
〜 2001.10Ⅰ. 統合前史
21世紀を迎えて、新たな歴史が始まった
〜 2001.10Ⅰ. 統合前史
21世紀を迎えて、新たな歴史が始まった
2001年2月、株式会社日立製作所は計測機器事業、半導体製造装置事業を会社分割で独立させ、
日製産業株式会社に承継することが発表された。
併せて、株式会社 日立メディコの検体検査営業グループが統合に加わり、
10月1日付で「株式会社 日立ハイテクノロジーズ」が誕生した。

2001.10 〜 2004.3Ⅱ. 統合の地固め
「製・販・サ」一体、統合の志の基盤に
2001.10 〜 2004.3Ⅱ. 統合の地固め
「製・販・サ」一体、統合の志の基盤に
2001年10月1日、「株式会社日立ハイテクノロジーズ」が誕生した。
この日、新本社(東京都港区西新橋)にて、桑田芳郎取締役会長、
樋口 紀昭代表取締役 取締役社長をはじめ幹部列席のもと「新会社発足式」を開催した。
また、那珂事業所、笠戸事業所でも、新会社の「キックオフ」がそれぞれ盛大に実施された。

2001.10 〜 2004.3Ⅲ. 経営改革と飛躍
成長する日立ハイテク—統合後6年連続で最高益更新
2001.10 〜 2004.3Ⅲ. 経営改革と飛躍
成長する日立ハイテク—統合後6年連続で最高益更新
世界経済は、米国経済が堅調で、中国はじめ新興国の躍進が顕著となった。
わが国経済もアジア向け輸出などが好調で総じて堅調に推移した。しかし、2007年に入ると
米国経済の減速でドル安・円高が進み、原油価格高騰など経営環境の悪化が懸念された。
設立3周年を迎えた当社は、「企業ビジョン」のもと、さらなる飛躍をめざして
「経営改革プロジェクト」を推進した。

2008.4 〜 2010.3Ⅳ. 激変する市場への対応
リーマン・ショック、世界金融危機に直面
2008.4 〜 2010.3Ⅳ. 激変する市場への対応
リーマン・ショック、世界金融危機に直面
米国のサブプライムローン問題で2008年9月に米国の投資銀行リーマン・ブラザーズが破綻し、
世界金融危機、世界同時不況に至った。わが国も、株価の暴落、ドル安・円高の影響でダメージを被り、
実質GDPは2年連続マイナス成長となった。当社グループも2008年度減収減益、2009年度初の赤字決算となり、
V字回復に向けて事業構造改革と成長への加速に取り組んだ。

2010.4 〜 2014.3Ⅴ. 「次の10年」へ、事業構造改革
東日本大震災を越えて、成長戦略を加速
2008.4 〜 2010.3Ⅴ. 「次の10年」へ、事業構造改革
東日本大震災を越えて、成長戦略を加速
当社は、事業構造改革などにより2010年度にV字回復を実現した。
設立10周年を迎えた2011年10月には「長期経営戦略(CS11)」と「中期経営計画2013」を発表したが、
同年3月の東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)で主要事業所、グループ企業が被災し、景気低迷もあって、
2年連続で減収減益となった。当社は、さらなる経営改革と事業強化を推進し、
2013年度は3期ぶりに増収増益を達成し、成長軌道に復すことができた。

2014.4 〜Ⅵ. 新たな成長へ
新たな飛躍、成長軌道へ
2014.4 〜Ⅵ. 新たな成長へ
新たな飛躍、成長軌道へ
2012年12月に第2次安倍内閣が成立し、「アベノミクス」により株高、円安が進み、景気は回復基調となった。
しかし、世界経済は欧州経済危機、中国経済の停滞、原油安による産油国の経済不安などの懸念が広がり、
国内経済も2014年4月の消費税8%導入後は安定性を欠いている。
当社は、分析機器事業、半導体製造装置事業などで構造改革を推進し、グローバル展開を一段と強め、
2014年度は統合以来最高の純利益を達成した。そして、新たな飛躍のスタートとなる創立15周年を迎えた。

Ⅶ. グローバルで、ユニークな、強い企業の創造
Ⅶ. グローバルで、ユニークな、
強い企業の創造
企業文化をつくる「Hitachi High-Tech WAY」
当社は、2011年10月の創立10周年を機に、「Hitachi High-Tech WAY」活動を開始した。
2003年制定の「企業ビジョン」に、大切にしたい価値観「Hitachi High-Tech SPIRIT」と、
長期経営戦略
「Corporate Strategy 2011(CS11)」を加えて三位一体で展開することで、
日立ハイテクグループの一体感を高め、グループ価値の向上を図る活動である。
「Hitachi High-Tech WAY」をまとめた経緯とともに、「Hitachi High-Tech SPIRIT」
に込めた「大切な価値観」について紹介する。
CSR経営の取り組みと連結経営を支える
管理制度・情報システムの革新
当社は、創立時の経営方針に社会との共生を掲げ、2003年制定の「企業ビジョン」の基本理念として、
環境と調和を大切にし、社会的責任を全うすることで豊かな社会の実現に尽力することを掲げてきた。
CSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)を
持続的成長、企業価値の向上に欠かせない活動と位置づけ、
「日立ハイテクグループ取り組み方針」を定めてグループワイドに活動を進めている。
事業体制の改革で強い企業になる
当社は、激変するグローバル市場を生き抜く「強い企業」となるために、絶えざる経営改革を進めてきた。
そうした15年にわたる改革を、「意志ある連結経営」に向けた「経営改革プロジェクト」、
「長期経営戦略:Corporate Strategy 2011(CS11)」の策定、
「3事業ドメイン戦略」を軸として見ていく。
日立ハイテクノロジーズグループの歩みをご覧いただけます。
時代を彩った製品や出来事をご紹介します。
グローバルにビジネスを展開する商事部門の足跡をご紹介します。