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株式会社 日立ハイテク

2007年社長年頭挨拶(要旨)

「次なる目標」を達成するための、新たなチャレンジが始まる

2007年1月4日

2007年1月4日">株式会社 日立ハイテクノロジーズ
執行役社長  林 將章

新年あけましておめでとうございます。

日立ハイテクノロジーズが2001年10月に発足してから5年が経過しました。新会社として一体化を図り、全員のベクトルを合わせるため、2003年12月に新たな企業ビジョンを制定し、「ハイテク・ソリューション事業におけるグローバルトップを目指す」を合言葉に、新しい企業文化の確立と当社の多彩な経営資源がシナジー効果を生み出せるよう、注力してきました。
さまざまな施策を継続的に実行することで、2006年度の業績予想は、当社発足時と比較して連結売上高が1.3倍、連結営業利益は約4倍、また株式時価総額は2.4倍へと大きく成長しました。これもひとえに皆さんの努力のお陰であり、心より感謝申し上げます。

「次なる目標」に向かってさらなる飛躍を

この5年間で当社は大きく業容を拡大しましたが、現在の水準で満足することなく、さらなる発展を目指していきたいと思っています。昨年、2008年度を最終年度とする中期計画、そして2010年度を最終年度とする長期計画を作成しましたが、これらの達成が「次の目標」となります。日立ハイテクをどういう会社にすべきかを長期的視野に立って考え、常に高い目標を掲げて、それに向かって皆で挑戦していきたいと考えています。

「次なる目標」を達成するためにやるべきこと

目標達成のため、具体的に我々がやるべきことは下記の4点です。

  1. 「顧客第一主義のさらなる深耕」
  2. 「しっかりとした事業ポートフォリオに基づく選択と集中の実行」
  3. 「積極果敢な攻めの経営」
  4. 「経営効率・生産性の向上によるスピードある軽量経営体制の確立」

自社製品部門では、営業利益率を10%以上に高めることを強力に推進していただきたい。そのためには、何をコア事業にすべきかの選択と、リソースの集中が不可欠です。何よりも、強い製品を持つことがビジネスの根幹であり、これまで以上にニーズの先取りと開発力の一層の強化に取り組んでいただきたい。また、開発の段階においては単に性能を実現するだけでなく、品質や市場価格に対応できる競争力ある原価を実現しておくことが必要です。

付加価値付与型ビジネスへの転換を促進

商事部門では、この5年間で売上高はほぼ横ばいですが、営業利益は約2倍に伸びています。従来の「仲介商社」機能から「付加価値付与型ビジネス」への転換を促進し、積極的な営業投資によって商権の維持・拡大を図り、規模拡大と収益向上を図っていただきたい。さらに、「技術商社」としてアプリケーションやサポートエンジニアリング力を育成することがますます重要になってきますので、こうした面での投資も積極的に行って欲しいと思います。

風通しのよい組織を構築

当社グループは複数の会社・組織が統合してできた経緯からも、これまで以上に縦、および横の両方向での活発な相互コミュニケーションを行っていくことが重要です。会社の方針を全員が共有し、現場主義の徹底と一体感の醸成に一層の努力をお願いします。会社のパワーの源泉は、しっかりとした経営方針の立案・明示と、従業員一人ひとりのやる気にあります。仕事を通して、一人ひとりがやり甲斐、生き甲斐を感じるようにすることが重要であり、そのための施策を管理者の皆さんにはお願いしたいと思います。

行動原則は「基本と正道」と「損得より善悪」

予算の執行や目標の達成に当たっては、是非とも「基本と正道」を厳守し、「損得より善悪」を判断基準として行動していただきたい。法律、社会ルール、社会正義、および公序良俗を守り、企業の社会的責任を果たすことは、我々の行動原則とすべきものです。これは決して建前でなく、全員がこの行動原則を頭に徹底的に叩き込み、実際に行動していただきたいと思います。

世界に通用する真の一流企業として発展を

皆さんにお願いしたいことは、常に高い志を持ち、高い目標を掲げ、それを不退転の決意で実行、達成する努力です。これは私の信条でもありますが、困難に直面したときに「もう駄目だ」と思ったら、その時点で本当に駄目になる。「必ず成功させるのだ」とあきらめない強い気持ちを持ち続けることが、成功への根源的活力になると思います。
当社は誕生して5年の若い会社であり、社会からの認知度はまだ高いとは言えません。私は皆さんの能力を高く評価し、また皆さんの心意気なるものを信じています。現状に甘んじることなく、さらなる大きな飛躍に向けて全員で取り組んでいきましょう。顧客第一主義を一層徹底することによって、会社の規模拡大と高収益化を図り、世界に通用する真の一流企業として認められるように発展させていきたいと思います。日立ハイテクのブランドを高めて、社会の多くの人たちに当社の存在と役割を高く評価していただき、そして、皆さん全員が日立ハイテクグループで共に働いていることに喜びと誇りを感じられるように、力を尽くしていきたいと思います。

最後に、2007年が皆さんとご家族にとりまして、また日立ハイテクグループにとって、実り多い一年となりますことを祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。

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社長室 広報・IRグループ
担当:塩澤/藤井
TEL:03-3504-5637/5144
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