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株式会社 日立ハイテク

第39回技能五輪国際大会、出場3選手がメダルを獲得

前回大会に続く2大会連続での快挙

株式会社日立ハイテクノロジーズ 那珂事業所(茨城県ひたちなか市、事業所長:松坂 尚)から、第39回技能五輪国際大会(11月14日~21日、静岡県)の日本代表として出場した3選手全員が、見事メダルを獲得しました。(金メダル2個、銅メダル1個)

「CNC旋盤」職種に出場した藤本 アキラ選手と「CNCフライス盤」職種の海老根 章友選手がそれぞれ金メダルを獲得。「機械製図CAD」職種に出場した大須賀 孔明選手が銅メダルを獲得しました。
3選手とも、日本での地元開催というプレッシャーにも打ち勝ち、難度の高い課題に対して、厳しい訓練で鍛えた技能と集中力で実力を発揮して、見事メダリストに輝きました。

那珂事業所では若手技能者の育成と技能の伝承を目的に1969年より技能五輪全国大会に代表を送り出しており、以来その伝統を受け継ぎ内外に技術力をアピールするとともに、入賞の実績を積み上げてきました。今回の金メダル獲得は、前回の2005年フィンランド・ヘルシンキ大会での大貫 和俊選手(「機械製図CAD」)に続く、2大会連続での快挙となります。
また、技能五輪国際大会での金メダリストは、1973年西ドイツ・ミュンヘン大会での上遠野 徹選手(「フライス盤」)も含めて、今回の受賞により合計4名となりました。

日立ハイテクは、技能五輪への挑戦はモノづくりの原点につながると捉えており、「世界一のモノづくり集団」を目指して、今後とも若手技能者の育成と技能の伝承に取り組んでいきます。

第39回技能五輪国際大会-出場選手と結果

1.CNC旋盤

CNC旋盤
職種の概要CNC旋盤とは、加工する材料を機械の軸に固定して回転させながら、回転数や刃物の位置などをコンピュータで無人かつ自動で制御する工作機械です。この機械を使って、同じ部品を大量にまた複雑な形状の部品を製造するのに必要な技能です。競技では、図面をもとに加工方法・手順をイメージしたプログラミングをし、加工する技能を競います。
出場選手藤本 アキラ (ふじもと あきら) (22才)
結果金メダル
コメント国際大会という大舞台で世界の選手達と技を競い合い、また交流ができたことは、自分にとって大きな財産となりました。また、とても誇りに思います。そして、金メダルを胸に掲げることができたのも指導員・スタッフの方々をはじめとする日立ハイテクの「チームワーク」のおかげだと、今、感謝の気持ちでいっぱいです。

2.CNCフライス盤

CNCフライス盤
職種の概要CNCフライス盤とは、加工する材料を前後、左右、上下に動かし定位置で回転している回転切削工具の位置などをコンピュータ制御する工作機械です。この機械を使って、同じ部品を大量にまた複雑な形状の部品を製造するのに必要な技能です。競技では、図面をもとに加工方法・手順をイメージしたプログラミングをし、加工する技能を競います。
出場選手海老根 章友 (えびね あきとも) (21才)
結果金メダル
コメント今回、優勝できたのも会社一丸となってのご支援があったからこその結果と、深く感謝しています。職場に戻ったら自分の得意分野を見つけ、その分野で誰からも尊敬され、頼りにされる人間になれるよう頑張っていきます。

3.機械製図CAD

機械製図CAD
職種の概要競技では、産業機械の組み立て図面や現物部品などをもとに、指定された部品の形状を3次元CADを用いてモデルを作成し、加工方法や寸法精度など製造工程で必要な情報を含んだ2次元の図面を作成します。図面から正確な部品形状を読み取る図面イメージ力、実物モデルを正確に測定する能力、CAD操作能力、図面を描く上での規格の知識、人に分かりやすい図面を描くための表現力などを競います。
出場選手大須賀 孔明 (おおすが こうめい) (21才)
結果銅メダル
コメント今回の国際大会を含め、技能五輪に挑んでいた3年間、とても楽しんで取り組むことができました。多くの方の応援に感謝しています。今後の会社生活も、今までどおり全力で頑張っていきます。

(左から、大須賀 孔明、藤本 アキラ、海老根 章友)
(左から、大須賀 孔明、藤本 アキラ、海老根 章友)

<ご参考>第39回技能五輪国際大会の概要

技能五輪国際大会は、参加各国における職業訓練の振興及び技能水準の向上を図るとともに、国際交流と親善を目的に、1950年の第1回大会(スペイン)以来、現在は2年に1度(奇数年)開催されています。大会の参加資格は、大会開催年に22歳以下であることとなっており、主に国際大会前年の技能五輪全国大会の優勝者に出場資格があります。
今大会には46の国と地域から47職種(正式種目:38、デモンストレーション職種:4、ホストメンバー職種:5)に800名以上の選手が参加しました。

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