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Hitachi

株式会社 日立ハイテク

新型の計装制御システム「EX-8000」を販売開始

-シンプルな操作とわかりやすいエンジニアリング機能を実現-

2005年4月13日

株式会社日立ハイテクノロジーズの100%子会社、株式会社日立ハイテクトレーディング(本社:東京都港区、社長:西村 康彦)は、プラントの計装制御システムEXシリーズの新型機種「EX-8000」を4月15日より販売開始します。
本装置の開発・製造は、同じく日立ハイテクグループの日立那珂エレクトロニクス株式会社(本社:茨城県水戸市、社長:末廣 哲雄)が行っています。

「EX-8000」は、従来のEXシリーズの思想を継承しつつ、新たなシステムアーキテクチャや機能を盛り込み開発しました。制御実行性能を2倍(従来比)にする新しいCPUの採用や、グラフィック表現力の向上、そしてフローチャート方式のシーケンス制御構築言語の開発など従来のEXシリーズをさらに使いやすく高性能に進化させました。
目指したのは「信頼されるシステム」、「人に優しい親切なシステム」、「継承、そして進化するシステム」で、大規模連続プロセスで求められる信頼性や操作性だけでなく、小型のバッチプロセスなどで要求されるコンパクトな構成や汎用品の採用にも対応しています。
「EX-8000」はシンプルな操作とわかりやすいエンジニアリング環境を提供し、システム開発工数や運用コストの低減に貢献します。

価格は最小構成で500万円から、初出荷は7月末を予定しています。化学、食品、薬品などのバッチ生産プロセスから、燃焼・エネルギープラントや水処理施設などの連続プロセスまで幅広いプラント向けに販売し、初年度に150セット以上の受注を目指しています。

「EX-8000」の主な特長

1.「信頼されるシステム」

ハードウェアには日立グループの技術を結集し、高い信頼性の確保と長期の保守対応を可能にしています。専用マシンタイプのオペレータズコンソールは、自社製のマザーボード、ホットスワップに対応したハードディスクの二重化などにより信頼性を高めております。コントローラには、組み込み機器のRISC CPUとして多くの採用実績を持つSH4マイコン((株)ルネサステクノロジ社製)を採用し、制御実行性能レベルで2倍(当社従来製品比)になりました。
さらに、ファンやバッテリーといった有寿命製品の自己診断機能を新たに用意し、運用コストの低減に貢献します。

2.「人に優しい親切なシステム」

操作性と作業性を追及し、オペレータやエンジニアにかかる負荷を軽減します。監視・操作画面では、グラフィックの表現力向上やマルチウィンドウ機能の強化により、視認性・操作性が向上しました。また、従来のタイムチャート方式によるシーケンス制御に加え、フローチャート方式の制御ロジック作成機能を追加しました。これにより、一般的なシーケンスフローから制御プログラムを構築することが容易になり、エンジニアリング工数の削減に貢献いたします。

3.「継承、そして進化するシステム」

従来のEXシリーズのオペレーション、エンジニアリング、信頼性の思想を継承しつつ、オープン性を高め、機能・性能を向上しました。制御プログラムやプロセス入出力ユニットは、可能な限り上位互換性を保つよう設計されており、従来からEXシリーズをご使用いただいているユーザーのシステム更新費用低減に貢献します。また新しく、ターミナルサーバで全ての監視・制御のプログラムおよびデータを一元管理するシンクライアントシステムも選択できるようになり、システム構成の幅が広がるとともに、クライアント端末の保守・メンテナンスの負荷軽減が期待できます。

計装制御システム「EX-8000」
計装制御システム 「EX-8000」

日立那珂エレクトロニクス(株)ホームページ

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販売元・照会先
株式会社日立ハイテクトレーディング
計装システム営業本部 ソリューション部
担当:斉藤
東京都港区西新橋一丁目24番14号
TEL:03-3504-7311(ダイヤルイン)
E-mail:keisoku@nst.hitachi-hitec.com
開発・製造元
日立那珂エレクトロニクス株式会社
〒319-0316 茨城県水戸市三湯町500
TEL:029-257-5100(代)
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株式会社日立ハイテクノロジーズ
社長室 広報・IRグループ  担当:塩澤
TEL:03-3504-5637