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半導体の歴史

 半導体の歴史・誕生は、1874年の整流器(AC-DCコンバータ)の発明までさかのぼります。ここでは、半導体の歴史について解説します。

トランジスタの誕生と開発(~1950年代)

 1947年に米国・ベル研究所でバーディーン、ブラッテンによって点接触型トランジスタ、1948年にはショックレーによる接合型トランジスタが発明されたことで、トランジスタ時代が到来しました。1946年に米国・ペンシルバニア大学が開発した真空管を利用したコンピュータは、建物が真空管で一杯になるほど大きく、使用電力も発熱も膨大でした。しかし、画期的なトランジスタ式計算機(コンピュータ)の登場で、以降コンピュータは大きな成長を遂げていきます。それまではラジオも真空管を使っていましたが、トランジスタによって大幅に小型化され、携帯できるようになりました。その後、半導体の研究とトランジスタの開発が認められ、1956年にショックレー、バーディーン、ブラッテン3名に、ノーベル物理学賞が授与されました。

IC時代の幕開け(~1970年代)

 トランジスタの発明を機に半導体産業は大きく伸長し、1957年には、すでに1億ドルを超える規模にまで成長しました。半導体の歴史は、1959年、米国テキサス・インスツルメンツ社のキルビーやフェアチャイルド社のノイスによるバイポーラIC(集積回路)の発明によって大きく動き始めました。このICは、トランジスタやコンデンサなどをひとつにまとめたもので、小型、軽量化できることからさまざまな電気製品で幅広く使われるようになり、IC時代の幕開けとなりました。
 1967年、テキサス・インスツルメンツ社がICを使った電子式卓上計算機(電卓)を開発。日本国内でも、電子機器メーカーが相次いで電卓を発表し、70年代終わりまで熾烈な「電卓戦争」を展開しました。

集積回路の規模拡大と多機能化(1980年代~)

 その後、ICの集積度は一段と進み、LSI(大規模集積回路)へと飛躍を遂げ、さらに80年代はVLSI(素子集積度が10万~1000万個)、90年代のULSI(素子集積度が1000万個超)へと技術革新が進みました。
 2000年代に入ると、システムLSI(多数の機能を1個のチップ上に集積した超多機能LSI)の生産が本格化していきました。
 ICの高機能、多機能化が進むことで、応用の分野は多岐にわたり、半導体は社会のすみずみで使われ、私たちの生活を支えています。

半導体の歴史

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