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Hitachi

株式会社 日立ハイテク

2005年4月1日

株式会社日立ハイテクノロジーズ
執行役社長  林 將章

新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。
本日、入社式を迎えられました皆さんを心から歓迎申し上げます。

当社は、「ハイテクソリューション事業におけるグローバルトップを目指す」ことを目標にしています。世界トップレベルの技術とグローバルに展開した優れた営業力やサービス網を持っており、これらを一つに結集した強みを活かし、市場ニーズに合った製品とソリューションをタイムリーにお客様に提供してゆくべく取り組んでいます。
そして、今こそ皆さん方のような若さ溢れる力を必要としています。「社員一人ひとりの能力を尊重し、積極的にチャレンジできる会社を目指して、風通しのよい明るいオープンな社風を確立する」ことを当社の企業文化の方針とし、特に皆さん方のような若い人たちに仕事を任せ、その実力が如何なく発揮できるような職場作りに努力しています。

そこで、新入社員の皆さんに期待していることをいくつかお話したいと思います。

  1. 「チャレンジ精神の発揮」
  2. 「一流のプロになれ」
  3. 「柔軟な頭で創造的な発想を」
  4. 「チームワーク」
  5. 「真の国際人になれ」
  6. 「社会的責任についての自覚」

1.「チャレンジ精神の発揮」

当社目標の実現には積極果敢なチャレンジが必要です。常に高い目標を掲げ、それに向かって全力で取り組むことが望まれます。チャレンジは若い人の特権です。そうした努力が報われた時の喜び、充実感こそが職業人として最も生き甲斐となることだと思います。高い目標にチャレンジすることはそれだけリスクを伴いますが、失敗を恐れない姿勢が何より大事です。万が一失敗したとしてもそこから多くを学び取り、次のチャレンジに活かすことで価値が生まれます。当社は決して減点主義をとりません。むしろ挑戦する姿勢をポジティブに評価していきます。

2.「一流のプロになれ」

一人ひとりがそれぞれの分野においてグローバルなマーケットでも通用するような高度な知識とスキルを身に付け、それを仕事の場で発揮することが必要です。これまで以上に自己研鑚に努め、一流のプロとして認知されるようになって欲しいと思います。己の実力とその成果によってのみお金をもらえるのがプロであり、このプロの世界においては少しの甘えも許されません。

3.「柔軟な頭で創造的な発想を」

日々の研鑽と経験により変化の兆しを敏感に嗅ぎ取る感性を磨き、それによって市場ニーズの変化を先取りする能力を身に付けることが要求されます。そして、そのニーズに応える解を見出すに当たっては、過去の例や従来の発想に捉われず、まったく新しい視点から考える癖を身に付けていただきたい。ある時は逆転の発想も必要です。柔らか頭からの自由な発想による新規で魅力的な提案をどしどし出すようにお願いします。

4.「チームワーク」

当社では若い人にもどんどん仕事を任せてゆきます。そこでは、一人ひとりが主体性を持って仕事に取り組むことが求められますが、一方でひとりだけで出来るという仕事は少なく、ほとんどがチームを組んでの仕事になります。チームの一員として己の責任を果たしながら、チーム全体で最大の成果があげられるように関係者とのコミュニケーションを図り、お互いに協調して仕事を進めていくことが大切です。

5.「真の国際人になれ」

当社は世界各国に多くの拠点を持って、グローバルなビジネスを展開しています。若い皆さんには世界中のどこへでもチャンスを求めて飛び込んで行き、世界という大きな舞台で活躍して欲しいと思っています。コミュニケーションのツールとして語学は必須ですが、それだけでは満足のゆく仕事は出来ません。自分の担当する仕事についてプロとしての知識と見識を身に付け、また現地の事情にも通じていなければなりません。私が期待する国際人とは、グローバルな視点で物事を見、また考えられる人のことです。

6.「社会的責任についての自覚」

社会人になると、今まで以上に自分の言動一つひとつに責任を持つことが求められます。皆さん一人ひとりが当社の看板を背負っていることを常に意識し、仕事の面でも会社の外においても、それにふさわしい行動をしていただきたいと思います。法律や倫理・道徳を遵守することは当然のことですが、さらに当社の社員としては、時代がどう変わってもしっかりと守ってゆくべき基本となるものを大事にし、常に正しい道を歩むことが求められます。仕事に埋没して視野が狭くなり、会社の損得を第一優先するといった誤った考えに陥ることなく、如何なる場合にあっても常に「損得よりも善悪」という基本に従って物事を判断し、行動していただきたいと思います。

皆さん方の目の前には、挑戦し甲斐のある大きな活躍の場が広がっています。どうかいつまでも今日の感動と初心を忘れることなく、自らの可能性にチャレンジして、私どもと一緒に当社の新しい時代を切り開いていただきたいと希望いたします。
最後に、皆さん方が当社にあって大いに活躍され、実りある人生を送られますことを祈念し、私からの歓迎の挨拶といたします。

お問合せ先

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社長室 広報・IRグループ:塩澤
TEL:03-3504-5637
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