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日立ハイテク
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紫外可視/近赤外分光光度計 Agilent Cary 4000/5000/6000i

紫外可視/近赤外分光光度計 Agilent Cary 4000/5000/6000i

業界最高性能を備えたアジレント社製 Caryシリーズのプロフェッショナルモデル。
さまざまなアプリケーションに最適な波長範囲の機種が選べ、比類ない精度と柔軟性により、研究開発・品質管理などに幅広く対応します。
日立ハイテクサイエンスでは、日本語のCary WinUV ソフトウェアを提供します。

* アジレント・テクノロジー株式会社からの許諾を得て掲載しております(DE44259.0656944444)。

価格:お問い合わせください

取扱会社:株式会社 日立ハイテクサイエンス

特長

Cary 4000

175~900 nmの優れた測光性能
Cary 4000は、175~900 nmの範囲で優れた測光性能を発揮する高性能UV-Vis分光光度計です。解析制御ソフトCaryWinUVでは、バイオおよび医薬品用のモジュールも用意しています。温度制御、オートサンプラ、マルチセルホルダ、シッパーなど、液体サンプル用の多くのオプションアクセサリがあります。Cary 4000は、材料研究や生物学研究分野などの業界をリードするシステムです。

Cary 5000

175~3300 nmの優れた測光性能
Cary 5000は、175~3300 nmの範囲で優れた測光性能を発揮する高性能UV-Vis-NIR分光光度計です。PbSmartテクノロジーを有するCary 5000は、3300 nmまでの幅広い近赤外域の測定に対応することため、物質科学研究の強力なツールとなっています。解析制御ソフトCaryWinUVにて強力な分析の実行と多くのオプションアクセサリの制御を簡単に行うことができます。大型試料室に様々なアクセサリや拡散反射用の大型の積分球を搭載できます。ロックダウンメカニズムにより、アクセサリを迅速に変更およびポジショニングして再現性の高い結果を得ることができます。

Cary 6000i

物質研究用の175~1800 nmの最先端の測光性能
Cary 6000iは、175~1800 nmの範囲で比類のない測光性能を発揮する高性能UV-Vis-NIR分光光度計です。InGaAs検出を使用して直線性を向上させるCary 6000iは、近赤外域で優れたデータを提供します。特に光学薄膜などの物質科学分野の測定に最適なツールです。解析制御ソフトCaryWinUVにて強力な分析の実行と多くのオプションアクセサリの制御を簡単に行うことができます。大型試料室に様々なアクセサリや拡散反射用の大型の積分球を搭載できます。ロックダウンメカニズムにより、アクセサリを迅速に変更およびポジショニングして再現性の高い結果を得ることができます。

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Cary 4000

Cary 4000

175~900 nmの優れた測光性能
Cary 4000は、175~900 nmの範囲で優れた測光性能を発揮する高性能UV-Vis分光光度計です。解析制御ソフトCaryWinUVでは、バイオおよび医薬品用のモジュールも用意しています。温度制御、オートサンプラ、マルチセルホルダ、シッパーなど、液体サンプル用の多くのオプションアクセサリがあります。Cary 4000は、材料研究や生物学研究分野などの業界をリードするシステムです。

主な特長

  • リファレンスビームアテネーションにより最大8.0の吸光度を測定可能
  • 日本語に対応したWinUVソフトウェアを同梱
  • 温度制御、液体および固体サンプルホルダ、オートサンプラ、マルチセルホルダ、シッパーなどの汎用的なアクセサリをラインアップ
  • 可変スリット(最小0.01 nm)によりデータ分解能を最適に制御
  • アクセサリを迅速に変更するための精密なロックダウンメカニズムがある大型の試料室
  • 高効率のシュヴァルツシルト型カップリング光学系を採用
  • フローティングアルミニウムキャスティングとダブルリトローモノクロメータにより、最小限のノイズと迷光を実現
  • サンプル吸光度に合わせてリファレンスビームを減光させることによりダイナミックレンジを拡張
  • 窒素ガスで試料室と分光器を別々にパージ可能

優れた光学系

定評ある優れた光学設計と最新技術によって、常に高い精度の測定結果を提供します。Cary 4000/5000/6000iUV-Vis-NIRは、優れた光学設計により、比類のない測光域、精度、直線性、および低ノイズを実現します。

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きわめて広い測光域

アジレントのCaryシリーズ紫外可視/近赤外分光光度計は、正確で一貫性のある信頼性の高い結果を提供し、これまでの限界を超える測定を可能にします。
Cary 4000/5000/6000iUV-Vis-NIRは、測光域がきわめて広く、紫外可視から近赤外までの領域で8Absを超える測定を可能にします。
含水過マンガン酸カリウムの各濃度の吸収スペクトル(左図)は、優れた測光精度と測光域を有していることを示しています。555 nmの吸収に着目した場合、希釈なしで0.1~500ppmの分析が可能です。吸光度と濃度の検量関係のプロット(右図)は、広いダイナミックレンジと優れた直線性(R2=0.999)を示しています。

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含水過マンガン酸カリウムの各濃度の吸収スペクトル(左図)
吸光度と濃度の検量関係(右図)

下の図は2枚の青いフィルタをそれぞれ測定した結果と、重ねて測定した結果を示しています。それぞれのフィルタを測定して得られたスペクトルを足し合わせた結果と、重ねて測定したスペクトルの差は8x10-8%T未満であり、紫外可視領域における優れた直線性と測光域を実現していることを示しています。

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紫外可視領域における青色フィルタの吸収スペクトル

S:N モードで精度をコントロール

S:Nモードは、AgilentCaryシリーズでのみ使用できる独自のスキャンモードであり、測定データのS/Nレベルを制御して測定を行うことができます。この測定モードは、波長範囲全体の吸光度または反射率が大幅に変化するサンプルに対して有効です。
S:Nモードでは、スループットの高い領域を短時間の積算時間でスキャンを行い、スループットの低い領域を長めの積算時間でスキャンを実行します。これにより、スキャン時間が50%以上短くなります。

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Cary 5000

Cary 5000

175~3300 nmの優れた測光性能
Cary 5000は、175~3300 nmの範囲で優れた測光性能を発揮する高性能UV-Vis-NIR分光光度計です。
PbSmartテクノロジーを有するCary 5000は、3300 nmまでの幅広い近赤外域の測定に対応することため、物質科学研究の強力なツールとなっています。解析制御ソフトCaryWinUVにて強力な分析の実行と多くのオプションアクセサリの制御を簡単に行うことができます。大型試料室に様々なアクセサリや拡散反射用の大型の積分球を搭載できます。ロックダウンメカニズムにより、アクセサリを迅速に変更およびポジショニングして再現性の高い結果を得ることができます。

主な特長

  • リファレンスビームアテネーションにより最大8.0の吸光度を測定可能
  • 拡張された測光域用のPbSmartNIR検出器にて175~3300 nmの測定波長範囲を実現
  • 日本語に対応したWinUVソフトウェアを同梱
  • 大型試料室に様々なアクセサリや拡散反射用の大型の積分球を搭載可能
  • 可変スリット(最小0.01 nm)によりデータ分解能を最適に制御
  • アクセサリを迅速に変更するための精密なロックダウンメカニズムがある大型の試料室
  • 高効率のシュヴァルツシルト型カップリング光学系を採用
  • フローティングアルミニウムキャスティングとダブルリトローモノクロメータにより、最小限のノイズと迷光を実現
  • サンプル吸光度に合わせてリファレンスビームを減光させることによりダイナミックレンジを拡張
  • 窒素ガスで試料室と分光器を別々にパージ可能

優れた光学系

定評ある優れた光学設計と最新技術によって、常に高い精度の測定結果を提供します。Cary 4000/5000/6000iUV-Vis-NIRは、優れた光学設計により、比類のない測光域、精度、直線性、および低ノイズを実現します。

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きわめて広い測光域

アジレントのCaryシリーズ紫外可視/近赤外分光光度計は、正確で一貫性のある信頼性の高い結果を提供し、これまでの限界を超える測定を可能にします。
Cary 4000/5000/6000iUV-Vis-NIRは、測光域がきわめて広く、紫外可視から近赤外までの領域で8Absを超える測定を可能にします。
含水過マンガン酸カリウムの各濃度の吸収スペクトル(左図)は、優れた測光精度と測光域を有していることを示しています。555 nmの吸収に着目した場合、希釈なしで
0.1~500ppmの分析が可能です。吸光度と濃度の検量関係のプロット(右図)は、広いダイナミックレンジと優れた直線性(R2=0.999)を示しています。

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含水過マンガン酸カリウムの各濃度の吸収スペクトル(左図)
吸光度と濃度の検量関係(右図)

下の図は2枚の青いフィルタをそれぞれ測定した結果と、重ねて測定した結果を示しています。それぞれのフィルタを測定して得られたスペクトルを足し合わせた結果と、重ねて測定したスペクトルの差は8x10-8%T未満であり、紫外可視領域における優れた直線性と測光域を実現していることを示しています。

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紫外可視領域における青色フィルタの吸収スペクトル

S:N モードで精度をコントロール

S:Nモードは、AgilentCaryシリーズでのみ使用できる独自のスキャンモードであり、測定データのS/Nレベルを制御して測定を行うことができます。この測定モードは、波長範囲全体の吸光度または反射率が大幅に変化するサンプルに対して有効です。
S:Nモードでは、スループットの高い領域を短時間の積算時間でスキャンを行い、スループットの低い領域を長めの積算時間でスキャンを実行します。これにより、スキャン時間が50%以上短くなります。

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Cary 6000i

Cary 6000i

物質研究用の175~1800 nmの最先端の測光性能
Cary 6000iは、175~1800 nmの範囲で比類のない測光性能を発揮する高性能UV-Vis-NIR分光光度計です。InGaAs検出を使用して直線性を向上させるCary 6000iは、近赤外域で優れたデータを提供します。特に光学薄膜などの物質科学分野の測定に最適なツールです。解析制御ソフトCaryWinUVにて強力な分析の実行と多くのオプションアクセサリの制御を簡単に行うことができます。大型試料室に様々なアクセサリや拡散反射用の大型の積分球を搭載できます。ロックダウンメカニズムにより、アクセサリを迅速に変更およびポジショニングして再現性の高い結果を得ることができます。

主な特長

  • リファレンスビームアテネーションにより最大8.0の吸光度を測定可能
  • 拡張された測光域用のPbSmartNIR検出器にて175~3300 nmの測定波長範囲を実現
  • 日本語に対応したWinUVソフトウェアを同梱
  • 大型試料室に様々なアクセサリや拡散反射用の大型の積分球を搭載可能
  • 可変スリット(最小0.01 nm)によりデータ分解能を最適に制御
  • アクセサリを迅速に変更するための精密なロックダウンメカニズムがある大型の試料室
  • 高効率のシュヴァルツシルト型カップリング光学系を採用
  • フローティングアルミニウムキャスティングとダブルリトローモノクロメータにより、最小限のノイズと迷光を実現
  • サンプル吸光度に合わせてリファレンスビームを減光させることによりダイナミックレンジを拡張
  • 窒素ガスで試料室と分光器を別々にパージ可能

優れた光学系

定評ある優れた光学設計と最新技術によって、常に高い精度の測定結果を提供します。Cary 4000/5000/6000iUV-Vis-NIRは、優れた光学設計により、比類のない測光域、精度、直線性、および低ノイズを実現します。

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きわめて広い測光域

アジレントのCaryシリーズ紫外可視/近赤外分光光度計は、正確で一貫性のある信頼性の高い結果を提供し、これまでの限界を超える測定を可能にします。
Cary 4000/5000/6000iUV-Vis-NIRは、測光域がきわめて広く、紫外可視から近赤外までの領域で8Absを超える測定を可能にします。
含水過マンガン酸カリウムの各濃度の吸収スペクトル(左図)は、優れた測光精度と測光域を有していることを示しています。555 nmの吸収に着目した場合、希釈なしで
0.1~500ppmの分析が可能です。吸光度と濃度の検量関係のプロット(右図)は、広いダイナミックレンジと優れた直線性(R2=0.999)を示しています。

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含水過マンガン酸カリウムの各濃度の吸収スペクトル(左図)
吸光度と濃度の検量関係(右図)

下の図は2枚の青いフィルタをそれぞれ測定した結果と、重ねて測定した結果を示しています。 それぞれのフィルタを測定して得られたスペクトルを足し合わせた結果と、重ねて測定したスペクトルの差は8x10-8%T未満であり、紫外可視領域における優れた直線性と測光域を実現していることを示しています。

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紫外可視領域における青色フィルタの吸収スペクトル

フォトニクス分野のための高性能近赤外測定

測光波長範囲が175~1800 nmのCary 6000iは、最先端のフォトニクスおよび通信テクノロジー分野の研究開発に最適なシステムです。

近赤外領域における水蒸気の高分解能測定において、一般的な分光光度計では分離が困難な940 nm付近のピークを明確に分離します。Cary 6000iは、InGaAs検出器での測定に最適化された600本/ mmの近赤外用回折格子を備えており、卓越した近赤外性能を発揮します。

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高分解能測定例

下の図は3枚のフィルタを測定したときの近赤外分析における測光域と直線性を示しています。実測値と予想値は、測定された近赤外領域全体で一致した結果が得られていることを示しています。

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近赤外分析における優れた測光域と直線性

S:N モードで精度をコントロール

S:Nモードは、AgilentCaryシリーズでのみ使用できる独自のスキャンモードであり、測定データのS/Nレベルを制御して測定を行うことができます。この測定モードは、波長範囲全体の吸光度または反射率が大幅に変化するサンプルに対して有効です。
S:Nモードでは、スループットの高い領域を短時間の積算時間でスキャンを行い、スループットの低い領域を長めの積算時間でスキャンを実行します。これにより、スキャン時間が50%以上短くなります。

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測定例

幅広いアプリケーションに対応

工業分野、ライフサイエンス分野などさまざまなアプリケーションに対して最高性能の装置を提供するだけでなく、ソフトウェア、サービスを含めたトータルソリューションを提供します。

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ナノ複合体・光学部品アプリケーション

次世代電子部品と光デバイスの研究開発には、Cary 4000/5000/6000iUV-Vis-NIRとPrayingMantis拡散反射アクセサリを使用することで、次の測定を行うことができます。

  • 従来の積分球に代わって、小さなサンプルや水平に保持する必要のあるサンプルの拡散反射測定
  • PrayingMantisアクセサリのサンプリング形状と広い波長範囲により、粉末状のナノ複合材料の光学特性評価

拡散反射測定
得られるスペクトルは、新しいナノ複合材料とその前駆体の吸収端とバンドギャップエネルギーを計算および比較するための豊富な情報を提供します。

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低反射率サンプルの測定
ARコーティングの様な反射率に幅のあるサンプルの測定には、Cary 6000iとVWSRAを組み合せて測定を行います。

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分析の難しい反射防止コーティングの分析にはVWSRAを使用します。

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薄膜アプリケーション

薄膜測定
角度可変スペキュラー反射アクセサリ(VASRA)を取り付けたCary 4000/5000/6000iUV-Vis-NIRは、レンズのコーティング、ガラスの反射防止コーティング、コーティングされたフィルタやミラーの屈折率(RI)を正確に測定します。VASRAでは、入射角を正確にPCから自動でコントロールします。
サンプルは同時に移動するため、すべての入射角でサンプルの同じ領域を測定できます。

サンプルの屈折率は、コーティングサンプルと未コーティングサンプルの反射率と角度によって計算されます。
この屈折率の情報を基に、膜厚を簡単に計算できます。
VASRAは最も要求の厳しい測定に対応しているため、高い精度で光学部品の品質を保証でき、不良率を削減して生産性を高める事ができます。

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VASRAは薄膜の光学特性解析に最適です。
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固体サンプルホルダは、フィルタ、ガラス、繊維などの固体サンプルの透過測定に最適です。
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ブリュースターアングルホルダは、さまざまな入射角度で固体サンプルの透過測定が行えます。
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フィルタアプリケーション

フィルムおよび多層フィルタの測定

Cary 4000/5000/6000iUV-Vis-NIRにモーター式サンプルトランスポートアクセサリを組み合せることで、フィルム、ゲル、ウエハー、または多層フィルタの表面均一性や欠陥率を評価できます。

  • 時間のかかる手動の調整が不要なため、操作ミスとコストが削減されます。
  • サンプルコンパートメント内で、正確で再現性の高いサンプル配置が可能です。
  • 自動スキャン機能は、サンプル間の均一性のモニタリングとサンプルの欠陥の検出に最適です。
  • 複数のサンプルをセットできるため、迅速なサンプル間の比較が必要なQA/QCまたは研究開発分野の測定に最適です。

モーター式サンプルトランスポートアクセサリとフィルムホルダアクセサリを使えば、シート、フィルム、ゲル、ウエハー、多層フィルタなどの迅速な測定に対応できます。

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サブナノメーターのバンドパスフィルタ測定

Cary 5000に固体サンプルホルダを組み合せることで、バンドパスフィルタの光学特性を正確に評価できます。

  • 高いスループットを確保したサンプルマウント
  • ビームサイズと立体角を制御するアパーチャキット

フロントビームに2つの1 mmアパーチャ(サンプルの両側でそれぞれ50 mm)およびリアビームに2つの5 mmアパーチャ(リアビームアッテネータ付き)を使用して、バンドパスフィルタの正確なピーク波長、ピーク透過率、およびFWHM値が測定できます。

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ソーラーアプリケーション

ガラスの製造やシリコン太陽電池・薄膜太陽電池の開発や製造では、Cary 5000と外部反射アクセサリを使用すれば次のことが可能です。

  • 電池効率を評価するための、シリコンウエハーおよび窒化シリコンコーティングの拡散反射率測定
  • 太陽電池材料のシリコンコーティングや薄膜コーティングなどの光学特性評価

拡散反射測定

シリコンウエハーの反射スペクトルを赤色で示し、太陽電池(シリコンウエハーと窒化シリコン)の反射スペクトルを青色で示しています。

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拡散透過率測定アクセサリ

太陽電池の反射率および透過率特性は、Cary 5000と積分球を使用して測定できます。また、小型スポットキットを備えたDRA-2500では、集光光学系によってビームスポットが絞られるため、太陽電池の小さな領域の測定を可能にしています

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バイオテクノロジーおよび製薬アプリケーション

Cary 4000UV-Visは、比類のない光学性能と優れた温度コントロールを特長とするため、分析が非常に困難なサンプルでも高精度な測定が可能です。

DNAの熱力学特性

Cary 4000の正確で再現性の高い温度制御により、DNAの巻き戻しの様な複数の遷移に起因する、瞬間的な吸光度の変化を検出することができます。図では三重鎖DNA融解の第2の遷移状態を示しています。

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混濁サンプルの測定にも最適

混濁した生物サンプルの吸光度変化の測定は、サンプルのバックグラウンド吸光度が4Absを超える場合があるため、一般的には測定が困難になります。上図は、高濁度シトクロムP450を測定し、4.5Absを超えるバックグランドの吸収を差し引いた差分のスペクトルを示します。このサンプルの実際の吸光度は5Absに近いですが、0.05Abs未満の変化が精度良く検出されています。

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カイネティクス曲線を簡単に作成

マウスを1回クリックするだけで、一連の繰り返しスキャンからカイネティクス曲線を得られます。図は、410 nmにおけるカイネティクス曲線を示しています。

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ソフトウェア

実際のサンプル測定を考慮したソフトウェア

CaryWinUVソフトウェアはモジュール設計を採用しているため、それぞれの分析目的に応じてカスタマイズできます。波長スキャン測定を使った材料分析にも、酵素反応カイネティクスや温度コントロールが求められる生体サンプルの測定にも対応できます。

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測定画面の一例

日本語表示に対応

日立ハイテクサイエンスでは、日本語に対応したWinUVソフトウェアを提供します。 使いやすい操作性に加え、ユーザーに優しい日本語表示に対応します。

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測定条件の設定画面の一例

高度なデータ処理

スペクトルカリキュレータを使うことにより、加減乗除、対数、平方根関数などの演算処理を行うことができます。また、平均、標準化、補正、最大四次までの導関数、積分、およびクベルカ-ムンク補正の機能も備えています。

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計算画面の一例

レポートも日本語表示

従来、英語で出力されていたレポートも日本語表示に対応しています。

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レポート設定画面の一例

アクセサリ

各種サンプリングアクセサリ

Cary 4000/5000/6000iUV-Vis-NIR用の幅広いアクセサリを使えば、微小のフィルタからカットされていないガラス基板まで、さまざまな大きさや種類のサンプル測定に対応できます。大型の試料室は、さまざまなサイズのサンプルに対応します。取り外し可能なフロアプレートによってさらに柔軟性が高まります。

固体、粉末、およびペースト用のアクセサリ

  • ブリュースターアングルホルダ
  • 拡散反射アクセサリ(内部・外部)
  • ポラライザとデポラライザ
  • パウダーセルキット
  • PrayingMantis拡散反射アクセサリ
  • サンプルトランスポートアクセサリとフィルムホルダ
  • 固体サンプルホルダ
  • 角度固定/可変スペキュラー反射アクセサリ(SRA)

液体サンプル用のアクセサリ

  • シングルおよびマルチセルホルダ
  • ペルチェ温度コントロール
  • 標準および特殊セル用のセルホルダ
  • 温度コントローラ

ロックダウン機構

Cary 4000/5000/6000iUV-Vis-NIRは、アクセサリを素早く再現性良く設置できる独自のロックダウン機構を備えています。サンプルコンパートメント(試料室)の同じ場所にアクセサリを確実に取り付けることができます。工具や時間のかかるアライメントは必要ありません。

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多角度可変自動測定アクセサリ(UMA)

Caryシリーズの分光光度計Cary 4000/5000/6000iに、多角度可変自動測定アクセサリ(UMA)を取り付けソフトウエアアップグレードを行うことにより機能を飛躍的に拡張することができます。

一晩で数百ものUV-Vis-NIRスペクトルを収集することも、光学部品や薄膜の光学特性解析を数分から数時間で行うこともできます。光学系、薄膜、コーティング、太陽電池、ガラスの研究、開発、QA/QCのための包括的なソリューションを実現して、新たな材料分析を可能にします。画期的な多角度可変自動測定アクセサリ(UMA)をCary 4000/5000/6000iと組み合わせることにより、Cary 7000UMSのように今まで不可能であった実験系の構築が可能となり、分析内容の幅も広がることによって、分析時間の短縮とコスト削減が実現されます。

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特長

固体サンプル測定へのパワフルなアプローチ

  • サンプルを移動することなく、一連の操作でサンプルの光学特性の測定が可能
  • 検出器や試料の位置を制御しながら拡散反射と拡散透過などを測定
  • 大型の試料室により、大きなサイズから小さなサイズまで、様々な種類のサンプルに対応
  • サンプルや測定のニーズに適した平行な光を実現、スポットサイズの変更も可能
  • 直視型検出方式とシングルベースライン測定方式により、分析時間を大幅に短縮化
  • ベースライン取得後、サンプル設置をするだけで複数条件の測定を全て自動で実施
  • 日本語化されたCaryWinUVソフトウェアのメソッドエディタにより、より簡単にメソッド設定が可能
  • CaryWinUVソフトウェアにより、高度なデータ処理、高速データ解析を実現、多角度のスペクトル情報の把握に有効な3Dグラフィックも搭載

アクセサリにて常に最先端の技術を提供

最高品質の最終製品と材料を低コストで一貫して提供する必要がある場合は、革新的で信頼性の高い分析ソリューションが不可欠です。Cary 4000/5000/6000iの豊富なアクセサリを使用することで、幅広く汎用的な測定に対応できます。

積分球

優れたInGaAsおよびPbSmart検出器は、積分球と組み合せた測定においても高い性能を発揮します。積分球には2種類の直径(150 mmまたは110 mm)があり、PbSからInGaAsに切り替えて、さまざまな拡散反射測定に対応します。

DRA-900(~900 nm)

紫外可視領域の測定に最適なDRA-900は、きわめて低い測光ノイズ、広い測光域、優れた直線性を提供します。

DRA-1800(~1800 nm)

PMT/InGaAs検出器を搭載したDRA-1800は、優れたS/N性能を発揮し、検出下限とスキャン速度を向上させます。

DRA-2500(~2500 nm)

ペルチェ冷却式のPbS検出器を搭載したDRA-2500は、リアルタイムで最適化され、優れた性能を発揮します。

拡散反射アクセサリは、固体および液体サンプルの測定に最適です。

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システム性能のバリデーション

内蔵の標準コンポーネント(水銀ランプなど)を使用してバリデーションを自動化し、必要に応じて項目を追加することで、バリデーションの内容を拡張できます。

紫外可視近赤外分光光度計用消耗品

キュベット、フローセル、ランプなどの幅広い消耗品を取り揃えています。

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分光光度計(UV-Vis/NIR)の測定例を紹介します。

「紫外・可視分光光度計で何ができる?」から「分光光度計の仕組み」まで、知っておきたい分光光度計の基礎を紹介します。

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