2002年8月3日
株式会社 日立製作所
株式会社 日立ハイテクノロジーズ
株式会社 日立ハイテクノロジーズ(取締役社長:樋口 紀昭/以下、日立ハイテクノロジーズ)と株式会社 日立製作所(取締役社長:庄山悦彦/以下、日立製作所)は、このたび、クウェート電力水利省から300kVの超高圧変電所の建設プロジェクトを受注しました。クウェート国からの300kVの超高圧変電所の受注は、2001年2月に受注したシュアイバ地区の超高圧変電所に続き3件目になります。
両社は、1976年に共同でクウェート電力水利省から変電設備建設を受注して以来、コーディネート機能、オーガナイズ機能など日立ハイテクノロジーズの持つ商社機能と大容量クラスの機器を用いたフルターンキー方式のプロジェクトに強い日立製作所の変電ビジネスおける技術力が評価され、約25年間にわたりクウェート国各地の50箇所以上の変電設備を受注してきました。
今回受注した超高圧変電所は、クウェート国首都圏のサルミア地区に建設される変電所で、発電所から送られる300kVの超高圧電力を132キロボルトに降圧した上で、各地域の下流変電所に配電する設備を建設するフルターンキープロジェクトです。具体的には、300kV SFガス絶縁開閉装置、132kV SFガス絶縁開閉装置、300MVA主要変圧器および制御保護装置を主とする変電設備と、これらの設備一式を設置する地下1階・地上1階建ての施設の建設で、受注金額は1,150万クウェート・ディナール(約50億円)で、工期は24カ月(2004年5月完成)の予定です。
同変電所は、クウェート首都圏の電力網の根幹に位置する最重要設備であり、その建設にあたっては、最新技術を駆使した最先端の機器、システムを随所に配備するなど、優れた性能と高い信頼性を兼ね備えた変電設備となっています。
クウェートでは、社会インフラの一層の整備・拡充に向けて、今後も継続的に変電設備を建設する計画であり、多額の投資が見込まれています。日立ハイテクノロジーズと日立製作所は、これまでの経験や実績を活かすと共に、商社およびメーカーとしてのそれぞれの機能強化を図り、クウェートの変電網の拡充に積極的に関与していく方針です。
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