2003年2月18日
株式会社 日立ハイテクノロジーズ
株式会社 日立ハイテクノロジーズは、電子顕微鏡や化学分析装置などのナノテクノロジー分野およびライフサイエンス分野の最先端製品をラインアップすると共に、デモンストレーションの実施、並びにアプリケーションの開発・提供などを行う新施設として、「サイエンスラボラトリ」(茨城県ひたちなか市)を新設しました。
「サイエンスラボラトリ」は、当社が製造・販売するナノテクノロジー分野およびライフサイエンス分野の最先端の分析・解析機器のアプリケーションを開発・提供し、各ユーザーに最適のソリューションを提案することを目的としています。最先端分野では、装置性能は当然のこと、試料および分析・解析目的にマッチした前処理方法など、最適な分析・解析手順がますます重要となってきています。「サイエンスラボラトリ」では、分析・解析ニーズの変化に対応するために、試料の前処理から対応できる装置・施設・技術を一堂に集め、各装置のデータを専用LANで一元管理できるネットワークを構築。さらに、解析手法や測定結果を遠隔地とリアルタイムで情報交換できる体制を整えるなど、総合的なトータルシステムとして、ユーザーをサポートしていきます。分析技術レベルは「ISO17025」試験所認定制度の物理・機械試験分野、化学試験分野の認定を取得、国際水準の高い技術を維持しています。
「サイエンスラボラトリ」の敷地面積は約9,700m2、床面積約3,800m2の地上3階建。1階に電子顕微鏡、2階に化学分析装置を設置しています。電子顕微鏡は、微細部構造解析用の「透過型電子顕微鏡」、高精度表面解析用の「走査型電子顕微鏡」、および生物試料・先端材料表面形態観察用の小型「走査型電子顕微鏡」を設置。イオンビームによるピンポイント加工が可能な「前処理装置」と共にシステム化して配置しています。また、化学分析装置では、医薬品の品質管理などに用いられる「高速液体クロマトグラフ」、微細加工素材分析用の「分光装置」、有機微量成分分析用の「ガスクロマトグラフ」、および「質量分析計」などのシステムを設置しています。
今後は、「サイエンスラボラトリ」におけるアプリケーションの開発結果などを学会やホームページなどを使って広く提供していくと共に、分析・解析技術に関するセミナーや講習会を開催していく予定です。
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