パッシブからプロアクティブへ
心に火をつけ、世界ナンバーワンにチャレンジ!
2008年1月4日
株式会社 日立ハイテクノロジーズ
執行役社長 大林 秀仁
新年あけましておめでとうございます。
2007年4月の社長就任以来、「スピード重視」「現場重視」「連結経営強化」「価値創造と価値回収」の考え方、仕事の進め方を日立ハイテクグループに浸透させようと、繰り返し申し上げてきました。また当社を「明るく風通しのよい会社」にしようと訴えてきました。こうしたメッセージが徐々に定着しつつあることに手応えを感じ、うれしく思っています。
さて、2008年の年頭にあたり、日立ハイテクグループで働く皆さんに、私から三つのメッセージを送ります。
2008年は、これまで以上に日立グループの総合力を活用した先取り開発、各業界の最先端を走るお客さまとのコラボレーション、グローバル戦略に基づく他企業とのパートナーシップ、アライアンスなど、さまざまな手法でスピード感ある経営を実現していきます。
常にお客さまの視点に立ち、マーケット、現場に立脚した仕事を行っていただきたい。そして、先手を打ちスピーディに行動することで変化に対応し、若々しい力で最先端、最前線、世界ナンバーワンにチャレンジする気概をもってほしいと思います。
各現場で情報交換を活発にし、どんどん新しいアイデアを提案していただきたいと期待しています。その活力が、スピードとアジリティのカギとなります。
誰かに言われるまま働いているとき、人の心はなかなか燃え上がらず、仕事の質も上がりません。しかし、自分でやると決め、納得して取り組んでいる仕事には、大きなエネルギーが湧き、周囲をうまく巻き込みながら、大きな成果を生み出すことが可能となります。誰もが心に火がついた状態で熱い気持ちを持ち、いきいきと働いている会社にしていきたいと考えています。
そのため、皆さんにぜひとも実行してほしいのが、社内外の人たちとの深いコミュニケーションです。お互いを認め合い、尊敬の念を抱いて胸襟を開くことにより、高いレベルでの気づき、成長が生まれます。年齢、性別、職位などに関わりなく、一人ひとりが持てる力を存分に発揮できることが非常に大きなポイントとなります。各部門で、誰もが侃々諤々と意見交換し、伸び伸びと交流し合える組織をつくり上げてほしいと思います。
企業が果たすべき社会的責任は大きく、われわれはさらに厳しく自らを律していくことが必要です。高い価値観、倫理基準をもち、「基本と正道」を厳守し、「損得より善悪」を判断基準として行動していただきたいと思います。
英語には「正直、誠実、高潔、健全」などの意味を含む「インテグリティ(integrity)」という言葉がありますが、日立ハイテクを、まさにこの「インテグリティのある会社」にしていきたいと考えています。「品格ある会社」と言い換えられるかも知れません。一人ひとりが信頼されるビジネスパーソンになることで、日立ハイテクが誠実な会社として世界に認められ、選ばれる会社となります。そうした誇りをもてる会社づくりの一翼を担うという自覚をもち、毎日の仕事に取り組んでいただきたいと思います。高い倫理観を持った人たちが、プロアクティブに行動し、品格のある日立ハイテクグループをつくっていく。その実現に向けて、我々全員が心を一つにして力を合わせて挑戦する一年にしたいと思います。
2008年が、皆さまとご家族にとって、また日立ハイテクグループにとって、実り多き一年となりますよう祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。
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