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Hitachi

日立ハイテクサイエンス

 紫外可視近赤外分光光度計 UH5700は、固体・液体試料に対して、紫外線波長領域から近赤外線波長領域まで幅広い測定波長範囲に対応しています。また、新しいデータ処理ソフトの採用により、快適な操作環境を実現しています。

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取扱会社:株式会社 日立ハイテクサイエンス

特長

紫外・可視・近赤外領域(190~3,300 nm)に対応高い測定精度とスループットを両立しました。

連続可変スリットの採用

低光量測定時は自動でスリットが広くなり、高光量測定時はスリットが狭くなる連続可変スリットを近赤外波長域に採用、幅広い測定波長範囲190~3,300 nmで低ノイズ測定を実現しています。

画像:連続可変スリットの採用

低迷光

本製品はフォトリソグラフィ技術を用いた新開発のグレーティングを搭載しており、ツェルニターナーマウント シングルモノクロメータ方式の明るい分光器にてクラス最高レベルの低迷光/高測光レンジを実現しています*1

  • *1 日立ハイテクサイエンス調査 日本国内販売機種(近赤外波長域対応、シングルモノクロメータ機)2019年4月現在

画像:低迷光

測定スループットの向上

波長駆動にギヤドライブ方式を採用したことにより、約0.3〜5,000 nm/minと従来機と比較して紫外可視域の高速スキャンを実現しました*2。1 nmのデータ間隔で測定する場合1,000 nm/minで190〜3,300 nmの範囲の測定が約4分で可能となります。

  • *2 U-3900:1.5~2,400 nm/min、U-2900:10~3600 nm/min。

画像:測定スループットの向上

検出器切り替え段差の抑制

一般的に、紫外可視近赤外分光光度計は、紫外可視域領域と近赤外領域で異なる検知器を用いています。異なる検知器を用いていることから、検知器の切り替え時に測光値の差が生じることがあります。UH5700は、元来培ってきたノウハウや信号処理技術などにより、検知器切り替え時の段差を最小限に抑えています。

画像:検出器切り替え段差の抑制

アクセサリの共通化

試料室はU-2900/U-3900形分光光度計と共通設計、既にお持ちの付属装置の利用が可能です*3。測定目的に応じた豊富な種類のアクセサリをラインアップしています。

  • *3 一部付属装置は除く(詳細は営業担当者に確認ください)。

オプション

幅広い測定目的に対応したアクセサリをラインアップ。 試料室はU-2900/U-3900と共通設計、既にお持ちの付属装置の利用が可能です。*4

  • *4 一部付属装置は除く(詳細は営業担当者に確認ください)

液体測定用途

液体測定用途

ミクロセルオプション

ミクロセルはミクロセル用マスク(200-1537)を組み合わせて使用します。340~600 µL程度の少量サンプル測定に適しています。

画像:検出器切り替え段差の抑制

微量試料測定オプション

微量セルは微量セル用マスク(3J1-0115)(2個入り)を組み合わせて使用します。1.5~90 µL程度の微量サンプル測定に適しています。

画像:検出器切り替え段差の抑制

角形長セルホールダ

角形の長セルで測定する際に用います。
低濃度のサンプルを感度よく測定できます。

画像:角形長セルホールダ

レファレンス側減光フィルタホルダ

近赤外域の測光レンジ域を拡大したい場合に使用します。近赤外域の測光レンジ域を拡大した測定を行うためには、レファレンス側減光フィルタホルダ(2J3-0120)の他に下表に示すTHORLABS社製近赤外域吸収型 NDフィルタNENIR210Bが必要です。

画像:レファレンス側減光フィルタホルダ

恒温セルホールダ

恒温槽の水をセルホールダ部に循環させ、セル部を一定温度に保持します。(温度制御:R、S共)

画像:恒温セルホールダ

スターラー付き恒温セルホールダ

マグネット式のかくはん子で試料溶液のかくはんができますので温度精度の良い測定ができます。

画像:スターラー付き恒温セルホールダ

プログラム機能付恒温セルホールダ

たんぱく質や核酸の融解を測定する際に試料温度を連続的に変化させた時の吸光度の変化が測定できます。電子冷熱式のため急熱、急冷が可能。等温間隔で昇温、降温ができ、スターラ付きのためセル内の温度ムラはありません。(温度制御:R、S共)

画像:プログラム機能付恒温セルホールダ

オートシッパ

コンピュータ制御のサンプルシッパです。試料の回収などの機能が充実しています。さらに、オートサンプラを接続すれば自動化、省力化が可能です。

画像:オートシッパ

電子冷熱オートシッパ

フローセル部が一定温度で正確な制御ができます。

画像:電子冷熱オートシッパ

AS-1010形オートサンプラ

オートシッパおよびフローインジェクション分析の多検体測定に用います。吸引ニードルがXYZの3方向に移動します。

画像:AS-1010形オートサンプラ

固体測定用途

固体測定用途

Φ60積分球付属装置(VIS/NIR対応)

濁った試料の吸光測定、固体試料表面の反射測定に用います。

画像:Φ60積分球付属装置(VIS/NIR対応)

5°正反射付属装置(相対)

試料の鏡面反射を利用して標準反射板(アルミ蒸着平面鏡)との相対反射率を測定します。膜厚測定、分光反射測定などに用います。

画像:5°正反射付属装置(相対)

ガラスフィルタホルダ

ガラスフィルタのような板状固体試料の透過率、吸光度の測定に用います。

画像:ガラスフィルタホルダ

フィルムホールダ

フィルム状の試料の測定に用います。

画像:フィルム状の試料の測定に用います。

偏光子ホールダ

試料光束を直線偏光にし、偏光性を測定します。検光子との組み合わせも可能です。

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ペン型低圧水銀ランプ用ホルダセット

水銀ランプを用いた波長校正や波長正確さの確認を行う際に使用します。

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オプションソフト

オプションパッケージ

各種JIS規格の試験や様々な光学特性を計算するためのUV Solutions Plusのオプションソフトウェアです。

画像:検出器切り替え段差の抑制

仕様

項目内容
光学系 ツェルニーターナー シングルモノクロメータ
ダブルビーム方式
波長範囲 190~3300nm
標準ソフトの新機能 データ処理結果の表形式表示:
複数試料間の指定波長データや面積計算データ、半値幅計算データなどを表形式表示することが可能なため、試料間のデータ比較が容易にできます。
カスタマイズ可能なレポートレイアウト:
分析条件やデータ処理結果、スペクトルなどの印字項目を自由にレイアウトすることが可能で、オリジナルなレポート印刷のレイアウトを作成することが可能です。
性能確認機能を標準付属:
波長正確さ、ノイズレベル、ベースライン平坦度などの性能確認機能が標準付属しています。オプションソフトを導入することなくUH5700形の性能の日常管理が可能です。

測定例

液体測定

6価クロムの測定 (ジフェニルカルバジド吸光光度法)

RoHS指令で規制対象となっている6価クロムについて、ジフェニルカルバジド吸光光度法により分析した例を示します。6価クロムを株式会社 共立理化学研究所製の「水質測定用試薬セット 6価クロム」を用いて測定しました。吸収スペクトルの測定結果より、波長540 nmに吸収ピークを有していることが確認できました。吸収ピークの540 nmにおける検量線は、R2=1.0000と良好な直線性が得られました。

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シリカの測定 (モリブデン黄吸光光度法)

シリカはJIS K0101 工場用水試験方法にてモリブデン黄吸光光度法による測定方法が規定されています。シリカを株式会社 共立理化学研究所製の「水質測定用試薬セット シリカ」を用いて測定しました。吸収スペクトルの測定結果より、波長815 nmに吸収ピークを有していることが確認できました。吸収ピークの815 nmにおける検量線は、R2=0.9999と良好な直線性が得られました。

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赤外線吸収色素の測定

近赤外光吸収色素の粉末をトルエンに溶解し吸収スペクトルを測定しました。
波長 800~1000 nm付近に最大の吸収ピークを持つスペクトルが得られました。検出器の切り替え波長850 nmにおいて、段差の少ないスペクトルとなっています。
専用ソフトUV Solutions Plusにて、検出に使用する波長範囲や検出方法を設定し、複数サンプルを同時にピーク検出する事が可能です。また、検出結果は一覧表で表示する事が可能です。

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固体測定

フィルタの測定

フィルタは目的波長域の光を透過させる役割を持ちます。フィルタA、B、Cはそれぞれ赤、緑、青、フィルタDは可視域に透過特性を持つフィルタであることが確認されました。

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オプションソフト

色彩の測定(オプションパッケージ)

色彩計算結果は、色度座標へのプロットが可能です。標準的方法(波長範囲360~830 nm、1 nm間隔)や実用的方法(波長範囲380~780 nm、5 nm間隔)のスペクトルを用いて、光源や視野などのパラメータを設定し、色彩計算を行います。

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窓ガラス・塗料の測定

太陽光からの近赤外線は熱源となるため、窓ガラスを通じて屋内の温度が上昇する要因となります。そのため、近年では近赤外線をカットする機能性ガラスが採用されています。また、建物では外壁に近赤外線を反射させる機能性塗料が用いられています。これら機能性ガラスおよび機能性塗料の光学特性を測定しました。

・窓ガラスの測定と日射計算(オプションパッケージ)

画像:検出器切り替え段差の抑制

日本産業規格(JIS R3106-2019)に規定されている板ガラスの透過率(反射率)に関する試験方法(可視光透過率、日射透過率、日射反射率)に準拠した計算が可能です。

・塗料の測定と日射計算(オプションパッケージ)

画像:検出器切り替え段差の抑制

日本産業規格(JIS K5602-2008)に規定されている塗膜の日射反射率の求め方および日本産業規格(JIS K5675-2011)に規定されている屋根用高日射反射率塗料に関する試験方法(日射反射率)に準拠した計算が可能です。

技術解説:紫外可視近赤外分光光度計 UH5700

SCIENTIFIC INSTRUMENT NEWS

水質、環境、機能性材料など、幅広い分野における測定ニーズに応える、紫外可視近赤外分光光度計 UH5700の特長と測定例を紹介します。

アプリケーションデータ

分光光度計(UV-Vis/NIR)の測定例を紹介します。

分光光度計基礎講座

「紫外・可視分光光度計で何ができる?」から「分光光度計の仕組み」まで、知っておきたい分光光度計の基礎を紹介します。

保守・サービス

装置の保守・サービス会社のご案内です。

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