-100nmノード対応の「HL-7000M」-
2002年4月17日
株式会社 日立ハイテクノロジーズ(社長:樋口紀昭)は、次世代マスク用電子線描画装置として、100nmノード対応の「HL-7000M」を発売します。当社は1970年代から、マスク用およびウェハー直接描画用の電子線描画装置の開発、販売を行なっており、最先端マスク、最先端デバイスの開発・生産分野において、これまで約100台の納入実績を上げてきました。この度、新製品「HL-7000M」を発売することにより、電子線描画装置事業のさらなる拡大を図ります。
半導体デバイスの開発・生産に欠かせないKrFやArFのエキシマステッパーでは、回路パターンが描画されたマスクを用いて、ウェハー上に回路パターンを転写、露光します。ここで用いられるマスクに、CADで設計した回路パターンを高精度で描画するのがマスク用電子線描画装置です。
半導体デバイスの回路は年々、微細化が加速しており、現在、量産分野では、デザインルールが180nmノードから130nmノードの製品へと主力が移行しつつあります。さらにR&D分野では、100nmノードの次世代デバイスの開発がスタートし、2~3年後には本格的な生産が始まるものと見込まれています。
次世代の100nmノードのマスク量産に対応するには、高解像であると共に、高精度で、かつスループットの高い電子線描画装置が必要であり、「HL-7000M」はこれらのニーズに対して、次のように対応しています。
「HL-7000M」は、100nmノードレベルの次世代デバイスの開発、生産分野への拡販を図ることにより、初年度の売上高は100億円、2004年度には同120億円を見込んでいます。
寸法精度 | 8nm以下(3σ) |
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接続精度 | 10nm以下(M+3σ) |
位置精度 | 15nm以下(3σ) |
最小アドレス単位 | 1nm/LSB |
プレートサイズ | 5、6、7インチ |
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