海外拠点の現地法人化、有力企業との連携強化

グローバル展開としては、日立儀器(蘇州)有限公司の新建屋が完成し生産能力・効率向上が図られ、台湾新竹にはプロセス開発センタを開設している。2014年度も、メキシコ営業所を現地法人化(日立ハイテクメキシコ会社)した。

海外有力企業との連携も積極的に推進し、血液分析装置など生体自動分析装置を2014年4月までに累計55,000台以上世界に供給してきたパートナーであるスイスのRoche社と提携の延長契約を結んだ。また、スイスのETRION社と日本国内におけるメガソーラーの共同事業を開始し、米国OpGen社とも臨床研究向けヒトゲノム構造解析プレサービスの共同開発を開始した。

このような展開を進めたことで、2014年度連結業績は、消費税増税の影響で売上高は前期比0.2%減の6,375億円となったものの、営業利益同45.0%増の441億円となり、当期純利益は同56.0%増の281億円と統合後最高の実績となった。売上高経常利益率も6.6%と統合以来最高を記録した。

先行的な装置・システム開発の推進を目的として新設された(MIC那珂)