2007年10月16日
株式会社日立ハイテクノロジーズ(執行役社長:大林 秀仁、以下日立ハイテク)が総販売代理店契約を結んでいる米国・ネテリオン社(Neterion Inc.)の10ギガビット・イーサネット(10GbE)アダプタ『Xframe II』がこのたび、富士通株式会社(以下富士通)による多くの選考条件・品質認定試験をパスし、富士通の基幹IAサーバ『PRIMEQUEST(プライムクエスト)』のネットワークインターフェースカード(以下NIC)として採用されました。
日立ハイテクが富士通へOEM供給する『Xframe II』は、富士通『PRIMEQUEST』のオプション品の1つとして本日より販売開始され、富士通または富士通の販売パートナーを通じて世界各国のお客様へ提供されます。
「富士通の基幹IAサーバ『PRIMEQUEST』は、富士通が自社開発したチップセットやハードウェア二重化同期アーキテクチャーなどの採用により、世界最高水準の性能と信頼性を実現したオープン・ミッションクリティカルサーバです。このたび、『PRIMEQUEST』のオプション・ラインナップにネテリオン社の『Xframe II』を加えたことで、今後ますます需要が高まる10Gのネットワークに対応した富士通『PRIMEQUEST』を、世界各国のお客様へ提供できることを大変嬉しく思います」(富士通 サーバシステム事業本部 基幹IAサーバ事業部長 野田 敬人)
「日立ハイテクは、ネテリオン社の『XframeII』が富士通の定める品質基準を見事にクリアし、同製品を富士通の『PRIMEQUEST』に提供できることを大変嬉しく思います。10GbE技術が、日本におけるITのリーディングカンパニーである富士通のサーバに採用されたという今回の発表は、ネットワーク業界にとって良い事例となり、10Gネットワーク市場の拡大に繋がるものと期待しています」(日立ハイテク ITソリューション営業本部長 長尾 英則)
「ネテリオンは、当社製品が富士通の『PRIMEQUEST』に採用されたことを大変誇りに思います。本ニュースは、10GbE技術に関する重要な確証であり、市場における今後の適用拡大に拍車がかかることになるでしょう。当社の10GbEアダプタ『XframeII』と富士通の『PRIMEQUEST』のコンビネーションによって、比類無い最高のI/O性能とネットワークの高い信頼性を、現在および将来の富士通のお客様へ提供していけることを嬉しく思っています」(ネテリオン CEO兼社長 Dave Zabrowski)
ネテリオン社はカリフォルニア州に本社を置く10GbEサーバ・ストレージアダプタ、専用LSIの世界的なリーディングカンパニーで有り、同社製品「10GbE Xframe V-NICシリーズ」は、業界の最先端技術を提供可能な10Gネットワークサーバアダプタで、信頼性の高い、高速・高性能なネットワークを提供します。
社名 | Neterion Inc.(2001年設立、2005年1月に社名変更、旧社名:S2io社) |
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本社 | 米国カリフォルニア州クパチーノ(カナダ・オタワが開発拠点) |
CEO | デーブ・ザブロスキー氏(Dave Zabrowski氏) |
10ギガビットアダプターカードのハード、ドライバソフトを提供するベンダー。「10GbE Xframe V-NICシリーズ」製品は、高速通信、CPU負荷を軽減する独自のTCP/IP Offload機能を有し、大手サーバベンダーに採用された高品質、高信頼性を実現するNIC。
「Xframe II」はPCI-X1.0、PCI-X2.0 BUS用、「Xframe E」はPCI-Express BUS用。IPv6をサポート。
ドライバソフトは、Microsoft社のWindowsシリーズ、RedHat社Linux、Novell社SuSE Linux、Solaris、MAC OS、FreeBSD等の主要OS全てをサポート。2004年6月に実施のCラウンドの資金調達では(株)ジャフコも参加し、現在トータル$52M以上を調達。
10ギガビットイーサネットアダプタ
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