株式会社日立メディコは、1972年に株式会社日立製作所の企業立病院である日立総合病院のHIMESAP(Hitachi Medical System Automation Planning)計画の一環として、当時の日立製作所計測器事業部などと協力して自動健診システムを完成させた。
各種検査にかかる時間を短縮することで、その日のうちに医師による検査結果をもとにした指導を受けられる当時日本初のオンラインシステムであった。
この自動健診システムは当時国内外から見学者が絶えず、これがデモンストレーション機能を果たした。1973年以降、日立メディコは自動分析装置の国内販売業務を担当し、全国の大病院や臨床検査センターなどに、自動分析装置400/500、706/706Dなどを納入し実績をあげ、国内トップシェアの地位を維持し続けた。