---|---|---|---|---|
| 目標 | 実績 | 評価 | ||
| 化学物質排出量の削減 | 化学物質大気排出量原単位の改善 (2010年度比) |
58.6%以上 | 66.7% | 〇 |
生態系保全
| 行動目標 | 推進活動 | 2024年度 | ||
|---|---|---|---|---|
| 目標 | 実績 | 評価 | ||
| 生態系保全への貢献 | 正のインパクトに貢献する活動の推進 | 実施件数 68件 |
実施件数 75件 |
- |
* 評価が”-”のものは監視項目として実績把握のみ実施。
2025〜2027年度環境行動計画
ガバナンス
環境管理の強化
| 行動目標 | 推進活動 | 2025年度目標 | 2026年度目標 | 2027年度目標 |
|---|---|---|---|---|
| グローバル環境管理の強化 | 内部環境監査および製品含有化学物質リスクアセスメントに基づく法規制リスクの低減 | 製造拠点:順法監査 販売・サービス拠点:リスクアセスメント |
||
脱炭素
~ネットゼロ~
製品・サービスによる貢献
| 行動目標 | 推進活動 | 2025年度目標 | 2026年度目標 | 2027年度目標 |
|---|---|---|---|---|
| 製品・サービスにおける温室効果ガス排出量の削減 | 製品開発時の環境配慮設計による温室効果ガス排出量削減 | 削減貢献量 49,581t-CO2以上 |
削減貢献量 63,996t-CO2以上 |
削減貢献量 73,655t-CO2以上 |
| 製品による温室効果ガス排出削減原単位の改善 (基準年度:2022年度) |
27.5%以上 | 41.6%以上 | 65.6%以上 |
工場・オフィスによる貢献
| 行動目標 | 推進活動 | 2025年度目標 | 2026年度目標 | 2027年度目標 |
|---|---|---|---|---|
| 事業所における温室効果ガス排出量の削減 | 温室効果ガス排出総量の削減 | 排出量 21,700t-CO2以下 |
排出量 17,308t-CO2以下 |
排出量 0t-CO2 |
| 温室効果ガス排出削減率の向上(2019年度比) | 61%以上 | 69%以上 | 100% | |
| 省エネ、再エネ設備導入による温室効果ガス排出量の削減(2019年度比) | 9%以上 | 10%以上 | 12%以上 | |
| Scope1クレジット購入量の削減 | 2030年度までに購入割合を全体の17%以下 | |||
| バリューチェーンにおける温室効果ガス排出量の削減 | 調達パートナーにおける排出削減計画の策定 | 40社以上 | 55社以上 | 80社以上 |
| 輸送エネルギー利用状況の確認 | 輸送エネルギーに基づくCO2排出量の把握 | |||
サーキュラーエコノミー
~サーキュラートランスフォーメーション~
資源循環社会の構築
| 行動目標 | 推進活動 | 2025年度目標 | 2026年度目標 | 2027年度目標 |
|---|---|---|---|---|
| 事業所における資源利用効率の改善 | 廃棄物埋立率の低減 | 2%以下 | 1.9%以下 | 1.9%以下 |
| プラスチック廃棄物の有効利用率の向上 | 91%以上 | 92%以上 | 93%以上 | |
| 製品・サービスにおけるエコデザインの推進 | 新規開発製品の環境配慮設計アセスメントおよびLCA適用(欧州向け出荷全製品に対するLCA実施) | 100% | 100% | 100% |
| 対象とした製品における再資源化可能な材料使用率の向上 | 95% | 95% | 100% | |
| 対象とした製品における環境配慮材料(再生プラ等)の使用率向上(重量比) | 20% | 20% | 30% |
ネイチャーポジティブ
~ネイチャーレジリエンス~
生物多様性保全への貢献
| 行動目標 | 推進活動 | 2025年度目標 | 2026年度目標 | 2027年度目標 |
|---|---|---|---|---|
| 生物多様性保全活動の推進 | 水使用量原単位の改善 (2019年度比) |
13.6%以上 | 13.8%以上 | 14.9%以上 |
| 水ストレス地域に立地する製造事業所の水使用量削減(前年度比) | 実態の詳細調査 | 削減計画の策定 | -2.9% | |
| 水の消費・排水状況の確認 | 水の消費量・排水量の把握 | |||
| 生態系保全活動項目の推進 | 実施件数の把握 | |||
化学物質管理
| 行動目標 | 推進活動 | 2025年度目標 | 2026年度目標 | 2027年度目標 |
|---|---|---|---|---|
| 化学物質リスクの低減 | 化学物質の使用・大気排出状況の確認 | 化学物質使用量・大気排出量の把握 | ||
環境事業を通じた成長
環境事業
| 行動目標 | 推進活動 | 2025年度目標 | 2026年度目標 | 2027年度目標 |
|---|---|---|---|---|
| 製品・サービスのGX売上拡大 | GXに貢献する製品・サービスやソリューションの年間売上拡大 | 104,404百万円以上 | 113,085百万円以上 | 136,212百万円以上 |
