医療向け RFIDの活用例
医療現場の課題をRFIDで解決する活用例を紹介します。
分析装置の消耗品管理

分析装置で使用する専用試薬は、残量・使用期限・適合品かどうかを正確に管理する必要があります。管理が不十分な場合、残量不足による業務停止や期限切れ試薬による誤測定が発生するおそれがあります。また、非純正品の使用は医療ミスや企業イメージの低下にもつながります。
RFIDで解決!
試薬の残量や使用期限を正確に管理
- 試薬にタグを付けておくことで、試薬の種類を自動で判別。目視確認ではないのでヒューマンエラー防止や確認の手間削減に繋がります。
- 装置の急なシャットダウンや故障が起こった場合、試薬の残量データが失われるリスクがあります。ICタグへ残量を書き込むことで、装置のシャットダウンや試薬の抜き差しがあっても残量を把握。
- サーバとのの連携で追加購入タイミングを自動で通知し、業務停止を未然に防ぎます。
- 使用期限や開封後の経過時間をICタグで管理し、アラート通知や装置の自動キャリブレーションを実施。試薬の状態に起因する測定誤差を低減します。
- 試薬が純正品でない場合、ICタグで即時に検知しアラートを出します。使用履歴にも記録することで、非純正品による検査結果を追跡・把握できます。
| 使用周波数 | HF帯:13.56MHz |
|---|---|
| 機器 | セキュリティ機能付きRFIDラベル、組込型リーダライタ |
| 備考 | 試薬管理:偽造品防止、検査装置のIoT化、状態監視、状態把握、医療過誤防止 自動化:工数削減、省人化、高速化、取り違え防止 |
検体検査の自動化

臨床検査技師は限られた人員で、採血補助や多数の検体の処理などを実施しなければなりません。手作業による読み取り作業や搬送の渋滞、緊急検体への迅速な対応など、作業内容が多岐にわたるため、検査業務の効率化が急務となっています。
RFIDで解決!
検体1本ごとに固有のIDを付与して即時処理
- 検体ホルダーにRFIDタグを搭載することで、各分析装置間でのバーコード読み取りが不要になり、搬送ラインの渋滞を解消できます。
- 検体1本ごとに固有のIDを付与することで、優先度に応じた検査が可能です。緊急検体をその他の検体と混在させることなく、スムーズに処理できます。
- 搬送状況をリアルタイムに把握・管理できるため、エラー検体の所在特定や稼働状況の可視化が容易になり、検査技師が装置まで足を運ぶ手間を削減できます。
| 使用周波数 | HF帯(13.56MHz)、UHF帯(920MHz) |
|---|---|
| 機器 | RFIDラベル・タグ、組込型リーダライタ |
| 備考 | 検体管理:個体管理、工程管理、検査装置のIoT化 自動化 :省人化、高速化、取り違え防止 |
電子ペーパータグ付き通い箱によるペーパーレス化

医療機器卸業者やSPD業者と病院の間で繰り返し使用される通い箱には、納品先・品名・数量・ロット番号・使用期限などの情報を記載した紙伝票やラベルを毎回印刷・貼付する必要があります。印刷や貼替の手間や、汚破損による視認性低下で作業効率が落ちる問題もあります。また、不良品や数量欠損の発生時に工程間の情報共有・反映に時間がかかるため、病院側での検品ミスや取り違えリスクも懸念されます。
電子ペーパータグで解決!
電子ペーパータグ付き通い箱で作業省力化
- 電子ペーパータグは通い箱に貼り付けたまま、非接触で書き換えが可能。出荷時に納品先・品名・数量・ロット・使用期限などの情報を更新。紙伝票の印刷・貼付作業が不要です。
- 病院側でもNFC対応スマートフォンやタブレットをかざすだけで内容を即時確認。不良・欠損情報などの表示内容はスマートフォンやタブレットで更新できるため、作業者が一目見て認識・共有でき、誤作業を低減します。
- 交信時の電波を、電力に変換して書き換えるため電池は不要。画面表示を保持するのにも電力は不要。
- 電子ペーパータグのUHFタグ機能を用いて、一括入荷受け入れや在庫の棚卸作業も簡単にできます。
- 通い箱そのものの発送先を管理でき、紛失の抑制に効果的です。
| 使用周波数 | HF帯(13.56MHz)、UHF帯(920MHz) |
|---|---|
| 機器 | 電子ペーパータグ、NFC対応スマートデバイス(スマートフォン・タブレット) |
| 備考 | NFC、HF、UHF、電子ペーパータグ、バッテリーレス、ケーブルレス、メンテナンスフリー |
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